7月24日、小田原市南鴨宮の草むらで、うずくまっているヒナがいました。
アオバズクの巣立ちヒナです。
巣立ったばかりのヒナは、すぐ飛び回ることも無く
巣の付近で、うろちょろしているものなのですが、
これを、「巣から落ちてしまって、可哀そう!怪我してるのかしら?」
と、親切に保護してしまうことが良くあります。
誤認保護(誘拐)・・と呼ばれるパターンですが、
今回も、そうでした。
保護された方の元で、1週間過ごしましたが、餌を食べず、
衰弱していくばかり・・・。
これでは、と、保全センターに連れて来られました。
外傷は無いのですが、保全センターに来てからも、
自分から餌を食べることをせず、強制給餌と置餌が続けられました。
9月に入り、ようやく自力で餌を食べるようになり、
フライングケージ(F2)でリハビリを開始しました。
リハビリも完了し、足環を付け(No.B2)放野準備OKです。
9月24日、保全センターにより、小田原市で、無事放野されました。
* 以上、神奈川県自然環境保全センターによる情報・写真提供