


「富良野ラベンダー畑へ行きたしと思へども / コロナ禍で富良野ラベンダー畑はあまりに遠し / せめては信州伊那高原赤そばの里で / きままなるひと時を過ごさん」(「萩原朔太郎」のパクリです…)ということで、長野県上伊那郡箕輪町上古田「信州伊那高原赤そばの里」を訪ねた。
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「赤そばの里駐車場」へは、中央自動車道「伊那インター」から車約15分、「伊北インター」からは車約10分で、さらに10分ほど登り下りの小径を歩くと、面積約4.2ヘクタールという「信州伊那高原赤そばの里」が眼前に広がる。山の緑と高く青い空の下、標高900メートルの里山に拓かれた真紅の花のそば「高嶺ルビー2011」の畑は、9月下旬ころから10月上旬ころまでが見ごろになるという。
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白い可憐な花ではなく、真紅の花が咲くそば「高嶺ルビー2011」は、信州大学の故「氏原暉男」名誉教授が、赤い花の咲くそばを、1987年に、標高3800メートルのヒマラヤから日本へ持ち帰り、「タカノ株式会社」(上伊那郡宮田村)と共同で品種改良をかさねて誕生させたそばだという。

