山裾の一部を掘削して平場を設け、神社を建てている。
今までいくつかの神社を歩いてきたが、いずれも同じだ。
多くがその横から尾根筋を経て山頂に抜けることが可能だ。
この八雲神社は、背後の竹林が藪化している。
十数年ほど前、山頂からの踏み分け道を辿って降りようと試みたが、細竹の中に紛れ込み、身動きができなくなったことがある。
山の上まで戻るのも癪だからと、竹の隙間を埃だらけになりながらも降りてきた。
出たところがこの八雲神社の裏であった。
方向をちょっと間違えると円久寺裏の湿地の谷戸に出てしまう。
円久寺裏の谷戸