今回も前回に続いて白が24手目にB12に打ってきた変化を紹介していきます。
黒が25にツケて来た時に26と押すのは、AIの最有力候補の一つです。
その後はほぼ一本道で、黒37まで進みます。途中、白34で35に下がるのは、普通に34につないで大丈夫です。
白38はD10と迷うところです。
攻め合いは白負けですが、図のように利かす狙いがあり、またコウ材も豊富です。
しかし、さすがに左上の黒地が大きく、二つの白石がまだ完全に治まっていないので、下図の勝率が示す通り少し黒がいいようです。
相変わらず三々が好きです。
ちなみに、白が早期に41にアテておかないと、逆に黒から41を決められて、大変なことになります。
次に進む前に、白J16に対する決め手を考えてみてください。
これが決め手です!この後、白A18、黒C16、白C18、黒H15、白H14、黒G12、白G19、黒F19、白H19、黒F11、白E17、黒D14、白F18という展開が予想されますが、黒にJ15などに回られて、半ツブレです。
この手は私が発見しました。ここだけはAI の読みを上回ったようです!
この局面の想定図です。候補手を見ると、AIも予想外の手を打たれると、動揺することが分かります(・・?
様々な面白い変化があるものですね。