Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

帰国する事になりました

2011-06-13 02:31:17 | お知らせ
突然ですが、2011年の12月までマドリードにいる予定が変更になりました。
7月末にマドリードを引き上げ一時帰国ののち、今度は中国の上海に行く事になりました。

これも夫のMBA留学の一環で、今のマドリードで通ってるビジネススクールから今度は中国の上海へ交換留学する事になったのです。

元々夫は、8月の1ヶ月間、東京で企業研修を予定していたので夫は一時帰国する予定だった。
私はうっぐの事を考えると、一旦日本に帰ってしまうと、スペインに戻りたくないと言い出さないかとか、せっかく慣れてきたのに、また時差ぼけから直していかないとならないとか、色々考えて私とうっぐだけスペインに残る予定だった。
そして、9月からはこっちの学校に入れようと学校の情報を集めたりもしていた。

6月に入り最終決定が出て、上海行きが決まり夫は、9月~1月まで。
私とうっぐはまだどれ位いるかは決めてませんが、とにかく、マドリードを引き上げる事となりました。

この1週間は、家の事や荷物の事で結構バタバタ

このアパートは、急いで不動産会社に連絡、大家さんと話してもらい、通常1年契約で、それ以内に退居する場合は、家賃一ヶ月分のペナルティがあるらしいけど、ラッキーな事にそのペナルティも支払わずに済みました。
そして、この部屋はもう既に「貸し出し物件」になっていて、早速人が見に来る予定が入ったりしてる。

荷物も段ボール箱を一つ、船便で送ることになったのでその手配もしたりと着々と帰国の準備を始めたところです。

船便は、スペインの郵便局でも取り扱ってるようだけど、日本の引越し業者が行っているサービスと殆ど値段が変わらないので、私達は日本の業者を利用する事に。

3編の合計が150cm、重さ20キロ以内のダンボール一つ130€。
マドリードから日本door-to-door、輸入手続きまで全てやってくれると言うし。

そんな訳で、マドリードでの生活も残りあとわずかになってしまいました
急にバタバタと落ち着かない日々を送ってます。
これからまた毎週の様に旅行に出たりします。
ラストスパート、楽しまないといけません。

これからも引き続き、応援よろしくお願いします


サッカー観戦 -Corazon Classic 2011-

2011-06-13 01:28:10 | 日記 -Spain-
6月5日(日)

バレンシアからマドリードに戻って来たその足でそのまま、サッカー観戦へ

Corazon Classic Match 2011と言う、アフリカへのチャリティー試合。
レアル・マドリッドとバイエルン・ミュンヘンのOBが対戦。
場所は、レアル・マドリッドの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu)スタジアム。
19:30キックオフ。
出場メンバーは、ジダンやフィーゴ等大物揃い。

詳しくは、こちらReal Madridのサイトへ。

とにかく、サンティアゴ・ベルナベウに一度行ってみたかったのとジダンを見たかったから、旅行帰りにも関わらず荷物を持ってそのままスタジアムに向かった
バレンシアからの列車が1時間近く遅れた為、キックオフの19:30には間に合わず、20時過ぎに到着。
事前にインターネット予約をしていたので、予約したクレジットカードを見せて、窓口でチケットと交換。



スタジアムの中に入ったけど、旅行帰りでキャビンサイズの小さなトランクを持っていた私達は、荷物を持って入れないと言われ、入口で預ける事に。
試合が終わる10分前にはとりに来る事で中に入れてもらえた。

私達の席は2階席。なんと一人5€!

緑がキレイ~!

お目当てのジダン!すぐに分かります。
うっぐも「頭の光ってる人どこ?」と聞きながら結構真剣に見入ってる


シーズン中の試合ではないので、プレイヤーも観客も和気アイアイな雰囲気で和やかです。


後半に入り、もうジダンは出てこないかな~と思っていたら、後半の半分位は頑張ってくれました
皆も大喜び。

ジダンのコーナーキック。

実は、後半戦から雷がゴロゴロ、ピカピカ
アリーナ席の人達は、雨合羽をかぶってみていたけど、あまりの土砂降りの雨に屋根のあるところに退避。

私達は屋根の下でよかった~。
ゲーム自体はあまり面白くない試合だったけど、雷が鳴る度にみんな大歓声、ウェーブも何周もやってきて盛り上がってました。

始めはビックリしていたうっぐも一緒にウェーブを楽しんでます。

最後の方は、バケツをひっくり返したような雨!!


荷物を受け取る為に最後まで試合は見れなかったけど、結果は8-3でレアルの勝ち。
ジダンを見れたので大満足

スタジアムを出る頃には、あんなに激しかった雨も小降りに。
言うまでもなく、最寄の「Santiago Bernabeu」駅はごった返して切符を買うのに一苦労。

何とか無事に家にたどり着き、長い長い一日が終わりました。

南アフリカのW杯の時から、ヨーロッパ杯もスペインが優勝。
いい時にスペインに居れたのに、本当の試合は見に行けなかったのが本当に残念に思えてしまいました...
高くても行くべきだったかな...とちょっと後悔

でもスタジアムの中で試合が見れたからよしとしよう



近代都市バレンシア(Valencia) -3-

2011-06-10 02:20:26 | 旅行 -Spain-
最終日、6月5日(日)

同じビーチだけど、少し離れたところでのんびり過ごす事に。

うっぐ、なんと前の晩、蚊に20箇所以上も刺され、かわいそうな事に!

痒いよ~!
私はうっぐが蚊に刺されないよう夜中ずーっとシーツをかぶせたりしていたけど、どうやら無駄な抵抗だったらしい。
足、腕、手のひら、指、顔、耳にまで刺されて本当に可愛そう。
隣で寝ていた私と夫は一箇所も刺されていないのに...
ごめんね...


少し離れた方のビーチは、遊歩道もより整備されていて、所々に小さい子供用の遊具があったりして、とっても気持ちがいい。

↑これは船型の噴水。


海で遊んだその足で、帰路へ。
Renfe AVEの駅、Valencia Joaquin Sorollaはとっても新しいと思ったら2010年にオープンしたばかり。

メトロの駅も今は「Joaquin Sorolla」だけど、2010年暮れまでは「Jesus」と言う名前だったらしい。どうりで地図に載ってないわけだ...

なんとか無事到着。
中はいきなりRenfe AVEが並んでいて、うっぐ大興奮!

これは、日本の新幹線で言うならば「N700系のぞみ」ってところでしょうか。

でも私達が乗るのは、こっち「こだま」のAlvia。
偶然にもうっぐが持っているのと同じ型。


うっぐはまだ、席を使わないのであればタダで乗れるので、私の膝の上。
あっという間に熟睡。
外は、オレンジやオリーブ畑が続いている。


実はこの日、マドリードに戻ってから元レアル・マドリードにいたジダンや有名プレイヤーが来てチャリティーマッチをするので、サッカーを見に行く事になっていたのだ。
まだまだ長い一日。

18:25にマドリードのアトーチャ着の予定。
Renfe AVEはスペイン人の本気って感じで、時間には本当に正確で有名。
安心して私も暫く寝てしまった。

ところが途中のアルベセーテと言う駅で30分位停まってる...
なんか嫌な予感。
その後も何度もゆっくり走ったり止まったり...
結局私の時計で55分遅れてアトーチャに到着。
4時間も乗りっぱなしでさすがに疲れました...

その後は言うまでもない。大急ぎでサッカースタジアムに向かったのだけど、この話はまた次回。

そして、後日友達に教えてもらった嬉しい話!
なんとRenfe AVEは、5分でも送れると料金を返金してくれるのだそう。
路線によって返金率が違うけど、マドリード~セビーリャ線は、5分遅れただけで代金100%戻ってくるらしい。

私達が乗ったAlvia線は、20分以上で25%、40分以上50%、60分100%返金されると言う。
しかも乗車日より3ヶ月以内に申告すればいいらしい。
こんなシステムがあるから、時間に正確なんだ...

早速、本日チケットを持ってアトーチャのCustomer Serviceへ行き、チケットにスタンプを押してもらい、返金してもらう準備は整いました。
やっぱり55分の遅れ。50%戻ってきます
(返金をしてもらうカウンターが激混みの為、また後日並ぶ事にしました)

Renfe AVE遅れた場合の返金に関するサイト(スペイン語/英語)

それにしても行き帰りとも色々ハプニング続きのバレンシアの旅行になってしまったけど、バレンシアの街は本当にモダンで、でも旧市街はとても綺麗で、お米もオレンジも、食べ物は本当に美味しかった!


近代都市バレンシア(Valencia) -2-

2011-06-09 23:52:43 | 旅行 -Spain-
6月4日(土)-第2日目-

朝、ゆっくり目に起きて恐る恐るカーテンを開けるとなんと太陽が眩しい~
快晴です!しかも暑そう~

しかし、油断ならない海の天気。行ける時にとこの日は朝から目の前のビーチへ。

近くのスーパーで飲み物とスナックを買いに行く為にホテル近くの住宅地へ。
普通のアパートのパティオ。気持ち良さそう。


ビーチへの道はいつでもどこの国でもワクワクします。


しかし、このビーチ、本当に広い!!


なんとなくうっすら雲もあったし今回は、パラソルと椅子は借りずに、砂にパレオを引いて陣地をとる。
まだまだ水は冷たい!

海に入る気満々だったうっぐも暫くペットボトルで遊ぶ。


少しお日様が出てきたところでパパと二人で海に入っていったけど、うっぐはプルプル震えて帰って来た。

ちょっとまだ早かったみたい...残念!

ビーチ前のレストランもお昼の準備でいい臭いが風に運ばれてきます。

こんな看板、可愛いね~。

でも私達は、バレンシアの芸術・科学都市を目指して街中に向かう。
すごく古い教会の横を通り、


途中のカフェでランチを済ませ、スペイン唯一のデパート「エル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)」を通り抜けたら、なんだか一気に近代都市に。


そして、50年ほど前に大洪水を起こした川を公園にした川床に建てられた芸術・科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)が見えてきました。周りも綺麗に整備されていてとっても綺麗。

うっぐも橋を渡ったり、走る、走る。


この印象的な現代建築群の設計者はバレンシア生まれの建築家・構造技術者サンティアゴ・カラトラバと、マドリード生まれの建築家フェリックス・キャンデラ。
劇場やMAXシアター、プラネタリウム、散策路、バレンシア固有の植物種の植えられた庭園、オノ・ヨーコらの彫刻のある彫刻庭園、科学博物館、ヨーロッパ最大の水族館などがある。


ここで気がついたことが。
前日に偶然乗り換えた、白いタイルのガウディチックだった駅はここと同じカラトラバのデザインだったんだ...



遊歩道に面白い展示がしていて、雨模様になってしまった空に色を付けてくれてました。





これがまた青空だったらまた違ったイメージだったのだろうけど、これもまたよし。
スケールが大きくて迫力ありすぎ!!


感動の余韻を残したまま、芸術・科学都市をあとにし、


引き続き、この元々川だった公園を歩いて、旧市街に向うが、急に雷が鳴り、土砂降りの雨に
橋の下で雨宿り。
よく見ると明り取りもワシの顔になっていて、こんなところにも気を使っているんだ。


小降りになったところでひたすら公園を歩いて行くと、またまたかっこいい建物に出会い、前の噴水も派手です。


所々にバレンシアオレンジの木が植えてあるけど、考える事は皆同じ。

上の方にしかオレンジがない...届きません。試食できずに残念!

ジャカランダの花は調度咲き終わりの頃。


新しい橋、古い橋を何本もくぐり、
 ←Puente del Mar

ようやく旧市街へ。
ガラッと雰囲気が変わります。


お目当ては、世界遺産にも登録されているロンハ・デ・ラ・セダ(la Lonja de la Seda)。
「絹の賞品取引所」の意味で、イスラムの王宮跡に15世紀末、建てられた。
古くから地中海貿易の中継基地として栄えていたバレンシアは絹工業/絹製品取引は15世紀頃最盛期を迎えていたらしい。
取引を行ったサロンの柱と天井の模様がヤシの木に見えて、楽園を表現しているように見える。



その取引で支払いが出来なかった人の牢獄や、スペイン初の商事裁判所などもあり歴史的に重要な建物だそうです。

ラ・ロンハの向かいにはバレンシアの台所の中央市場(Mercado Central)があるけど、午後はお休み。
市場横のスタンドで、バレンシア地方生まれのオルチャータ(horchata)(1.50€)と絞りたてのオレンジジュース(2.50€)を飲んでエネルギージャージ。


オルチャータとは、キハマスゲの地下茎の絞り汁に水、砂糖もしくは蜂蜜を加えて作られる豆乳に似た飲み物。うっぐは結構気に入っていてマドリードでも良く飲んでる。

その後は、翌日の帰りのRenfeの乗り場を確認しに、スペインの国鉄Renfeのバレンシア・ノルド駅に向かう。

行きは飛行機だったのに帰りは電車。
これには理由があります。

バレンシア行きのフライトを予約したのは、2月の頃。
5月に入り予約したインターネットの会社からフライトが変更になったとメールが送られてきた。変更内容は時間が数時間早まっただけ。
すぐ同じようなメールが送られて来たから、同じものが送られてきたと思って、よく読んでいなかった。
そして、当日、Online Checkinをしようとよくメールを見てみると、日曜日の便が月曜日に変更、しかも2通目で月曜日の夜遅い便に!
ありえない~!と慌てて、航空会社と予約したサイトに電話。
なんと日曜日には直行便がなくなってしまったらしい。バルセロナ経由、マヨルカ島経由だったり。
1時間足らずで帰ってこれるのに1日かけて帰るのはバカバカしいので、フライトは諦める事に。

格安チケットは通常キャンセルや変更は出来ないけど、今回はキャンセルしてもらい、帰りの便のぶんだけ返金してもらう事ができた(英語での交渉OK)。

気持ちを切り替え、慌ててRenfeでマドリードに戻る便を探し、無事に席が取れた。
だけどバレンシアの出発駅名がバレンシア・ノルテではなく、「Valencia Joaquin Sorolla」と書いてある。
ホテルの人に聞いても同じ駅だと言うので確認の為に駅のインフォメーションセンターに聞きにいく。
ノルテからは送迎バスで10分のところのRenfe AVE(スペインの新幹線)専用の新しい駅だという事が判明。
すぐ近くに同じ名前のメトロの駅もある事も分かり、安心して、ホテルに帰ることが出来た。

それにしてもこの駅、外装も内装もバレンシアオレンジ一色。


とにかく沢山歩いた一日。うっぐもよく頑張った!
レストランを探していたら、遊歩道に焼きとうもろこしを焼いている夫婦が。
1本2€で炭火焼き。

うっぐ、ペロリ。完食。

軽く夕食を済ませ部屋に戻ったらなんとタイミングよく花火が上がってました!


本当に一日中歩いてた...
足が棒のよう。うっぐもよく頑張った!
翌日は待望のRenfeが待ってるよ~。
ゆっくりお休み

(つづく...)



近代都市バレンシア(Valencia) -1-

2011-06-09 02:06:35 | 旅行 -Spain-
6月3日(金)~5日(日)2泊3日のバレンシアの旅。

夫が金曜日の授業を終えてから出発し、1時間弱のフライトで19時にバレンシアに到着近い!
そう、バレンシアはマドリードから一番近い海のある街。

空港からメトロ(3号線と5号線)で市内まで約20分(2.40€/人)。
私達は予約したホテルのある港近くのアレナス・ビーチ(Playa les Arenes)まで更に15分乗ります。

切符がなんともコミカル!だけど、ちゃんと「席を譲りましょう」と言うメッセージ。


途中、3号線から5号線に乗り換えた、白いタイルがキラキラ、ガウディチックな駅「Alameda」。

うっぐ的にラッキーな事に、途中で路面電車に乗り換えて「Neptu」と言う5号線の終点駅まで乗る。
 

路面電車の停留所の前にこんな物も。そう、バレンシアはF-1も開催される街でも有名。


もう20時を回ってるけどまだまだ明るい。海の雰囲気たっぷり!


ビーチに出ました!

広~~い!

うっぐ、走らずにはいられません


ホテルも海が目の前。小さいけど気持ちのいいホテル


バレンシアは何と言ってもスペインきっての米どころ。スペイン料理の代表、パエリアもバレンシア地方で生まれた料理だそう。
ホテル近くのArrozeria(米料理屋さん)に入り、パエリアセットを注文。
スターターは、パプリカとツナのサラダとイカの炒めもの。

そしてパエリアはあえてシーフード。

さっぱり、あっさりでとっても美味しかった!
デザートまで付いて一人18€なり。

うっぐも超~ご機嫌です。

部屋に戻った頃にはもう23時。
ホテルの下はかっこいいバルだし、夜風にあたって散歩もしたい気分だけど、そこは我慢。まだ1日目。

天気予報ではこの週末は雨模様。しかも雷雨も…かなり心配です…



(つづく…)