「テメーなんて毎日が夏休みじゃねぇか?」なんて思われてるかもしれないんだけど、それは違うネ。
「毎日が夏休み"気分"」なんだョ...キ・ブ・ン。
ま、本当の夏休みなんて、もうずいぶん昔のお話だけどネ。
14才。
中学最後の夏休み。
卓球部だったんだ。
市の大会は、団体も個人も優勝。地区大会も団体はベスト8だったけど、シングルは2位だったしネ。
府下大会なんて、アッという間に敗退したけど、それは仕方ない。
もう強い選手との実力のレベルが違い過ぎるもの(笑)
そそくさと記憶の中から消し去ってやったんだ。
そうだョ。今も昔もイヤなコトは、忘れちゃうに限るネ...
ま、今も昔もなかなか上手くいかないんだけどサ。
ま、そんな「なんとか見事に有終の美を飾りました」的ムードを、自分で必死に漂わせながら、クラブは引退。
受験勉強しなきゃいけないんだけど、まだ受験までは半年くらいあるしサ...今イチ実感が湧かないのよ。
特にすることもなく、「あぁ、8月いっぱいで"夕焼けニャンニャン"終わるのか...」なんて思いながら、毎日ボンヤリ過ごしてたネ。
そんなある日の夜中...
暑さのせいかなかなか眠れなくて、ふとテレビを点けたのがすべての始まりだった。
「おっ、どうやら誰かのコンサートだな?」なんて思って見てたたら、坊主アタマでヒョロッとしたニイチャンが、ピョンピョン跳び跳ねながら、目ん玉ひん剥いて、まるで叫ぶように歌い出したんだ。
叫ぶように歌ってたけど、コトバはハッキリとこの胸に突き刺さってきた...「キスしてほしい」という曲だった。
その瞬間、もう何がどうなったのか分からないほどの衝撃を受けたんだ。
「何じゃコリャ?...」なんて、どっかの刑事ドラマの名ゼリフみたいな言葉を、おそらくボクは吐いてしまったような気がする。
そんなライブの映像が終わったあと、ボクは、おそらくいろんなコトをアタマの中で必死に整理しようとした。
一体、今さっきボクが目にしたのは何なんだ?...おそらくロックバンドのコンサートだろう。
あれは歌なのか?...いや、間違いなく歌だ。
コイツら、何ていうバンドなんだ?...そうか!コイツらが、ブルーハーツか!
あの歌ってるヤツは誰だ?...
オレも丸坊主(校則で2枚刈り)だけど、何か全然違うじゃないかっ!...とかその他イロイロ。
まぁ、それはそれは衝撃的な出来事だった。
ザ・ブルーハーツ、名前は覚えたけど、いかんせん中学生。
クラスメートのお兄ちゃんとかが持ってたLPを、3回くらいダビングしたであろうと思われるカセットテープで毎日彼らの曲を聴けるようになるには、しばらくの月日が経っていたっけ。
メジャーデビューしたばかりのブルーハーツの人気は、まさにうなぎ昇り!
ボクが「そろそろ本格的に受験勉強やんなきゃヤべぇぞ」ってケツに火がつき始めた頃には、テレビの歌番組にも出演するようになっていた。
リンダリンダ THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ
https://www.youtube.com/watch?v=GcvYz1xK7WI
歌や演奏だけじゃなくて、4人の話し方やキャラクター...全てが個性的でカッコよかったんだ。
メンバーのキャラクターがハッキリしないバンドは、やっぱ魅力的じゃないネ。
このバンドのベースと、このバンドのベースが入れ替っても、見た目的にはあんまり違和感無いとかサ。
...もう残念過ぎるじゃない。
閑話休題。
ボクもなんとか高校受験も終えた。
一応、卓球の名門として有名だった(?)高校へ入学した。
だけど、あんなに夢中で打ち込んだ卓球への情熱は、その頃になると、もうすっかりなくなってたんだ。
新しくやりたいことが見つかってネ。
バンドだよ、バンド!...「もうコレしかねぇな!」って感じだった。
そう!
ヤツらみたいに、ボクも一発賭けてみようと思ったんだ。
高校に入学してまもなく、念願のCDラジカセとギターを手にし、ボクもバンドを組んで活躍することを夢見始めた。
ギターも最初はてんでダメだったけど、しばらくして明星の歌本「Yong Song」(略してヤンソンね)で、長渕剛の「SUPER STAR」を何とか弾けてるような気になってからは調子が出てきた。
おそらく次に弾けてるような気になったのは、「リンダリンダ」だったと思うんだけど、もう今となっては定かじゃない。
いずれにせよ、10代の頃のボクのココロをとらえてはなさなかったバンド、ザ・ブルーハーツ。
アルバムの中では、1st「THE BLUE HEARTS」から2nd、3rdの「TRAIN-TRAIN」あたりがやっぱ好きだナ。
ま、今でもいろんな場面で耳にすることがよくあるし、自分でも聴いたりするワケだけど。
そういえば昔、「鴻上尚史のオールナイトニッポン」でよくブルーハーツの曲がかかるので、楽しみに聴いてたっけナ。
まだ音源になる前の「青空」とか「1985」のライブテイクとかネ。
そんなの夜中に聴くと、胸高鳴って眠れなくっちゃうんだけどネ(笑)
でも、ホントにいい時間だったナ。
今まで書いてきた事は、もうホントにずいぶん昔の話だけど、やっぱりこんな暑い夏の夜はあの14才の頃を思い出すんだョ。
今も昔も、イヤなコトはできるだけ忘れちゃおうとするけどサ。(ま、今も昔も、やっぱりなかなかそう上手くは、いかないんですけど。)
きっとボクが初めてブルーハーツを見た"あの夏の真夜中の衝撃"は死ぬまで忘れないだろう...絶対に。
キスしてほしい - THE BLUE HEARTS '87 9 27
https://www.youtube.com/watch?v=6ky6Bj0cE2M
超大型の台風、接近中の夜に
ターボ・サマー・ホリデー(安易)
「毎日が夏休み"気分"」なんだョ...キ・ブ・ン。
ま、本当の夏休みなんて、もうずいぶん昔のお話だけどネ。
14才。
中学最後の夏休み。
卓球部だったんだ。
市の大会は、団体も個人も優勝。地区大会も団体はベスト8だったけど、シングルは2位だったしネ。
府下大会なんて、アッという間に敗退したけど、それは仕方ない。
もう強い選手との実力のレベルが違い過ぎるもの(笑)
そそくさと記憶の中から消し去ってやったんだ。
そうだョ。今も昔もイヤなコトは、忘れちゃうに限るネ...
ま、今も昔もなかなか上手くいかないんだけどサ。
ま、そんな「なんとか見事に有終の美を飾りました」的ムードを、自分で必死に漂わせながら、クラブは引退。
受験勉強しなきゃいけないんだけど、まだ受験までは半年くらいあるしサ...今イチ実感が湧かないのよ。
特にすることもなく、「あぁ、8月いっぱいで"夕焼けニャンニャン"終わるのか...」なんて思いながら、毎日ボンヤリ過ごしてたネ。
そんなある日の夜中...
暑さのせいかなかなか眠れなくて、ふとテレビを点けたのがすべての始まりだった。
「おっ、どうやら誰かのコンサートだな?」なんて思って見てたたら、坊主アタマでヒョロッとしたニイチャンが、ピョンピョン跳び跳ねながら、目ん玉ひん剥いて、まるで叫ぶように歌い出したんだ。
叫ぶように歌ってたけど、コトバはハッキリとこの胸に突き刺さってきた...「キスしてほしい」という曲だった。
その瞬間、もう何がどうなったのか分からないほどの衝撃を受けたんだ。
「何じゃコリャ?...」なんて、どっかの刑事ドラマの名ゼリフみたいな言葉を、おそらくボクは吐いてしまったような気がする。
そんなライブの映像が終わったあと、ボクは、おそらくいろんなコトをアタマの中で必死に整理しようとした。
一体、今さっきボクが目にしたのは何なんだ?...おそらくロックバンドのコンサートだろう。
あれは歌なのか?...いや、間違いなく歌だ。
コイツら、何ていうバンドなんだ?...そうか!コイツらが、ブルーハーツか!
あの歌ってるヤツは誰だ?...
オレも丸坊主(校則で2枚刈り)だけど、何か全然違うじゃないかっ!...とかその他イロイロ。
まぁ、それはそれは衝撃的な出来事だった。
ザ・ブルーハーツ、名前は覚えたけど、いかんせん中学生。
クラスメートのお兄ちゃんとかが持ってたLPを、3回くらいダビングしたであろうと思われるカセットテープで毎日彼らの曲を聴けるようになるには、しばらくの月日が経っていたっけ。
メジャーデビューしたばかりのブルーハーツの人気は、まさにうなぎ昇り!
ボクが「そろそろ本格的に受験勉強やんなきゃヤべぇぞ」ってケツに火がつき始めた頃には、テレビの歌番組にも出演するようになっていた。
リンダリンダ THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ
https://www.youtube.com/watch?v=GcvYz1xK7WI
歌や演奏だけじゃなくて、4人の話し方やキャラクター...全てが個性的でカッコよかったんだ。
メンバーのキャラクターがハッキリしないバンドは、やっぱ魅力的じゃないネ。
このバンドのベースと、このバンドのベースが入れ替っても、見た目的にはあんまり違和感無いとかサ。
...もう残念過ぎるじゃない。
閑話休題。
ボクもなんとか高校受験も終えた。
一応、卓球の名門として有名だった(?)高校へ入学した。
だけど、あんなに夢中で打ち込んだ卓球への情熱は、その頃になると、もうすっかりなくなってたんだ。
新しくやりたいことが見つかってネ。
バンドだよ、バンド!...「もうコレしかねぇな!」って感じだった。
そう!
ヤツらみたいに、ボクも一発賭けてみようと思ったんだ。
高校に入学してまもなく、念願のCDラジカセとギターを手にし、ボクもバンドを組んで活躍することを夢見始めた。
ギターも最初はてんでダメだったけど、しばらくして明星の歌本「Yong Song」(略してヤンソンね)で、長渕剛の「SUPER STAR」を何とか弾けてるような気になってからは調子が出てきた。
おそらく次に弾けてるような気になったのは、「リンダリンダ」だったと思うんだけど、もう今となっては定かじゃない。
いずれにせよ、10代の頃のボクのココロをとらえてはなさなかったバンド、ザ・ブルーハーツ。
アルバムの中では、1st「THE BLUE HEARTS」から2nd、3rdの「TRAIN-TRAIN」あたりがやっぱ好きだナ。
ま、今でもいろんな場面で耳にすることがよくあるし、自分でも聴いたりするワケだけど。
そういえば昔、「鴻上尚史のオールナイトニッポン」でよくブルーハーツの曲がかかるので、楽しみに聴いてたっけナ。
まだ音源になる前の「青空」とか「1985」のライブテイクとかネ。
そんなの夜中に聴くと、胸高鳴って眠れなくっちゃうんだけどネ(笑)
でも、ホントにいい時間だったナ。
今まで書いてきた事は、もうホントにずいぶん昔の話だけど、やっぱりこんな暑い夏の夜はあの14才の頃を思い出すんだョ。
今も昔も、イヤなコトはできるだけ忘れちゃおうとするけどサ。(ま、今も昔も、やっぱりなかなかそう上手くは、いかないんですけど。)
きっとボクが初めてブルーハーツを見た"あの夏の真夜中の衝撃"は死ぬまで忘れないだろう...絶対に。
キスしてほしい - THE BLUE HEARTS '87 9 27
https://www.youtube.com/watch?v=6ky6Bj0cE2M
超大型の台風、接近中の夜に
ターボ・サマー・ホリデー(安易)