桜、桜と言ってるのに、
いきなり「ひまわり」って何
というのは、
「ひまわり」の映画を観てきました。
1970年公開のイタリア映画。
イタリア、フランス、ソビエト連邦、アメリカ合衆国の合作映画で、
東西冷戦時代に初めてソ連で撮影された西側諸国の映画。
名作なので、知ってはいたけど観たことはなかった。
主題曲も有名で、せつなくやり場のない哀しさがよく出てて、
映画が始まり、
ひまわり畑の風景と主題曲だけで泣けてしまうのだ・・・
この映画に出てくるひまわり畑は、
キーウから南へ500キロにあるヘルソン州にあるそうで、
彼方まで広がっているひまわりの下には、
戦争犠牲者が無数眠っているそうだ。
そして、今
このひまわり畑の空の向こうで、
黒い煙が上がり、赤い炎が空を照らしていると思うと、
どうしようもなく涙が出る・・・
*あらすじ****
第二次世界大戦中のイタリア。
ジョバンナ(ソフィアローレン)とアントニア(マルチェロ・マストロヤンニ)は、
ナポリの海岸で出会い恋に落ちる。
アントニオは、アフリカ戦行きを控えた兵士だったため、
2人は出征を遅らせるようと結婚し、結婚休暇を取ります。
休暇は、あっという終わり、
アントニオを戦地に行かせたくないジョバンナは、
アントニオの精神状態がおかしくなったと、一芝居し入院させますが、
これがバレてしまう。
懲罰によりアントニオは、最も過酷なソ連戦に送られることになります。
終戦後、なかなか戻らない夫を探すためにジョバンナはソ連へ向かい、
夫の足跡を追っていきます。
車窓から見える広大なひまわり畑。
そのひまわり畑の果てに待っていたものは・・・・
(ここまでにしておきましょう)
映画好きの友人に声をかけましたら、
昔、映画クラブに入っていたらしくて、2、3回観たそうですが、
あら、観たいと喜んでいました。
1000円で入場でき、またビックリ
「売上金の一部は、配給会社さんを通してウクライナに寄付されます」
寄付するのに、1000円で、いいの?
戦争により、狂わせされ翻弄する人生。
21世紀におこらないであろうと思っていた戦争だけど、
おきてしまった。
避難した人、戦っている人、死傷した人たちの、
人生が狂ってしまうのだ。
何度、悲劇をくり返すのか・・・。
およみいただき、ありがとうございます。