ターボ・モーターの"そんなボクです..."

ギターを弾いて歌う...そしてボクはロックンロールを今日も転がす。
ターボ・モーターの気まぐれダイアリー

リトルなリチャード。

2009年06月09日 | Weblog
89年か90年頃だったと思う。
泉佐野駅の近くにあったレンタルレコード屋で、1枚のCDを借りた。

「リトル・リチャード・グレイテスト・ヒッツ」

当時、バンドブーム絶頂期だったが、ボクの興味は、人気だったバンドよりも、50~60年代のロックン・ロール(チャック・ベリーやエディ・コクラン、バディ・ホリーにビル・ヘイリー...もちろん初期のビートルズもネ)に注がれるようになっていった。
ジャムやザ・フーなんかのブリティッシュビート系のバンドを聴くようになったのもこの頃。

何気なく「おっ、いっちょ聴いてみるか!」的にレンタルしてきて、聴いてみたんやけど。

まぁ、アタマからブッ飛んだネ。
「のっぽのサリー」のシャウトぶり!やられた...鳥肌立ちまくり。
続く、「キープ・ア・ノッキン」のアタマはドラムからなんやけど、レッド・ツェッペリンの「ロックン・ロール」のフレーズと全く同じ。まぁ、こっち(リトル・リチャード)が先なんやろうけどサ。

アルバム最後まで、アップテンポなナンバーが目白押しで、それから毎日のようにこのアルバムを聞きまくった。やっぱあのシャウトがスゴクかっこよかったナ。

しばらくはカセットテープにダビングして聴いてたんやけど、やっぱCDが欲しくなって、街のレコード屋さんに買いに行くことに。

当時はネットも無いし、店員さんに「あのこんなタイトルのアルバム欲しいんですけどぉ...」て言うと、店員さんが一冊のぶ厚い本を出してくるワケ。
まぁ、これが「取り寄せ可能なCD」を掲載してあるカタログで、その中に同じタイトルを見つけて注文してくれるんやけど。

数日後、入荷の知らせを聴いて、取りに行ったら、全然違うジャケットのリトル・リチャードのベスト盤が届いてて...
「まぁ、ええか~中身は一緒やろ?」なんて思って帰って聴いてみたら、全然今まで聴いてたのと違ってて、またショック...

50年代の録音された、よりロックンロールな感じなんやけど、今までのヤツの方がパンチが効いてて、なんかもの足りなくってネ...

後日あらためて、ミナミまで出かけ、自分の目でジャケも確かめて、買い直しました。

一番最初にレンタルしてきたのは、ゴスペル界から復帰した60年代初期に再録音された音源を集めたモノ。
間違って取り寄せて買ったのは、50年代のスペシャリテイーレコードからリリースされた音源を集めたモノ...どうやらそういうことらしいですナ。

どちらも魅力的な、好きなアルバムです。

あんなふうにシャウトできたら最高でしょうな~

ガツ~ンと行くで!という時にはぜひ聴きたい1枚...(あっ2枚か。)です。

「Lucille」/ Little Richard
http://www.youtube.com/watch?v=nfNAWt0TIqQ&feature=related