厚生労働省HPによると、
猛暑の影響もあり、昨年の職場での熱中症による死亡者は47人(平成21年8人)と
熱中症と分類して統計を取り始めた平成9年以降、最も多い人数となりました。
業種別にみると、「建設業」(17人←平成21年5人)、「製造業」(9人←同1人)
「農業」(6人←同0人)、「その他の業種」(10人←同0人)において、大きく増加しました。
また、災害件数の94%が7、8月の両月に発生し、43%が作業開始から7日以内に発生しています。
こんばんは!寄居町商工会・田辺です!
先週に引き続きになりますが・・・・
厚生労働省・埼玉労働局HPに、特に気をつけなければいけない
職場での熱中症予防について掲載されていましたので、ご紹介いたします。
職場での熱中症の予防について・・・
・ WBGT値(湿球黒球温度)を測定することなどにより職場の暑熱の状況を把握し、
作業環境や作業、健康の管理を行う
・ 熱への順化期間(熱に慣れ、その環境に適応する期間)を計画的に設定する
・ 自覚症状の有無にかかわらず、水分・塩分を摂取する
・ 熱中症の発症に影響を与えるおそれのある、糖尿病などの疾患がある労働者への健康管理を行う
ちなみに・・・熱中症とは
高温多湿な環境下において、体内の水分及び塩分(ナトリウム等)のバランスが崩れたり
体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称で、めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直
大量の発汗、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐(おうと)・倦怠(けんたい)感・虚脱感
意識障害・痙攣(けいれん)・手足の運動障害、高体温などの症状が現れます。
しかし、昨年の猛暑によって死亡者数が増加したこと
また東日本大震災による夏期電力需給対策に基づき、職場での節電が求められていることから
熱中症に対する予防対策を重点的に実施することとしました。
職場における熱中症予防対策の重点的な実施についての概要
1 建設業や、建設現場に付随して行う警備業
特に次の3項目を重点事項とすること。
(1) 管理・監督者が頻繁に巡視を行う、朝礼等の際に注意喚起を行う等により
作業者に、自覚症状の有無に関わらず水分・塩分を定期的に摂取させること。
(2) WBGT値について計測等を行い、必要に応じ作業計画の見直し等を行うこと。
(3) 高温多湿作業場所で初めて作業する場合には、順化期間を設ける等配慮すること。
2 製造業においては、特に次の4項目を重点事項とすること。
(1) 管理・監督者が頻繁に巡視を行う、朝礼等の際に注意喚起を行う等により
作業者に、自覚症状の有無に関わらず水分・塩分を定期的に摂取させること。
(2) 熱中症予防についての労働衛生教育を繰り返し行うこと。
また、その実践について日々の注意喚起を図ること。
(3) WBGT値について計測等を行い、必要に応じ作業計画の見直し等を行うこと。
(4)作業場所又はその近隣に、涼しい休憩場所を確保すること。
詳しくは、埼玉労働局HPなどをご覧下さい!
投稿:田辺