紅葉が進み、冬の気配が近づいてきました。
保全センターからお預かりしていたチョウゲンボウを放野しました。
保護日:2021年6月11日
カラスに襲われていたところを保護されました。
保全センターでリハビリを行っていましたが、骨折などないにも関わらずどうにも飛ぶ気がなく、リハビリを依頼されました。
我が家に来たのが2021年9月9日~食欲もなく、あまり動かず、生きる気力にかける子でした。
いろいろ食べさせるのに試行錯誤を繰り返し、12月に入る頃には、やっとも食欲出て、羽ばたきなどの動きも見られる様に。
年を越し、4月に入り気温も一定になったので、飛行に訓練を始めようしたが・・・換羽が。
(換羽時には訓練不可)
換羽終了後、再度訓練を始めたのが、9月になってから。ここでも試行錯誤するが、なんとか順調に
30メートルを10往復するまでに。もう放野が近いと思っていたら・・・
「高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う野鳥監視重点区域の設定」により野生動物への移動制限がかかり、しばらく放野不可能に。
↑ 換羽中 立派なオスの尾羽が2本生えてきました
↓ 全身の抜けた羽根 余裕ができたら換羽表に
10月23日00:00に野鳥監視重点区域が解除。
10月26日 足環E2(さかさま!)を左足に装着し、自宅庭(秦野市)より放野。
元気に飛んでいきました。(詳しい内容はRUNNER冬号に掲載予定。しばしお待ちを)
赤い足環を装着した鳥を見かけたらご連絡ください。
(情報提供:神奈川県自然環境保全センター)
本格的に寒い冬がやってきました。
今年最後の足環プロジェクトの報告です、
保護日:9月5日
民家のテラスでうずくまっている所を保護されたそうです。
左翼を骨折していたものの、リハビリして飛行が可能になったので、放野されたそうです。
M5の足環がついています。
放野日:12月20日
放野場所:平塚市にて
(情報提供:神奈川県自然環境保全センター)
オオタカ(ダニーくん)最後の報告です。 ・・・・残念な報告になってしまいましたぁ。
12/1 773.7g 27mを15回、飛ぶ。暴走なし、とても良い子。
もう、確実に腕まで飛んで来てくれる。この調子なら、2週間後ぐらいには放野か。
12/2 773.2g 28mを10回、時間がなくてここまで。
12/3 770.0g 訓練のため迎えに行くと、様子がおかしい!
いつもなら腕を差し出すと、自分から乗ってくれるのに乗れない、足が突っ張っている。
収容し体力をつけるためにAD缶(犬猫用高カロリー療養食)と鶏肉を強制給餌(無理や
り食べさせる事)、温かくして様子を見るが・・・・前回は、自分から食べてくれて、すぐに
回復したけが、今回は食べてくれない。
12/4 726.5g 一日、2時間おきぐらいに少しづつ強制給餌。足はあいかわらず突っ張って
いる。
12/5 738.0g 朝7:00強制給餌後、開口呼吸(ぱくぱく)になり、力つき死亡。。。。。
保全センターに連絡後、午後から久末獣医師に解剖してもらうが、解剖所見としては
「肉眼的所見により死因を究明することはできなかった」という、原因がわからない事が
わかっただけとりました。 推測ですが、
体重の減らしすぎ → でも、極端に減っているわけでもなく前日は普通に訓練。
気温の変化 → 12/2の夜はどちらかと言うと温かった。 (言い訳かな~)
足が゛突っ張っている → 神経症状!?
もとから、「何か」疾患があったのか、絶食で「何か」が発症したのか、11/25の体調悪化に
因果関係があるのか、全て?で終わってしまいましたが、野生動物と向き合う難しさをつくづく
感じる出来事。ダニーくんにとって(たぶん)辛いだけの日々になってしまいましたが、この死
をムダにしないためにも、猛禽のリハビリを続けていきたいと思います。
ブログに書くのには限界があるので、詳しい話はランナーvol.19に載せたいと思います。
元気な頃のダニーくん ☆★
ちょっと癒しに・・・我が家のフクロウのウイズリー(左翼手根関節より先端欠如による飛行不能)
オオタカのお話、続編。 今回は死の危険編。
前回の報告から24日まで、小暴走はあるものの順調に距離を伸ばして、
11月25日(月) 782.2g 11:00から1時間ほど訓練。
25mを20回飛ばしてすごく順調。が、、、!!
16:30に様子を見に行くと、ひっくり返っている?!
足をつっぱらかして硬直し、動かない・・・何が起きたのか?
とりあえずダンボール箱に入れて家の中に収容。(慌てすぎて、写真撮っておけば良かった)
原因として考えられるのは、エサのニワトリの羽毛の食べ過ぎ??
そのまま翌朝26日(火)になり、隙間から様子をのぞくと・・・生きていました。
多量なペリット(未消化物を吐き出した物)。
まだ座り込んでいる状態でしたが、食欲は旺盛。様子を見ながら食べさせる。
日中にちょっと外に出しましたが夜は寒いので、また家の中で安静。
11月27日(水) 朝から元気そうなので小屋に戻しました。(↓)
小屋ではいつもこの状態で止まっています。足はヒモで繋がれています。
訓練は飛ばすために、かなりぎりぎりの体重を維持しています。
急な気温の低下など、死の一歩手前。放野のためとは言え、過酷な試練。(オオタカも私も)
11月28日(木) 今日も訓練はお休み。体調は戻ったかな?
11月29日(金) 777.7g 訓練再開。22mを15回で終了、疲れたかな?
11月30日(土) 776.1g 27mを16回。↓ 奥にある止まり台から腕めがけて飛んで来て・・・
私は背中を向けているので、腕に来てくれるまで、まったく様子がわからない・・・。(恐)
もう確実に飛んで来てくれます。ただ、普通の道路で飛ばしているので、
当たり前だけど、背中むけている時に、車とか人が来ると・・・・・(汗)
ダニーくん、夢中でエサを食べているけど、私の右手もエサだと思って時々かじる。
血豆が・・・・。(痛) でも、よくぞ回復してくれたぁ~このくらいの痛みは耐えるぞ。
次の報告、待っててネ **
11月16日(土)796.6g 今週の訓練風景です。
止まり台でスタンバイ中のオオタカ 名前は、ダニーくん(女の子だけどネ)。
14日783.1g は、10mを20回
15日780.1g は、12mを20回と調子が良かったのに・・・・
今日は、13mを10回と、飛ぶ回数を減らし、大暴走も2回。
*暴走とは~エサをめがけて飛び立ったものの、途中で気が変わり全然別の方向へ
飛ぶ事。(オリジナル用語)
原因としては、訓練時間が2:00と早い・体重が少し多い・カメラ撮影者に気を散らす
それでも、がんばって飛んでます。(↑)
大暴走のあげく・・・・
百日紅の木にからまりました。(かんべんしてくれよぉ~)
来週には、もう少しうれしい報告ができるといいな~。
でも、距離が伸びると、トラブルが増えるんだよなぁぁぁ。。。。
ダニーくんと、がんばります **