A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

リラックスしたクラブでのジャムセッションは格別だ

2011-09-12 | MY FAVORITE ALBUM
Monday nights at birdland / Hank Mobley & Lee Morgan

ジャズの醍醐味のひとつはジャムセッション。普段一緒にやらないメンバーが他流試合ならぬバトルを繰り広げるのは何が起るか分からない楽しみもある。ジャズを聴き始めてしばらくしてサドメルに出会い、同じSolid Stateレーベルから出た、Jazz for a Sunday afternoonというアルバムに出会いすごく感激したものだ。

ジャズの本場のニューヨーク、ビレッジバンガードだけでなく、多くのクラブでジャムセッションの場を提供していた。1958年、ジャズに活気が溢れていた時代だ。この頃はどこのクラブでも熱演が聴けたに違いない。同じ老舗のバードランドでも月曜日にジャムセッションの場を提供して新人の登竜門にしていた。
JATPのように大舞台での顔見世興行よりも、このようなクラブでのリラックスしたジャムセッションは格別だ。

このバードランドは当時と場所は変わっても今でも健在だ。10年近く前に行った時は確か、TOSHIKO-TABAKINのBIGBANDを聴いた。入ってすぐのバーカウンターで聴けば大したチャージも無く聴ける店だ。ビレッジバンガードはVJOで有名だが、今、このバードランドは金曜の夕方のTommy Igoe率いるThe Birdland Big Bandの毎週ホットな演奏が聴けるようだ。一度このバンドを聴きに行ってみたいが最近は残念ながら機会がない。



さて、1958年4月、このジャズブームの熱気の中に集った若手メンバーにリーモーガンがいた。ガレスピーのオーケストラを辞めて、自分のアルバムCandyを録音した後、そしてこの年の10月にはジャズメッセンジャーに加わる前のちょうど発展途上の時の録音だ。
一緒のメンバーは、それまでブルーノトのセッションでよく共演していたモブレー、フラー、ブライアント達。ジャムセッションとはいえ、当時の仲間同士の演奏だけに一体感がある。まさに、この時代の聴衆と一体となった熱気を感じるにはスタジオよりやはりライブがいい。



1. Walkin’
2. All The Things You Are
3. Bags' Groove
4. There Will Never Be Another You

Lee Morgan (tp)
Curtis Fuller(tb)
Hank Mobley (ts)
Billy Root (ts, bars)
Ray Bryant (p)
Tommy Bryant (b)
Charles "Specs" Wright (d)

Recorded live at "Birdland", NYC, April 21, 1958


マンディ・ナイト・アット・バードランド
クリエーター情報なし
EMIミュージックジャパン
コメント
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