A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

「BIRDLAND」といえば一番印象に残っているのはマントラのコーラス

2007-04-03 | MY FAVORITE ALBUM
EXTENSIONS / MANHATTAN TRANSFER

QUINCYのアルバム“BACK ON THE BLACK”で、ガレスピーとクインシーが最後に出会って演奏した曲 ”BIRDLAND“はもともと「WEATHER REPORT」の演奏で有名だが。
自分にとってこの曲で印象に残っているのはMANHATTAN TARASFERの熱唱。
この「EXTENSIONS」の一曲目に収められている。

アルバムタイトルの“EXTENSION”。
そのままの意味でとれば、拡大とか伸展といった意味だろう。
WEATER REPORTもこの曲の入っているアルバム「HEAVY WEATHER」で大きく進化していった.
同じように、マントラもこのアルバムでタイトルどおり一皮向けて新しい世界に飛び込んでいった。
メンバーの一人、Laurel MasseがCheryl Bentyneに替わって心機一転再スタートした一枚だ。
内容もスケールアップしている。

マントラにとっては5枚目のアルバム。
本格的にデビューしてから4年目の1979年10月31日に発売された。
約一ヵ月後の12月8日のビルボードのTOP POP ALBUM CHARTに顔を出すほどの人気になったアルバムである。
それも、JAZZとPOPの両方のカテゴリーにランクインした最初のアルバムだそうだ。
そして、翌年のグラミー賞でこのマントラの「BIRDLAND」は「最優秀ジャズ・フュージョン・アーティスト」と「最優秀ボーカル・アレンジメント」の2部門で受賞する。
名実共にマントラは一流のグループの仲間入りをした記念すべきアルバムだ。

曲や演奏も、FUSION色の強い「BIRDLAND」で始まったかと思ったら、次には1930年代のELLAとCHICK WEB オーケストラで演った「Wacky Dust」、そしてJAZZフィーリング溢れる「Body And Soul」まで、実に多彩になっている。
ステージでは、ステージ衣装やパフォーマンスにも一捻り入れるようになり、エンターテイナーとしての貫禄も備わってきた。
当時、来日公演でもその姿を観ることができたのを懐かしく思い出す。
最近も来日しているようだが、最近はコンサートもすっかりご無沙汰。
今度来た時には、逃さず行ってみようと思う。

現在も活動を続ける息の長いグループだが、現在の確固たる地位を築いたのはこのアルバム、中でもこの「BIRDLAND」の演奏であったと思う。

MANHATTAN TRANSFERのパフォーマンスが見れるビデオクリップはこちら

1. Birdland (6:00)
2. Wacky Dust (3:10)
3. Nothin' You Can Do About It (4:25)
4. Coo Coo U (2:13)
5. Body And Soul (4:26)
6a. Twilight Zone (1:08)
6b. Twilight Tone (4:57)
7. Trickle Trickle (2:19)
8. Shaker Song (4:30)
9. Foreign Affair (3:54)

THE MANHATTAN TRANSFER
  TIM HAUSER
  ALAN PAUL
  JANIS SIEGEL
  CHERYL BENTYNE

PRODUCED BY JAY GRAYDON
コメント
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