漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2013年5月20日~5月26日)

2013年05月27日 09時25分19秒 | 読書メーターまとめ
最近これしか更新してないなぁ・・・


2013年5月20日 - 2013年5月26日の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3828ページ

萌えの死角 2 (ニチブンコミックス)萌えの死角 2 (ニチブンコミックス)
☆☆☆ 私、腐の気はゼロ。けど、腐女子の生態を傍で見てる分には面白い^^;。まず、男同士の裸や調味料ボトルのどこで萌えるのか一向に理解できない。が、その想像力には脱帽。この妄想力がないと芸術は生まれないのだろう。スタジオライフの『トーマの心臓』は私も見に行った。俳優さんたちは確かに美しかった。劇も確かに良かった。でも、そこまで身もだえできない自分・・・120%満喫している方たちを見ると、どこか損している気分になる。これはそういう感じになってしまう一冊。ちなみに、私もゼフィロスはなんとなく女だと思っていた。
読了日:05月26日 著者:今 市子

闇の女王にささげる歌闇の女王にささげる歌
☆☆☆ サトクリフは大好きなのだけど、これは絶対ダークになりそうな予感がして今まで手を出せなかった。が、やっぱり読ませる!母系社会のケルト社会と父系で女性には何の権利も認めないローマとの軋轢。力づくで徐々に削がれるケルト民族の自由と財力。それがイケニの王の死で表面化。屈辱的な立場に追いやられ、娘共々ローマに陵辱されるブーディカ。誇り高いが故により強く増幅された女王の怒りが、周辺のケルト部族をも巻き込んだ大規模な反乱へと収れんしていく・・・。
吟遊詩人の口を借りて語られるその物語は詩的で美しく、ブーディカがそこにいるように生き生きとしていて感動。子供向けなのでサクッと読めるが、その中に歴史的背景、事実、キャラクターがきちんと、しかも分かりやすく書き込まれている。さすがの筆力です。
読了日:05月26日 著者:ローズマリー サトクリフ

うそうそ (新潮文庫 は 37-5)うそうそ (新潮文庫 は 37-5)
☆☆☆ 今回は長編。箱根へ湯治に行くことになった若旦那。が、磁石より強く若旦那に引っ付いて離れない仁吉と佐助が行方不明!?道中では怪しげな雲助にまとわりつかれ、誘拐され、天狗に襲われ、松之助は怪我、果ては地震に神様まで出没・・・なんとも賑やかな箱根湯治旅です。ご神託を曲解した地元民や藩第一の誘拐犯の身勝手さ、それを命までは取らないお比女ちゃん。優しい。妖怪より人間の方がよほど怖いです。笑いよりちょっとシリアスさの方が勝った巻でした。
読了日:05月25日 著者:畠中 恵

東のエデン (ちくま文庫)東のエデン (ちくま文庫)
☆☆☆ ウロなので再読。明治初期に生きた日本人像の連作。表題作『東のエデン』はお雇い?外国人から見た牧歌的日本。『やまあり』『仙境』は『蟲師』みたいな雰囲気がある。『閑中忙あり』シリーズは外国文化を必死で学ぼうとする貧乏書生たちの連作。中でも、殿サンの許婚朝子とラシャメンはつのつばぜり合いが面白い。はつの叶わぬ恋が切ないね。医者を目指すが解剖にはついていけない野中くんが、産婦人科に自分の道を見つけるシーンもいい。割れたメガネがコーヒーに落ちる・・・目からうろこってとこでしょうか?
読了日:05月25日 著者:杉浦 日向子

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
☆☆☆ 表紙絵にもなってる『カンビュセウスの籤』が印象的。が、籤引くより子孫を作った方が長く生き残れるんでは?、と一人突っ込み。『サンプルAとB』どこかで見たことのある絵だと思ったら小森麻実さん。最近お見かけしないなぁ。『並平家の一日』ジム・キャリーの『トゥルーマン・ショー』のアイデアと似てる。でも、藤子先生の方が20年も前。すごいわ!『箱舟はいっぱい』ダーク!ラストの逃げ出す家族の後ろめたい表情と何も知らない家族の楽しげな笑顔の対比が何とも。『昨日のおれは今日の敵』先生も切羽詰ってたかな?と想像
読了日:05月25日 著者:藤子・F・ 不二雄

ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)ペニーフット・ホテル受難の日 (創元推理文庫)
☆☆+☆半分 亡き夫の遺志を継いでペニーフット・ホテルを経営するセシリー。そこに殺人事件が!警察の結論に納得いかない彼女はバクスターの協力で事件を解明しようとする。謎解きとしてはあっけないもんですが、ホテルに集う面々のキャラが面白くて引っ張られる。じゃじゃ馬で好奇心旺盛なヒロイン・セシリー。そんな翔んでる女主人を引き止めるのに失敗し、結局はフォローしてしまう心配性で世話焼きのバクスター。スピリチュアルなマデライン。口の悪いメイドのガーティ。見栄っ張りで俗物だけど、どこか憎めないフィービー。次も楽しみです。
読了日:05月23日 著者:ケイト・キングズバリー

Pen (ペン) 2013年 6/1号 [雑誌]Pen (ペン) 2013年 6/1号 [雑誌]☆☆ 読み友さんが取り上げてたので本屋に買いに走りました。紹介してるマンガについては言いたいこともあるが、それなりに及第点。解説も取り立てて特色なし。確かに“超”がつくほどの入門編。ほとんど既読なんで目新しさもなかったし。元編集者たちのトークが一番興味深かった。個人的に言わせてもらうと、表紙はベルバラよりポーだと思うんだけど。確かにベルバラの方が売れてるけど、後の影響力から言ったら萩尾さん。ディープな読者としては物足らない1冊。雑誌だし仕方ないか。買うほどじゃなかったかな。
読了日:05月22日 著者:

薬屋のひとりごと (Ray Books)薬屋のひとりごと (Ray Books)
☆☆☆ 読友さんのところで見つけた本。予想以上に面白かった。こういうのを見つけられるから読メは止められない。かどわかされ後宮に売り飛ばされた猫猫は、美貌の宦官壬氏に見出され、薬物の知識を生かして後宮に渦巻く陰謀を解明していく・・・という話だけど、想像するような暗さやドロドロは全くない。猫猫のキャラがまず色気なし。その上、男より旨い飯より毒物の方が好きという理科系女子。対する、壬氏は誰もがよろめく無駄な美貌の持ち主のS男(?)。この二人のラブがありそうななさそうな関係が面白い。シリーズ化したら良いのに。
読了日:05月22日 著者:日向夏

妖し火 公家武者 松平信平6 (二見時代小説文庫)妖し火 公家武者 松平信平6 (二見時代小説文庫)
☆☆☆ この巻でやっと輿入れかと思いきや、明暦の大火でまたまた延期。自分たちの幸せより焼け出された人々のために、私財を投じて奮闘する信平。災害に乗じて金儲けをたくらむ悪人たちをバッタバッタと切り捨てる・・・今までで一番痛快時代劇らしい巻だったかな。ラストでイヤミな作事奉行が罷免されたのシーンは痛快だった。けど、松姫が出てこなかったので物足りない。次の巻では是非ラブラブな新婚生活を見せて欲しい。
読了日:05月22日 著者:佐々木 裕一

超訳百人一首 うた恋い。2 DVD付特装版超訳百人一首 うた恋い。2 DVD付特装版
☆☆☆ 書評でDVDの評判がいいので、ちょっとお高いけどこっちを購入。期待に違わず良い出来でした。内容は1巻で取り上げられた陽成院の章を膨らませたもの。ツンデレ陽成院が胸キュンでした。残念なのはそれしか収録されてなかくて、物足りなかったこと。本の方は業平と小野小町と文屋康秀の話。身分も性格も違う3人が歌を通じて友情を育む過程が楽しい。いじられキャラ文屋康秀がいい味出してる。最後の東下り3人衆に吹いた。
読了日:05月21日 著者:杉田 圭

お嫁にいけない! 4 (花とゆめCOMICS)お嫁にいけない! 4 (花とゆめCOMICS)☆☆☆ 久賀と別れて吹っ切れたまどか。けど、悠貴との同居がばれて家政夫の担当を外される。居なくなって分かる大切さ・・・や~~~っと、鈍感なまどかも自分の気持ちに気付いたようです。やっぱり自然体でいられる相手がいいよね。初デートに張り切る悠貴が可愛い。こういうところは高校生っぽいわ。さて、お次は最終巻。早く買ってこなくちゃ!
読了日:05月21日 著者:藤原規代

お嫁にいけない! 第3巻 (花とゆめCOMICS)お嫁にいけない! 第3巻 (花とゆめCOMICS)
☆☆☆ 悠貴に慰められて吹っ切れたまどか。けど、まどかのキャラがだんだん頼りなくなっていくような。さらに久賀さんに迫られてストレス胃炎?1巻で振った男を見返してた強気はどこへ?あのキャラの方が好きだったんだけどなぁ。悠貴がいい男になるにつれ、まどかが普通の女になっていく。そこは残念だけど、やっぱり面白い。
読了日:05月21日 著者:藤原 規代

お嫁にいけない! 第2巻 (花とゆめCOMICS)お嫁にいけない! 第2巻 (花とゆめCOMICS)
☆☆☆ 振られてネコ取った高橋マネージャー。途端に強気の毒舌キャラ。いいわ、この子^^;。逆に、“断われなくて頑張りすぎる女”まどかは抱え込みすぎて、派遣からきつ~~い一言!かといって、かばわれるのも嬉しくない。まどかの気持ちがすごく分かる。悠貴くん、高校生にしては出来過ぎ君だけど、将来いい男になるぞ。早く彼の気持ちに気づけよ。あぁ、ウチにも一人悠貴くんみたいな家政夫が欲しい。
読了日:05月21日 著者:藤原 規代

かぶく者(4) (モーニングKC)かぶく者(4) (モーニングKC)
☆☆☆ 今度は役者潰しと異名をとる銀乃助と連獅子をやることになった新九郎。銀乃助の完璧なまでの獅子舞について行けるのか!?新九郎・・・。『人形』は心がない。けど、心がなくて人に感動を与えられるのだろうか?その辺の結末は次巻かな。連獅子はチラッとテレビで見たくらいだけど、実際相当な体力が要るのだろうと想像。たなか先生の絵ですごい迫力です。
読了日:05月21日 著者:たなか 亜希夫

クレメンテ商会 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)クレメンテ商会 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
☆☆☆ パソコンが絶滅し、FAXやコピー機だけが使える世界。そこでは大企業ギャノンが製品もメンテナンスも独占。ねじ一本動かしても規約違反で逮捕罰金。ギャノンの目を盗み違法メンテナンスをする修子、彼女には機械の人格が見え彼ら?とをと話せる能力があった・・・。相変わらずかまたさんの発想はぶっ飛んでます。どこからこんな設定を思いつくのでしょう?その世界設定だけで楽しめます。彼女に一目ぼれしたギャノンのやり手セールスマン瓜上優(うりあげすぐる)のかる~キャラもいい。ラストのおまけマンガも楽しい。
読了日:05月20日 著者:かまたきみこ

かぶく者(3) (モーニングKC)かぶく者(3) (モーニングKC)
☆☆☆ 舞台に求めるのは華!それも自分が最上の華で咲きたい恋四郎。歌舞伎伝統の型の中に芸の道を求める宗太郎。かぶく事、お見物を取り込むことしか見てない新九郎。三者三様の思いで舞台が続く。熱いわ!まさに歌舞伎版『ガラスの仮面』。面白くないわけがない。天才新九郎が伝統の歌舞伎界に殴り込みをかける構図がハッキリしてきたけど、8巻で終わりなのはこの梨園批判みたいなテーマが原因かも。
読了日:05月20日 著者:たなか 亜希夫

かぶく者(2) (モーニングKC)かぶく者(2) (モーニングKC)
☆☆☆ 冒頭から花魁殺人事件。江戸時代の花魁て郭の外に出られたっけ?とか思いながら読む。現代に戻って恋四郎登場。モデルは絶対玉さまだ!新九郎に『籠釣瓶』の役が付いて、新九郎・宗太郎・恋四郎三つ巴の歌舞伎バトルの火ぶたが切られる。舞台に華を求める恋四郎のたくらみ・・・このブラックさがいいわ。マジバトルのアクシデントをどう生かす新九郎!?向こう傷の新九郎、旗本退屈男みたいでカッコいい~♪
読了日:05月20日 著者:たなか 亜希夫

読書メーター

読書メーターまとめ(2013年5月13日~5月19日)

2013年05月20日 01時13分39秒 | 読書メーターまとめ
2013年5月13日 - 2013年5月19日の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2690ページ

イン・ワンダーランド (BEAM COMIX)イン・ワンダーランド (BEAM COMIX)
☆☆ 絵の美しさに惹かれて購入。が、さっぱり分からない???最初っから説明なくシュールなくらい奇妙な世界に放り込まれ拒否反応。世界設定はおいおい分かってくるけど、ストーリーらしいストーリーがなくて、だから何?って思ってしまう。2巻も出てるようだが、買わないかな。
読了日:05月19日 著者:薮内貴広

目隠し姫と鉄仮面 (レジーナブックス)目隠し姫と鉄仮面 (レジーナブックス)
☆☆☆ 「これがわたしの旦那さま」が面白かったので、同じレーベルを借りてみた。自分が醜いと思い込んで前髪で顔半分を隠してるフィオナと無表情で強面の警備団副団長ロベルトのラブストーリー。王道です。ブスだと思い込んでいたら実は美人だった、という所も王道。普通後ろ向きなキャラにはイラッとくるんだけど、けなげで可愛くてだんだん花開いてくる様子がいい。回りのキャラが賑やかなので、そのバランスがまたよく出来てる。しかも今時珍しくキス一つ出てこない。なのに、ラブラブした感じがツボでした。安心して読めます。
読了日:05月19日 著者:草野 瀬津璃

さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字
☆☆半分 「ダーリンは外国人」がとっても面白かったので期待したが、残念!ハワイの隠れ名所ガイドみたいな感じで、ハワイに興味のない自分にとってツボなところがなかった。トニーさんのキャラに免じて☆半分プラス 
読了日:05月19日 著者:小栗 左多里,トニー ラズロ

(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?- (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?- (ビーズログ文庫)
☆☆ 前巻でちょいといい雰囲気で終わってたけど、相変わらず離婚闘争(逃走)中。クロウの思いは一方通行。てか、アプローチ方向がひねくれ迷走してるとしか言えない。そこが面白いのだけど。そんなところへ姑?ガウェイン先生登場。イラストも初登場(だよね?)。イメージよりごつさが足りないような・・・でもいい男^^♪。相変わらずのドタバタですが、前回ほど面白く楽しくではなかった。フェルとシレイネの二役が気付かれないと思ってるバカ設定がどうもね。ラストであららのボスキャラ登場。このひっぱり感。無駄に長くならないとこを願う
読了日:05月19日 著者:夕鷺かのう

ジョジョリオン 4 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 4 (ジャンプコミックス)
☆☆☆☆ 人間関係がかなりウロなんで(息子に愛が違うと言われた)、家系図見てもピンと来ない。それでも面白さは変わらない。吉良吉影と定助の関係判明。タマ4つはそういうこと!東方家と吉影の謎を追ってますます面白くなりそう。ジョジョらしくスタンドがいろいろ出てきて楽しくなってきた。扉裏の荒木さんの一言がおかしい。だからTVは・・・
読了日:05月18日 著者:荒木 飛呂彦

蒼のラプソディア (花とゆめCOMICS)蒼のラプソディア (花とゆめCOMICS)
☆ 送料無料ために書評の良い中から適当に選んだ。見もしないで買うんじゃないという見本。絵は線は綺麗だけど堅い。動きがない。話は平凡。ネームにセンスがない。もうちょっとストーリーにひねりが欲しいところ。3作目「わたしのすてきなひと」が一番絵がキレイ。が、清水玲子さんにかなり影響されてる気が(アシでもしてた?)。見たようなカットもあったし。これはダメでしょ。何にしても、この程度のマンガに萌えるには年をとりすぎた。
読了日:05月18日 著者:小椋アカネ

海月姫(5) (講談社コミックスキス)海月姫(5) (講談社コミックスキス)
☆☆☆ あらら、肉食女子イナリに意外な一面が。まさかのM女?童貞シュウシュウ恐るべし。三角関係から四角関係に発展?蔵之助はプロデュース力発揮。あの強引さとコネがあったら何でも出来そう。でも、材料費とか全部蔵之助の持ち出しだよね。3億円は遥かかなた。再開発防止には間に合わないんじゃないかと・・・。ラストの蔵之助可愛い~。巻末マンガ、クリックしすぎで腕痛・・・わかる!私の場合慢性化してる
読了日:05月18日 著者:東村 アキコ

海月姫(4) (講談社コミックキス)海月姫(4) (講談社コミックキス)
☆☆☆ 妄想モードのシュウシュウに吹く。「あなた」って恋の妄想のためにある歌だwww。覚醒モードの月海が怖い。けどカッコいい。その月海を見抜く蔵之助、いいわ~。ミシンの天才千絵子抄。蔵之助父と話の合うジジさま。尼~ズの面々はやっぱりタダモノではない!今回の巻末マンガも爆笑。男より趣味って・・・分かる私も尼~ズ入り?
読了日:05月18日 著者:東村 アキコ

海月姫(3) (講談社コミックスキス)海月姫(3) (講談社コミックスキス)
☆☆☆ 巻を追うごとに爆笑する回数が増えていく。ことに花森さんがらみでwww。すっかり彼のファンです。天水館を買うために尼~ズを巻き込み金儲け大作戦を展開する蔵之助。その過程で月海の意外なファッションの才能に気付く。この二人の今後の方向が見えてきたようです。ともにモノローグが母親の回想なのも意味深。が、蔵之助→月海→修の一方通行恋愛は前途多難。ビフォアー/アフターを知ってる蔵之助を選べ!って思うけど、相手は筋金入りの鈍感で臆病な月海・・・気付かせるだけで何巻かかることか。
読了日:05月18日 著者:東村 アキコ

霧の都の恋人たち ~貴婦人の恋は珈琲の香り~ (コバルト文庫)霧の都の恋人たち ~貴婦人の恋は珈琲の香り~ (コバルト文庫)
☆☆ ヴィクトリア時代の看護婦と外国の公子の恋物語。のはずなんだが、タイトルから連想するような甘さは全くない。当時の時代背景や考え方の説明が多く、物語がなかなか進まない。というか、取り立てて面白いエピソードもなく話し進んでいくので退屈だった。結局は、当時の女性が仕事を持つことへのプレッシャーや、身分違いの恋に対するアディの葛藤に終始した話。コバルトのレーベルとしては甘さが足りないし、歴史物としては時代色が足りないし、女性を描くには全く物足りない・・・前のシリーズが結構面白かっただけに、中途半端な出来が残念
読了日:05月18日 著者:小田 菜摘

雪融けの夜 八丁堀育ち3 (朝日文庫)雪融けの夜 八丁堀育ち3 (朝日文庫)
☆☆☆ 前巻ラストの危機をどうにか逃れたものの、黒幕も雲隠れ。メインの事件解決はまだまだのようです。その間、とうとう若葉の縁談がまとまり、祝言。明るい柳瀬家の先行きが心配。そして、夏之助と早苗の恋もオトナの事情でどうなるか・・・。またまた次のお楽しみです。間に挟まるコネタ事件は楽しいのだが、虫かごにゴ○○リだけは勘弁!!想像しただけでゾゾッ!でも、Gの字は陽に当てると死ぬって聞いたんだが・・・どうなのだろう?
読了日:05月16日 著者:風野真知雄

御物聚成 絵画 1御物聚成 絵画 1
☆☆☆ 蒙古襲来絵詞と春日権現絵巻収録。画像がきめ細かくて非常に綺麗だが、解説が後ろのページで分かりにくくしかも面白くない。眺めているだけに終わった。これらが天皇家のものとは知らなかった
読了日:05月13日 著者:宮内庁侍従職

これがわたしの旦那さま 5 (レジーナブックス)これがわたしの旦那さま 5 (レジーナブックス)
☆☆☆ 大団円~♪前巻気になるところで終わっていた大国の横槍も、何ともほのぼのしたお伽噺的解決で決着。けど、本はまだ半分も残ってるし、と読み進めていくと・・・肝心の二人の気持ちが“また!”すれ違い。え~!?シグルト、まだ好きだって言ってなかったっけ!?てか、あれだけ行動で示されて“愛されてない”って思い込むシュエラ・・・あほか。バカバカしいと思いつつ、家臣たちの頑張りに笑う。何だかんだ言っても楽しく読めたから細かいことは言わないことにしよう。ハッピーエンドが一番!^^
読了日:05月13日 著者:市尾 彩佳

読書メーター

読書メーターまとめ(2013年5月6日~5月12日)

2013年05月13日 13時25分29秒 | 読書メーターまとめ
2013年5月6日 - 2013年5月12日の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3398ページ

贅沢な身の上 だからときめきが止まらない! (贅沢な身の上シリーズ) (コバルト文庫)贅沢な身の上 だからときめきが止まらない! (贅沢な身の上シリーズ) (コバルト文庫)
☆☆☆ 短編集。一番笑えたかも。特にお忍び陛下と花蓮父との遭遇には吹いた。楽しくサクサクあっという間に読了。
読了日:05月12日 著者:我鳥 彩子

数寄です! 3 (愛蔵版コミックス)数寄です! 3 (愛蔵版コミックス)
☆☆☆ 3.11を乗り越え、とうとう建った!良い建築士さん、良い工務店さん、良い大工さんに出会えたからこそ出来た家。網代天井なんて、普通の家じゃ無理ですよ。京都まで灯を買いに行ったり、鳥取へ材木見に行ったりすることが、そのまま仕事に結びつく・・・うらやましい限り。巻末の写真見ると、結構広そうな家です。何坪あるんだろう?なんだかんだ言っても、これだけの家を女手一つで建てられるんだから、やっぱりマンガ家って職業はハンパない。満開の枝垂桜はカラーで見たかったな。モーニングの編集長、手厳しい!名作を生むだけある。
読了日:05月12日 著者:山下 和美

数寄です! 2 (愛蔵版コミックス)数寄です! 2 (愛蔵版コミックス)
☆☆☆ 1巻目はBOで買ったけど、2~3巻は新刊。山下さんの新築資金にちょこっとだけ協力させていただきました(娘の金ですが^^;)。涙ぐましい節約の日々が実を結び、やっと地鎮祭までこぎつける山下さん。マンガ描きながら、設計士と打ち合わせ、税金の心配とか、聞くだけで面倒くさそう。ウチは家建てる金も無いから余計な心配だが。良い家を建てるための蔵田さんの奮闘振り、頭が下がります。山下さん、幸せ者だな~。
読了日:05月12日 著者:山下 和美

海月姫(2) (講談社コミックスキス)海月姫(2) (講談社コミックスキス)
☆☆☆ ブスが美人に変身して愛もゲット、てな王道ストーリーかと思いきや、意外と一筋縄ではいかない展開に。30にして初恋の修兄と絶対に自分が好かれてると思わない月海と、それを見てもやもやしてる蔵之助の三角関係が笑える。そこに天水館周辺の再開発問題発生。開発会社担当稲荷さんの魔の手は修兄へ・・・が、据え膳食わぬシュウシュウ。カッコいいと思ったら、単にパニクっていただけのようで^^;。開発大反対の蔵之助は尼~ズたちを大変身するべく大奮闘。ビフォアーアフターの見掛けは素晴らしかったけど、中身がね・・・
読了日:05月11日 著者:東村 アキコ

海月姫(1) (講談社コミックスキス)海月姫(1) (講談社コミックスキス)
☆☆☆ 気にはなっていたマンガ。安かったので購入。男子禁制のアパート天水館に集うヲタ女子たち、通称『尼~ず』。おしゃれ人間を天敵とする筋金入りの色気なし・・・意外とよくある設定なんだけど、絵がマジなんで笑えるくらいイタイ^^;。そこに闖入してきた女装男子の蔵之介。世間に背を向けて狭い世界で地味~に生きるニートヲタとまぶしいくらい美しい蔵之助とが繰り広げるドタバタコメディ。1巻目で消化不良を起こしそうなくらい、出てくる面々のキャラが濃い!続きが気になるわ~。ところで、腐女子ってBLヲタのことじゃなかったの?
読了日:05月10日 著者:東村 アキコ

はちみつとバタフライ ~職人工房シリーズ~ (花とゆめCOMICS 職人工房シリーズ)はちみつとバタフライ ~職人工房シリーズ~ (花とゆめCOMICS 職人工房シリーズ)
☆☆+半分 これも送料無料のための補填本。の割には面白かった。イマドキのイケメン顔は最近好みじゃない(なんせオバサンですから(ーー;))んだけど、絵は繊細で綺麗。キャラの気持ちも良く描かれている。「ビタースイート」が一番良かったかな。ただ、この手の話にのめりこむには年取りすぎたわ
読了日:05月10日 著者:幸村アルト

花宵奇談 (プリンセスコミックス)花宵奇談 (プリンセスコミックス)
☆☆☆ 相変わらず、華麗ではかなげな表紙と中身のギャップが激しい。この良い意味での肩透かしは結構クセになります。玉の輿を狙うタマがタマタマ晴明の子孫靖親と知り合い、協力して怪異を退ける話。けど、妖かしはほとんど出てきません。みんな人の思い込みが作り出した幻。本当に怖いのは人間の念です。そんな人のネガティブなもやもや気分をスカッとなぎ払う、武闘派のタマがいい。一番好きなタイプのキャラです。1巻で終わりなのが残念!それより、そこはかとなく読んだ記憶が・・・もしかして、ダブって買ってるかも
読了日:05月10日 著者:さちみ りほ

お嫁にいけない! 第1巻 (花とゆめCOMICS)お嫁にいけない! 第1巻 (花とゆめCOMICS)
☆☆☆ 頭脳明晰、仕事完璧のキャリアウーマンまどか。だが、家事力ゼロの干物女で恋人に振られる。一念発起家政婦を雇ったら、何と男子高校生!という「きみはペット」と「ホタルノヒカリ」を足して二で割ったような設定。好みだわ、こういうの^^。キャラもよく動いてて、読んでて楽しかった。ネットで送料無料の足しに買った作品だけど、お値段以上に面白くてとっても得した気分。最近のマンガ家さんをよく知らないので、新に良い作家さんに出会うと更に嬉しい。続きも買わねば!
読了日:05月10日 著者:藤原 規代

花姫恋芝居~恋と正義が姫の道~ (ルルル文庫)花姫恋芝居~恋と正義が姫の道~ (ルルル文庫)
☆ う~~~ん、微妙。お姫様がお城を飛び出して世直し旅に、っていう姫版水戸黄門的お話なんだけど、肝心の姫のキャラがなぁ。バカすぎるでしょ!正義感が強くて無鉄砲な猪突猛進タイプは鉄板だけど、更に頭も腕も無いのに後先見ずに悪漢の巣に飛び込んでいく・・・しかも何度も・・・いくらなんでもアホ過ぎる ̄Д ̄ =3 ハァ。ヒロインに全く魅力を感じなくて、最後は読むのがつらかった。話はありきたりで飛ばしても支障ないし。しかも、ラストでせっかく両思いになったのに、また飛び出すとは・・・設定が間違ってるとしか言いようが無い
読了日:05月09日 著者:宇津田 晴

毒舌姫と永遠の誓い (コバルト文庫)毒舌姫と永遠の誓い (コバルト文庫)
☆☆☆ 悪役ヨハネスが捕まり、アロイスの家族間の確執とかも簡単にスルーして、すんなりハッピーエンドゴールイン。駆け足な最終巻でした。ただ、肝心の毒舌の呪いは解けず。ま、優柔不断なクリスタには、呪いの時しか本音が吐けないようなので、そのくらいがちょうど良いでしょう。
読了日:05月09日 著者:せひら あやみ

障屏・調度 (御物―皇室の至宝)障屏・調度 (御物―皇室の至宝)
☆☆☆ 図書館の新着図書を検索中に見つけた。寛政期に再建された京都御所の襖絵ばかり集めた画集。狩野派、土佐派、円山派など江戸中期の画壇の粋が集められ、素晴らしいものばかり。ただ、元絵が大きいだけにB4版でも細かいところが分からないのが残念。
読了日:05月08日 著者:

おまけのこ (新潮文庫)おまけのこ (新潮文庫)
☆☆☆☆ 短編5編、どれも面白くて一気読み。中でも最後の表題作『おまけのこ』が一番。鳴家、可愛い~~!うちの子だと聞き分ける若旦那、さすがです。が、妖怪というのは落ちたら死ぬのだろうか・・・?^^;。『畳紙』でりんとお雛ちゃん再登場。嬉しい。これはひょっとすると、ひょっとするかも。屏風覗きの意外な一面。優しいじゃない!『こわい』は切ない。居るよね、こういう人。『動く影』一太郎、子どもの頃から冴えてる。 『ありんすこく』若旦那、吉原に行って何もなし?という突っ込みは置いといて、おたえを怖がる藤兵衛が可愛い
読了日:05月07日 著者:畠中 恵

英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 哀しみのロイヤル・ウエディング (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)
☆☆ ここでの書評はとても良いが、3巻まで読んでも“それほど面白い?”という印象は変わらず。確かに、少女向けミステリーとしてはいい出来だと思うが、この手のレーベルにそれを求めてるわけじゃないので。だいたい、何も知らされないセシルの立ち位置が気に入らない。反面、アメリアが出てくると俄然読むのが楽しくなる。やっぱり私はラブコメの方が好きなのだと再確認^^;。ただ、作者がヴィクトリア朝やマザーグース、古典的ミステリー好きっていうのだけはひしひしと伝わってきた。
読了日:05月07日 著者:久賀 理世

ねこのばば (新潮文庫)ねこのばば (新潮文庫)
☆☆☆ シリーズ第3弾。『茶巾たまご』冒頭から松太郎のお見合い話でビックリ。貧乏神も大事にしないと、という話。『花かんざし』まじめに若旦那の奥さんは丈夫で妖怪にも負けない気丈さを持ってないと。りんの10年後が楽しみかも。『ねこのばば』寛朝和尚、良いキャラしてるわ。また登場して欲しい。桃色の雲、美味しいかもw『産土』佐助の過去話。仁吉のより切ない。『たまやたまや』お春もとうとう嫁入り。一太郎も子供時代とお別れ。 5作とも承→起→承→転→結という、事件から一旦過去に遡って語られていく構成。このパターンで定着?
読了日:05月06日 著者:畠中 恵

英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!? (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!? (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)
☆☆半分 前巻よりは面白くなってきた。キャラの個性がはっきりしてきたからだと思う。特に新登場アメリアが良い味出してます。相変わらずミステリーとしてはプロットが甘々だけど、ジュリアンと良い雰囲気になってきて、ぐっと少女小説らしくなってきた。が、回りがみんなセシルの正体を知っている中、本人だけが気付かれないと思っているって・・・前にも書いたけど、いくらなんでも間抜け過ぎます!思慮深い子っていう、最初の設定はどこへ?今のところ、ただただジュリアンに謎を解いてもらって、守ってもらうだけの子にしか見えないのだが・・
読了日:05月06日 著者:久賀 理世

読書メーター

読書メーターまとめ(2013年4月29日~5月5日)

2013年05月08日 03時42分38秒 | 読書メーターまとめ
2013年4月29日 - 2013年5月5日の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3168ページ

英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)
☆☆ あきさんのイラストに惹かれてジャケ借り。作家の力量とイラストは結構比例するので期待。が、今一ノリが悪かった。直前に読んだのがテンポの良いラブコメだったのがいけなかったのかも。男装の令嬢×本人の知らない婚約者という美味しい設定の割に、糖度が低い。かといってミステリーの質もそれほど。人物紹介の第一巻目ということを差し引いて、続きに期待。それにしても、あれだけべたべたされて、まだ女とバレてないと思っているセシル・・・間抜けすぎるでしょ!
読了日:05月05日 著者:久賀 理世

(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)
☆☆☆ 副題が面白そうだったんで借りてきた。お金のために替え玉花嫁を引き受けて、離婚に向けて孤軍奮闘。話のテンポがよく、キャラが立ってて面白かった。美人なのに色気なし、働き者で何よりお金を愛するフェル。結構ヤバい状況でもしっかりネコをかぶり通す根性も気に入りました。庶民がお姫様役やってて急に下品になるという、白けるパターンが無かっただけでもプラス50点。思いがけず初恋の君をゲットしたクロウ・・・お金に勝つまでガンバレ^^;
読了日:05月05日 著者:夕鷺かのう

スラム 世界のスラム街探訪スラム 世界のスラム街探訪
☆☆☆ ページから腐臭がしてきそうなゴミの山、山、山!汚水につかりゴミの山をあさる人々・・・。人間こんな環境でも生きていけるのか!?という衝撃的な現実。悲惨とか貧困問題の根深さ、とかいう言葉の何とむなしいことよ。グアテマラの、コンクリート製のがっちりしたお墓の団地が立ち並ぶ前に、錆びたトタン囲いの掘っ立て小屋が広がる光景に何ともいえない不条理を感じた。読メで見つけなければ、決して読もう(見よう)とは思わなかった本。
読了日:05月04日 著者:小神野 真弘

超訳百人一首 うた恋い。超訳百人一首 うた恋い。
☆☆☆☆ 百人一首の解説本は数々あれど、分かりやすさと面白さでピカ一。一つの歌に込められた心情だけでなく、時代背景から人物描写まで十数ページで理解。しかも、それぞれのキャラが立ってるので読んでて楽しい。百首全部読まなくては!と、続きを予約。いや、買い本かな。業平の章は先日「なりひらの恋」を読んだばかりなので、一層興味深かった。ただ、定家さんが良い男すぎ。ハンサムだったという逸話はなかったはず・・・^^;
読了日:05月03日 著者:杉田 圭

蜘蛛の巣 下 (創元推理文庫)蜘蛛の巣 下 (創元推理文庫)
☆☆☆ ミステリーものとしては普通、というより王道。尋問と観察力で解決していく(この時代に科学捜査があるはずもないが)。あっと驚く展開もなく、意外な犯人だったわけでもないが、登場人物のキャラが立っていて、状況描写が分かりやすい文章なので、とても読みやすかった。ただ、ラストでクローンにだけ救いが無かったのが何とも。近親相姦の犠牲者なのに、それに負けずタニストであろうとした彼女の気概が好きなんだけどな。古代ケルトの薀蓄がいい。映像で見たらもっといいかも。本国でドラマ化しないのかな?
読了日:05月03日 著者:ピーター・トレメイン

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 2 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 2 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
☆☆☆ カメラシリーズが楽しい。未来人と思われる、ちょっと間抜けな男が売りつけるカメラのアイデアがまた多彩。きっと、藤子先生はカメラがお好きだったんだろうなぁ。オチも暗くなくて読後感もすっきり。でも私はカメラより、『夢カメラ』に出てくる“筋書き通りにユメを見る睡眠薬”が欲しい・・・楽しいだろうなぁ~。『分岐点』そりゃ、奥さんに狂言自殺されたら逃げ出したくなるわ。 『女には売るものがある』男女逆転世界になるほど。売権防止法って・・・(笑)
読了日:05月02日 著者:藤子・F・ 不二雄

蜘蛛の巣 上 (創元推理文庫)蜘蛛の巣 上 (創元推理文庫)
☆☆☆ 7世紀(日本なら大化の改新の頃)のアイルランドが舞台。王妹にして弁護士&裁判官の尼僧フィデルマが主人公のミステリー。あるクランの首長殺害の調査に赴く彼女。容疑者は殺された首長の横で凶器を持って捕らえられたにも拘らず、数々の疑問が・・・。歴史好きとしてはミステリーより、舞台となる古代アイルランドの社会・習俗が面白い。少し美化しすぎだとは思うが。そして、フィデルマも美人で頭脳明晰、身分も地位もあって護身術の達人。しかも、この時代で何とも現代的なヒューマニズムの持ち主。こちらも出来過ぎ君です。
読了日:04月30日 著者:ピーター・トレメイン

夢みる惑星 (4) (PFビッグコミックス)夢みる惑星 (4) (PFビッグコミックス)
☆☆☆☆ 再読。王がシリンがタウリシュが人類存続へ力を一にしていく巻。登場人物たちがたいぶ大人っぽくなってる。1巻からどのくらいの時間経過なのだろう?芸が細かい。ラストの「おのが生命を最優先するのは深く人間性に根ざしていると思わないか」のセリフと共にズルする二人・・・この落ちが好き。
読了日:04月30日 著者:佐藤 史生

夢みる惑星 3 (プチフラワーコミックス)夢みる惑星 3 (プチフラワーコミックス)
☆☆☆☆ 再読。ますます対立の度を増すイリスとタジオンだが、イリスが暗殺されかかると本気で心配する(てか怒り?^^;)タジオン。意外と可愛い。だから、いつもイリスにしてやられてしまうのよね。その少し抜けたことろが好きです。フェーベくらい味方になってあげなきゃ、そりゃ可愛そうでしょ。なのに素直じゃないんだから
読了日:04月30日 著者:佐藤 史生

夢みる惑星 2 (プチフラワーコミックス)夢みる惑星 2 (プチフラワーコミックス)
☆☆☆☆ 再読。権謀術数の限りを尽くして人々を移住させようとするイリス。そんな谷に対して不信感をあらわにする現実路線のタジオン。二人の対立を軸にフェーベとシリンの恋、自立へ模索するベニ・アスラやタウリシュの暗躍が絡まって、物語は佳境へ!面白いなぁ
読了日:04月30日 著者:佐藤 史生

夢みる惑星 1 (プチフラワーコミックス)夢みる惑星 1 (プチフラワーコミックス)
☆☆☆☆ 再読。子供時代はあんなにひ弱ではかなげだったイリスが、どうやったらこんなにしたたかで頭の回る青年に育つのか・・・何回読んでも疑問。学院時代の番外編があったら面白かったのに。ラストの「彼らを殺せ!」の表情が効いてる。でも、一番のお気にキャラはカラだな、やっぱり。「イリス!カラだ。入るぞ!!」でイリスが食事をする気になるシーンが好き。
読了日:04月30日 著者:佐藤 史生

金星樹―SF短篇集 (新潮コミック―Alice’s book)金星樹―SF短篇集 (新潮コミック―Alice’s book)
☆☆☆☆ 昭和の日イベントのために久々に再読。やっぱり良いわ~。『一角獣の森で』余韻が良い。『レギオン』聖書をモチーフにしたSFは数々あれど、これは五指に入るくらいの傑作。そして、『夢見る惑星』の前史『星の丘より』初読みから面白いと思ったけど、これが大化けするとは!少女漫画家としてだけでなく、SF作家としても一流。もっと長生きして欲しかった(;_;
読了日:04月29日 著者:佐藤 史生

東京時代MAP―大江戸編 (Time trip map-現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図-)東京時代MAP―大江戸編 (Time trip map-現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図-)
☆☆☆☆ NHKの「ブラタモリ」をやってる時に買ったもの。古地図と現代の地図が重なっているのでとても解りやすい。「しゃばけ」シリーズのために本棚から引っ張り出す。“筋違橋””筋違御門”がどこなのかよくわかった。文章ではイメージがわかないが、これだと一目瞭然。東京人なのでお江戸の地理関係はほぼ頭に入っているが、時々地名が違うので時代劇には必須。
読了日:04月29日 著者:

読書メーター

読書メーターまとめ(2013年4月22日~4月28日)

2013年05月01日 14時55分37秒 | 読書メーターまとめ
2013年4月22日 - 2013年4月28日の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2912ページ

ぬしさまへ (新潮文庫)ぬしさまへ (新潮文庫)
☆☆☆ 短編6編からなる第2弾。前回一番気になっていた松太郎の行く末。『空のビードロ』で逆境に負けず懸命に生きる彼にウルッ。『虹を見し事』でホッ。ただ、親たちの気持ちが全く書かれてないのが不満。そのうち書いて欲しい。『仁吉の思い人』が好き。仁吉が一太郎に大甘なのは祖母ちゃんへの思いがあるからなんだ。『栄吉の菓子』『四角の布団』では嫌な奴の意外な一面も・・・その辺の人情の機微がいい。物の怪たちもますます賑やかで楽しい。“(下手人が)大人数じゃいけないなんて、そりゃぁ贅沢だ”に吹いた。
読了日:04月28日 著者:畠中 恵

しゃばけしゃばけ
☆☆☆☆ 知ってても手を出さなかったのが残念に思うほど。面白かった。先日、同じようなテイストの「もののけ侍伝々」とつい比べてしまうが、こちらの方が文章力、キャラ、ストーリーどれをとっても上。ド明るい「百鬼夜行抄」みたいだ。そう思うと、人間より妖怪の登場人物の方が多いところとか、一太郎と佐吉・仁助≒律と尾黒・尾白(力関係は逆だけど)の関係とか、似てるころが多い。妖怪たちがとても人間的で楽しいのだけど、饅頭を渋茶で美味しくでいただく付喪神や、殴られて気絶し切られて赤い血を流す物の怪には、突っ込みを入れたくなる
読了日:04月26日 著者:畠中 恵

銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon(7) (少年サンデーコミックス)
☆☆☆ 八軒パパ登場。怖っ!それが巻末マンガで・・・吹いた。兄ちゃんは受け流すことを覚えたけど、八軒はそういうタイプじゃないからなぁ。息子二人に出てかれて、父ちゃん反省しないのかな?エゾノー残念!駒場君どうした!?今回も良い所で終わってる・・・
読了日:04月25日 著者:荒川 弘

夢の雫、黄金の鳥籠 3 (フラワーコミックス)夢の雫、黄金の鳥籠 3 (フラワーコミックス)
☆☆☆ 今回は後宮のゴタゴタもなくスレイマンとの絡みも少なくて、どきどきハラハラ感は少なかった。皇妹ハディージェが登場。ネタばれしちゃうと、彼女は将来イブラヒムと結婚するはず・・・何だかややこしい五角関係になりそう。イブラヒムはルファサかしらね。スレイマンはヒュッレムの思いを知ってか知らずかえげつないし・・・。ギュルバハルにも!色に出にけりですよ、お二人さん。
読了日:04月25日 著者:篠原 千絵

孤城に秘めた情熱 (ライムブックス)孤城に秘めた情熱 (ライムブックス)
☆☆☆ 顔に傷を負ってスコットランドの片田舎で隠遁生活を送るアリスターと、前作で愛人として肩身の狭い思いをしてきたヘレンがヒロイン。二人とも過去を引きずり過去を恐れてる。二人が惹かれあっても、未来に臆病になっているので、なかなか前へ踏み出せないところは同じ。その辺の機微がいい。王様とのコネを使ってリスター公爵をやりこめるところが痛快。ところで、アリスターとリスター・・・名前が似ているのは偶然?
読了日:04月24日 著者:エリザベス・ホイト

ダーリンは外国人(2)ダーリンは外国人(2)
☆☆☆ 今回は文化ギャップの話というより、夫婦がうまくやってくコツの話が多い。ダンナの顔が思い浮かび、少々身につまされた所も。人と人、男と女の間の問題は世界共通ってことだね。出版社の意向とはちょっと違ったかもしれないけど、本人的はそう感じてもらうのが一番なんじゃないかな。
読了日:04月24日 著者:小栗 左多里

ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。
☆☆☆ おなじようなテイストで『世界の果てでも漫画描き』や『日本人の知らない日本語』があるが、それらほど爆笑しない。どちらかというとほのぼの系。外国との文化ギャップをテーマにした本は沢山あるけど、マンガにするとどうしてこうも軽やかになるのか・・・違いを笑い飛ばせるポジティブさが文化の壁を楽々と越えていくんだろうな。トニーさんの穏やかキャラに幸福感を感じる。
読了日:04月24日 著者:小栗 左多里

もののけ侍伝々 蜘蛛女 (静山社文庫)もののけ侍伝々 蜘蛛女 (静山社文庫)
☆☆ 物足りない。二巻目なのでもう少しキャラに面白みが出てくるかと思ったけどそうでもないし、ストーリーも先が読めてしまう上、文章にドキドキ感がない。唯一、大将の腹の上で京嵐寺が涎をたらして寝てるシーンが笑えた。
読了日:04月24日 著者:佐々木 裕一

真心の贈りもの ~修養学校の冬 (扶桑社ロマンス)真心の贈りもの ~修養学校の冬 (扶桑社ロマンス)
『真心の贈りもの』☆☆ 親の言う通りに結婚するのが当時のたしなみとはいえ、ヒロインに主体性がなさ過ぎる。密会するほど好きなのに、結婚基準で悩むかなぁ・・・。ラストの盛り上がりのためのクダクダでしかなかった。
『うっかり者のクリスマス』 ☆☆☆ 粗忽者ヒロインの天真爛漫さに好感。 爵位に頼らないヒーローも素敵だし、さりげなく二人の仲をを許す父ちゃんもいいね。
読了日:04月23日 著者:ジュリア・ロンドン,レニー・ベルナード

かぶく者(1) (モーニングKC)かぶく者(1) (モーニングKC)
全8巻と手ごろなので手を出してみた。初読み作家。第一印象はまず絵が上手い!特に筆絵がすごい。歌舞伎の名場面の魅力が充分に伝わってくる。歌舞伎を見に行きたくなってきた。ただ、主人公新九郎のキャラにつかみどころがなくて、ちょっと引き込みが弱い。続きに期待。対立キャラの仲村宗太郎のモデルは海老蔵?(顔は獅童に似てるけど・・・)酒で暴れるシーンとか、例の暴行事件(こちらの方が後なのに)を思い出させてちょっと複雑。
読了日:04月23日 著者:たなか 亜希夫

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 1 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 1 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
☆☆☆ 異色というよりダーク。結構後味の悪い作品が多い。その中で『怒り新党』で紹介していた「コロリころげた木の根っこ」と「じじぬき」がいい。「気の根っこ」は、亭主関白がほんとに転げるところで終わっていればスカッとしたのに・・・
読了日:04月22日 著者:藤子・F・ 不二雄

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