漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

11月に読んだ本

2018年12月02日 16時41分01秒 | 読書メーターまとめ
11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2270
ナイス数:342

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)感想
15世紀末のリチャード3世から初める、歴代イギリス王の肖像画を紹介しながらの英国史。エリザベス1世やヘンリー8世を輩出したテューダー朝の個性あふれる王家の面々から比べると、ハノーヴァー朝の代々のジョージ王たちの何と無能なことよ!議会が無かったら、イギリスと言う国はなかったかも!ヴィクトリア女王以外無名な王様ばっかりだが、変人ぞろいでは群を抜いている。歴史書では出て来ないこういう小ネタが中野本の楽しいところだ。
読了日:11月29日 著者:中野 京子
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)感想
パリヤ編。ウマルと上手くまとまるかと思いきや、災難続きで婚儀が延期。自意識過剰でマイナス思考のパリヤはドツボにはまると面白い(笑)
読了日:11月26日 著者:森 薫
王のいばら外伝(7) (冬水社・いち*ラキコミックス) (いち・ラキ・コミックス)王のいばら外伝(7) (冬水社・いち*ラキコミックス) (いち・ラキ・コミックス)感想
セネカ族長クッバラの妹アイラとレガーロ王子の恋バナ前編。
読了日:11月26日 著者:戸川 視友
後宮デイズ~七星国物語 6 (プリンセスコミックス)後宮デイズ~七星国物語 6 (プリンセスコミックス)感想
大分間が空いたので、ストーリーを忘れてしまった。確認せねば。柘榴との約束を蹴飛ばした翡翠。流星が陛下の影武者だったとは!身分違いの恋だと思ったけど、この状況はさらに前途多難なような。木蓮暗殺を命じられた鰍。さて、どうなる?
読了日:11月26日 著者:すもも もも
美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)感想
美人美男画の逸話集。最初のロセッティの逸話から衝撃的。プロセルピナのモデルはまるでマイフェアレディ。すると、ロセッティがフレディか(笑)。アルテミジアのユーディトは大好き!身勝手な男への怨念に満ちてるけど、それを越えた力強さが素晴らしい!他にもクリヴェッリの三白眼の「マグダラのマリア」やゾフィ大公妃、ミュシャのサラ・ベルナール等々、中野さんの選ぶ美女は顔だけじゃない男前(←この言葉が変だけど!)な方々ばっかり。その中に唯一異彩を放つマサイスの「醜い公爵夫人」。漫画太郎の絵はこれを真似たんじゃないの?(笑)
読了日:11月26日 著者:中野 京子
花葵―徳川邸おもいで話花葵―徳川邸おもいで話感想
「徳川おてんば姫」以来、旧華族本にはまり中。これは徳川宗家の16代徳川家達、17代家正親子とその家族の思い出話。著者は家正の三女順子氏。まず天璋院篤姫の名が出てきて歴史を感じる。家は千駄ヶ谷の10万坪(想像できない!)。巻末に見取り図がって、第六天の慶喜邸よりはるかに広かったことが分かる。が、真正のお姫様の割にはその生活は意外と質素。継ぎ当てした着物を着て食事は一汁二菜。頂き物があっても、羊羹もポンカンも干からびるまで食べられなかったとか(笑)!その姿勢は維新後の苦労時代の名残かもしれない。→続く
読了日:11月20日 著者:保科 順子
ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞 (集英社文庫)ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞 (集英社文庫)感想
冒頭のどうという事のない短編が伏線となる構成。毎回、これが結末へどう繋がるのかを期待して読んでしまう。今回は中将の過去話。敵が見えてきた。中将は益々ダークサイドに落ち込みそうな気配で、日当たりのような宗孝君との対比が際立つ。父の右大臣との確執ももっと理由がありそうな気がする。屈折した九の姉は踊りの道に打ち込むことで、気持ちが明るくなったようで、こちらは一段落か。若宮と真白再登場。この二人が出てくると、話のテンポが良くなって場が明るくなるので、読んでて楽しい。早く上手くいってほしいな。
読了日:11月19日 著者:瀬川 貴次
カラー版 大人のための東京散歩案内 (COLOR新書y)カラー版 大人のための東京散歩案内 (COLOR新書y)感想
散歩の参考に手に取ったが、深川・神楽坂・本郷・目白・赤羽等、知ってるエリアが多く意外性が少ない。阿佐ヶ谷、高円寺、荻窪辺りは今後行ってみたい場所。だた、10年前の出版なので、取り壊された建物も多く、写真を見て懐かしかった。場所の紹介より、その土地の歴史や文化の話が面白い。今は跡形もない洲崎パラダイスは根津の遊郭が移転したものだとか、要町を横切る谷端川緑道が大塚から千川に繋がってるとか、千石の地名が千川と小石川から来てるとかは、ちょっとしたトリビアだった。
読了日:11月15日 著者:三浦 展
魔術師ペンリック (創元推理文庫)魔術師ペンリック (創元推理文庫)感想
待望のビジョルド新刊!五神教シリーズ。中編3話。1話目は、街道で病に倒れた老女を救おうとして、魔に乗り移られた青年ペンリック。結婚話は流れ、人々からは警戒され、内なる12人の魔はひしめき喋り合い、魔を奪おうとした輩に命を狙わると、散々!どうなる事かと思ったが、2話目には既に一人前の魔術師に。殺人容疑の巫師を追って捜査協力する話。3話目は容疑晴れたイングリス巫師とオズウェル捜査官と共に、マガル魔術師殺人事件を追うという話。ビジョルドはキャラも世界設定もしっかりしてるので安心して読める。どれも面白かった。
読了日:11月15日 著者:ロイス・マクマスター・ビジョルド
烏百花 蛍の章 八咫烏外伝烏百花 蛍の章 八咫烏外伝感想
八咫烏シリーズ外伝。『しのぶひと』真赭の薄と雪哉の縁談話。当然潰れたが、雪哉にもう少し可愛げがあれば成立したかも(笑)『すみのさくら』浜木綿の境遇と若宮との出会いの話。『まつばちりて』松韻の哀しいけど幸せな最期が印象的。逆に大紫の御前の冷たく寂しい姿が際立つ。『ふゆきにおもう』梓目線で語られる雪哉の母冬木。雪哉にそっくり!梓の愛が二人を守る。一番良かった話。『ゆきやのせみ』若宮に振り回されっぱなしの雪哉。ラストで笑った!『わらうひと』真赭の薄と澄尾の身分違いの恋。結ばれなくても上手くいきそうな予感が良い。
読了日:11月15日 著者:阿部 智里

読書メーター

9月の読書メーター

2015年10月01日 12時26分35秒 | 読書メーターまとめ
2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:260ページ
ナイス数:61ナイス

乱れ坊主 公家武者 松平信平11 (二見時代小説文庫)乱れ坊主 公家武者 松平信平11 (二見時代小説文庫)感想
☆☆+☆半分 バカ息子をかばうバカ親の逆恨み話2編、己の悪行のせいで妻子を亡くした男の逆恨み編1話、凶悪剣士編1話の4編。シーリーズも11冊目。定番化して、意外性はないけど気楽に読める(ほとんど惰性^_^;) 今回のハイライトは、江戸にいる身重の妻を思う信平の心情と、長男誕生の喜びかな。
読了日:9月5日 著者:佐々木裕一

読書メーター

8月の読書メーター

2015年09月01日 16時14分26秒 | 読書メーターまとめ
2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2011ページ
ナイス数:233ナイス

シルバー川柳 (一般書)シルバー川柳 (一般書)感想☆☆☆ 介護中&シルバー世代寸前の自分も他人事じゃないけど、老いを笑い飛ばす前向きさが好き。お金の話より楽しいのは老いは万人平等だからか。「深刻は情報漏れより尿の漏れ」タイムリーな句です。「恋かなと思っていたら不整脈」恋と思うだけまだ若い。「老いの恋 惚れる惚けるも同じ文字」なる~。「まだ生きるつもりで並ぶ宝くじ」「延命は不要と書いて医者通い」生への執着があるうちはまだまだ元気。「これ大事 これも大事とゴミの部屋」断捨離しましょう!年とってもこういう句が作れたらボケないだろうな読了日:8月20日 著者:社団法人全国有料老人ホーム協会,ポプラ社編集部
女子会川柳 (一般書)女子会川柳 (一般書)感想☆☆☆ 川柳本にはまり中。第2弾は女子会。お金川柳よりずっと笑える。オバさんになって引き目線で見れるからだろうか?^^;。「腐っても使えなくても正社員」「派遣社員 有能すぎると立場無し」能力に応じて労働対価を!「俺がやる!その後始末誰がやる?」やる気だけ空回りする奴って面倒。「男よりなでしこ優勝オフィスでも」女性の方が出来る人間が多いのは確か。なのに現実は・・・(-"-)。「逆らわず ただうなずいて従わず」に爆笑。納得の大賞作でした。最後に「合コンで仲良くなるのは女子ばかり」女子会さいこう!(^O^)/読了日:8月20日 著者:シティリビング編集部
マネー川柳  ---鏡見て サイフも覗く 試着室マネー川柳 ---鏡見て サイフも覗く 試着室感想☆☆ うんうん頷きながらサラッと読める。共感できるし、川柳らしくひねりも効いているのだけど、あまりにもリアルすぎてイタイ(>_オリックス編
俺物語!! 8 (マーガレットコミックス)俺物語!! 8 (マーガレットコミックス)感想☆☆☆☆ 今回は砂川姉と織田くんの恋バナメイン。まぁまぁ、上手くいきそうなオチで良かった。ベタだけど、ベタベタしてないのが好きだ。ただ、爆笑シーンが少なくなってきたのが残念。大和がケーキ屋さんでバイトを始めるが、何だか面倒くさそうなキャラが新登場。次巻の方が面白くなりそう。楽しみだ読了日:8月6日 著者:アルコ
重版出来! 5 (ビッグコミックス)重版出来! 5 (ビッグコミックス)感想☆☆☆☆ 本がどうやって世に出ていくか、毎回勉強になる。今回はグラビアの写真修正の小ネタを挟んできた。ある程度は了解事項だけど、やり過ぎは詐欺だよねぇ^_^;東江さんの判断、Good!安井をギャフンと言わせて気持ちいい。何年後かにはいい漫画家になっていると思われ。読了日:8月6日 著者:松田奈緒子
BILLY BAT(13) (モーニング KC)BILLY BAT(13) (モーニング KC)感想☆☆☆☆ アインシュタインとヒトラーが仲良く?並んで腰かけている、というシュールな絵で始まる13巻。最初から何かありそうな予感が。一方、若きケヴィンはチャック・カルキンの元へ。コウモリに導かれて来栖の物語がつむぎだされる・・・ビリーバットの最終回とか言ってるけど、そう面せておいてまたまた話は続くんだろうなぁ読了日:8月6日 著者:浦沢直樹,長崎尚志
AWAY-アウェイ- 1 (フラワーコミックス)AWAY-アウェイ- 1 (フラワーコミックス)感想☆☆☆ 最初、吹き出しの情報が多すぎて読み辛かったが、混乱した状況がP34の一言でスッキリ。原作は未読だが、萩尾さんならきっと原作以上の表現力だと想像。混乱した世界の謎がこのあと、どう解明されていくのか楽しみ。読了日:8月6日 著者:萩尾望都
王妃マルゴ 3 (愛蔵版コミックス)王妃マルゴ 3 (愛蔵版コミックス)感想☆☆☆ 美しく成長したマルゴ。その美しさが災いを招く・・・女が悪いように思える言い回しだが、まさに当時の社会通念がそうだった。レイプされても責任は女性が背負う時代に、負けずに愛を貫くマルゴは強いのか?バカなのか?地位ある人間が周りの状況を顧みず感情に突っ走ると回りも自分も不幸だと思うのだが・・・。さて、生まれた子供の運命は?伏線になるのかな?読了日:8月6日 著者:萩尾望都
鏡が来た 高橋留美子短編集 (ビッグコミックススペシャル)鏡が来た 高橋留美子短編集 (ビッグコミックススペシャル)感想☆☆☆ ホラーファンタジー短編集。可愛い絵柄に似合わず、どの話もしっかりホラーで人間のドロドロした内面を描いてて結構怖い。が、どこか可笑しくて、ラストがすっきり。『リベンジドール』が特に怖い。違ったラストだったら、ものすご~く後味が悪かったと思われ。悪も善もそうそう人の思うようにいかないもの。キャラも読者も肩透かしを食うオチが大好きだ。どんなにダークな話に見えても、読後感が良いのが高橋留美子の良いところ。読了日:8月6日 著者:高橋留美子
高橋留美子劇場 4 運命の鳥 (ビッグコミックス)高橋留美子劇場 4 運命の鳥 (ビッグコミックス)感想☆☆☆ ホームドラマミステリーの短編集。若い女に入れあげる老人、一見幸せそうに見えるセレブ夫婦、若い妻を疑う夫、嫁・小姑のイザコザ・・・どこの家にもあるようなトラブルを、可愛い絵柄とギャグの入ったキャラで楽しく読ませる。が、よく考えると結構シビアでもの悲しい話なのだ。それでも、読後感が明るいのが高橋ワールド。最後の『事件の現場』が一番好きかな。女同志のイザコザの間でオロオロする男の情けなさが笑える・・・いや、笑えないか^_^;読了日:8月5日 著者:高橋留美子
おこぼれ姫と円卓の騎士 臣下の役目 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 臣下の役目 (ビーズログ文庫)感想☆☆+☆半分 全巻に続きメルディ君が活躍。レティの元婚約者の死の真相を探るメルディは命を狙われ・・・。真犯人にはあまり意外性はなかったが、変なファンタジー的要素が出てこなかった所は、そこは良かった。ミモザ祭りにかこつけたレティ姫のお見合いは不調に終わりそう。彼女が自分の恋心を自覚した巻のようだが、相変わらず艶っぽい心理描写がダメで、読んでる方は全く盛り上がらなかった。まぁ、期待はしてなかったけど^_^;エリザベス1世をモチーフにしているようなので、将来レティは独身のままでデュークは愛人権将軍かも?読了日:8月5日 著者:石田リンネ
読書メーター


7月の読書メーター

2015年08月01日 20時14分37秒 | 読書メーターまとめ
7月は1冊しか読んでない!
遊び過ぎて時間がなかった

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:349ページ
ナイス数:166ナイス

米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす感想
☆☆+☆半分 出版社の思惑通り、柳の下のドジョウを狙ったタイトルに釣られてみた。案の定、『英国人一家日本を食べる』を越える程ではない。二番煎じの中身は普通だった。取り上げる食べ物も普通・・・たこ焼き、お好み焼き、天ぷら、とんかつ・・・『英国人一家…』みたいに、名の知れた名店も有名人の紹介もない。その分、日本の一般庶民が食べるようなものを普通に美味しいと言ってくる姿勢に好感が持てた。それにしても、たった24㎡とはいえ、アパート借りて親子3人で一か月間食い倒れ三昧・・・そんな生活ができる彼らが羨ましすぎる!
読了日:7月29日 著者:マシュー・アムスター=バートン

読書メーター

6月の読書メーターまとめ

2015年07月02日 09時56分57秒 | 読書メーターまとめ
2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3433ページ
ナイス数:293ナイス

書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト感想
☆☆☆ 遺産で1万冊収容の書庫を建てる!という、本好きにとっては夢のような羨ましい経験譚。冒頭写真の、らせん階段を巡らした丸い壁面いっぱいに本が並んでいる光景が壮観!これを実現するために、8坪とはいえ23区内に土地を購入、地上2階・地下1階の鉄筋コンクリート建て、設計士依頼物件。いったいいくら掛かるんだろう?とか俗な興味が沸くが、先立つもののない自分には何れにしても縁遠い話^_^;。最初の3分の1は松原家の歴史と書庫を建てる決心をするまでのあれこれで、こちらの興味とは別の話なのでここは斜め読みした。
読了日:6月30日 著者:松原隆一郎,堀部安嗣
魔法使いの王国 (創元推理文庫)魔法使いの王国 (創元推理文庫)感想
☆☆☆☆ ヘクトールを救うため、たった4人で適地インビエルノへ乗り込むエリサ。ゴッドストーンを帯び、その力を利用しながらも、最終的に自らの智慧で危機を乗り越える彼女。『考えるのよエリサ』頭も使わなきゃ鍛えられません。劣等感から過食症になった16歳のお姫様が過酷な環境に放り込まれて、締まった体と、鉄の精神と、切れる頭脳と、愛までも手に入れる!究極のおとぎ話でした。花嫁姿を褒められたエリサが「きれいだと思う人は、ひとりいればたくさんよ」「そのひとりっていうのは自分のこと」と言う。アメリカ人らしいセリフだ。
読了日:6月18日 著者:レイ・カーソン
帝の至宝 7 (花とゆめCOMICS)帝の至宝 7 (花とゆめCOMICS)感想
☆☆☆ 帝のプロポーズに始まり、香蘭の母親が現れ(どこかのご落胤てな都合の良い話はなかった)、録との戦さ・・・と、最終巻は結構盛り沢山。かなり、駆け足だったものの伏線をきっちり回収して、香蘭もちゃんと成長しての大団円。最終巻としてはこんなもんでしょう。
読了日:6月18日 著者:仲野えみこ
東のはて通り異聞 4 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 4 (プリンセスコミックス)感想
☆☆+☆半分 ラストの神さまは菅原道真。天神様でした。うざいゼウスとの雷対決がいい迷惑。天神様もゼウスもイギリスは管轄外だと思われ。古今東西の偉人・妖怪・神様が入り乱れたドタバタコメディも、七福神が全員揃ってメデタシ。出雲の大遷宮にかこつけての付け足しは意外性ゼロで、もう少し捻りが欲しいところ。
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
東のはて通り異聞 3 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 3 (プリンセスコミックス)感想
☆☆☆ お得意の狐登場。七福神、6柱目の神様はお稲荷さんでした(絶対に作者の好みだ)。お狐様のずるずるした70年代ファッションが笑える
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
東のはて通り異聞 2 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 2 (プリンセスコミックス)感想
☆☆☆ 相変わらず、日英の神様と妖怪が入り乱れてのドタバタ。それに動じない普通の町の人間が一番すごいかも。1巻を大分前に読んだので忘れてたけど、七福神集めの話だったのね。毘沙門天が妙齢の美女とか、逆に弁天さんが美青年だという設定が面白い。大黒天=ジャパニーズビジネスマン設定が一番笑えた。
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
東のはて通り異聞 1 (プリンセスコミックス)東のはて通り異聞 1 (プリンセスコミックス)感想
☆☆+☆半分 クロウ(イギリス人)は日本マニアだった祖父から一つの屋敷を相続するが、そこには日本の神々が棲んでいて・・・という、うたたさん独特のドタバタコメディ。やたらと人外のモノに好かれる主人公があちらの世界のイザコザに巻き込まれるといういつものパターン。それなりに面白いけど、ちょっと飽きてきた。ドタバタが多すぎて筋を追いづらいのもあって、☆半分減点。
読了日:6月18日 著者:吉川うたた
31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる (ウィングス・コミックス)感想
☆☆☆☆ BL漫画家が婚活サイトに登録してからのドタバタを描いたエッセイマンガ。結婚してン十年のオバさんにとって縁遠い世界を垣間見せてもらった。プロフィール作り、何百通も来るメールの絞り込み、実際に会ってのデート等、婚活って大変!引きこもりとかメール嫌いとか言いつつそれをこなした作者は、結構なエネルギーの持ち主なんじゃないだろうか。マンガ家だけあって、相手のキャラを見抜く目は大したもの。年収1千万越えの男を振るセリフは痛快。突っ込みどころ満載で爆笑した。最後はハッピーウェディング♪ちょっと羨ましい
読了日:6月14日 著者:御手洗直子
傾国ー唐の楊貴妃ー―旅の唄うたいシリーズ4 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 4)傾国ー唐の楊貴妃ー―旅の唄うたいシリーズ4 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 4)感想
☆☆☆ 第一話。最初劉備に、後に曹操に仕えた徐庶の話。『青天航路』に出てくる徐庶とは全く違うキャラで面白い。第2話。楊貴妃。超メジャーエピソードをどう料理するかと思ったけど、50代と20代のロマンスなんてこんなもんでしょ。想定内。楊貴妃との絡みで夜烏の過去が明らかに・・・こちらもそれほどの意外性はなし。神仙なんか絡ませずに、普通の歴史エピソードにした方がもっと続けられて良かったのに。
読了日:6月14日 著者:長池とも子
日食ー大悪女・呂后ー―旅の唄うたいシリーズ3 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 3)日食ー大悪女・呂后ー―旅の唄うたいシリーズ3 (プリンセスコミックス 旅の唄うたいシリーズ 3)感想
☆☆☆ このシリーズは中国史のおさらいになっていい。今巻は前漢の劉邦、武帝、成帝時代の話3編。まずは悪女で有名な劉邦の妻の呂后。曹操ファンとしては劉邦に好感を抱けないので、呂后に同情。2編目は武帝時代の司馬相如と卓文君との恋バナ。当時としては珍しくハッピーエンドで、一服の清涼剤。3編目は前漢11代成帝と趙姉妹の話。皇帝の寵愛をかさにのし上がっていく女と、それをめぐるドロドロの権力劇。国が傾きかけた時によくある話。
読了日:6月14日 著者:長池とも子
新米大家VSおんぼろアパート“赤鬼荘"-満室までの涙の240日新米大家VSおんぼろアパート“赤鬼荘"-満室までの涙の240日感想
☆☆☆☆ 著者からのおススメ本。サイドビジネスで大家業を志したものの、とんでもない不良物件を購入してしまい、リフォームに裁判にと悪戦苦闘する著者の涙あり笑いありの奮闘記。かなり悲惨な状況にもかかわらず、笑いのツボを心得た軽快な文章がそれを感じさせない。喫茶店で読んでて、〇ンコとお墓のシーンで思わず吹いてしまった(恥)。トラブルに巻き込まれてもへこたれないポジティブさと、初心貫徹する意志力と、遠いところまで通うこまめな行動力には本当に頭が下がる。何より『人と人の繋がりを大切にする』気持ちがあふれてて心地い。
読了日:6月12日 著者:渡辺よしゆき
おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)感想
☆☆☆ 今回は未来の軍師ゲット。お約束とはいえ、才能あふれる若者が毎回毎回手つかずでよく転がってるものだと突っ込まずにはいられない。そして、相変わらずの色気なしのオヤジキャラ(←姫の事です)。もうそこは期待しないので、ラストに思わせぶりなエピソードを入れなくていいです^_^;。さらに言えば変な超自然的能力なんか出てこない方が、ヒロインが際立つと思われ。さてさて、今回で厄介な敵を作ってしまった感のあるレティ。姫の超能力とメルディの頭脳をもってしても、相手に手玉に取られてしまう。これからどうなりますことやら。
読了日:6月7日 著者:石田リンネ
あくまで悪魔! ~おまえに最初で最後の恋を教えてやる~ (コバルト文庫)あくまで悪魔! ~おまえに最初で最後の恋を教えてやる~ (コバルト文庫)感想
☆☆ ダジャレラブコメ完結編。当然のごとく大団円だったが、その割にはトキメキもなく笑いどころもなく、盛り上がらなかったな。こちらの感性が摩耗しているのだろうか?とりあえず、突拍子もない設定と伏線を破綻なく辻褄合わせした作者に拍手。・・・ところで、この二人は年取りもせずにこの先ン百年も一緒にいるんだなぁ・・・それもそれで疲れそうだ^_^;
読了日:6月7日 著者:我鳥彩子
化けものつづら―荒井良の妖怪張り子化けものつづら―荒井良の妖怪張り子感想
☆☆☆☆ 荒井良さんの作品展に行って、間近で見る作品のあまりの素晴らしさに感動して購入。京極夏彦の表紙は何気にしか見てないので、ずっと絵だと思ってました^_^;。それがこんな緻密な作品だったとは!ちょっと高かったけど、本物見たら買わずにいられません(作品はとても買えないので)
読了日:6月6日 著者:荒井良
追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)感想
☆☆☆ 陰であれこれと工作してクリフトン=バリントン家の足を引っ張るマルティネス。この不良外国人に対し、政府もやっと動き出したようで一安心と思いきや、バッキンガムの処女航海にまたもや暗雲が!マルティネスの今後については想像つくけど、クリフトン一家はっ!???主人公が死ぬわけないという思いと、セブの時代に移ってるのでもしかして!(ジェシカを殺す作家ですからね)という想像の間で非常に気がもめます。アーチャー中毒患者に、第5部が出るまでの1年(?たぶん)のお預けは辛い!
読了日:6月5日 著者:ジェフリーアーチャー

読書メーター

5月の読書メーターまとめ

2015年06月01日 12時01分34秒 | 読書メーターまとめ

先月も少なかった。ドラマとゲームは読書の敵だ

2015年5月の読書メーター読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1156ページ
ナイス数:373ナイス

追風に帆を上げよ(上): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)追風に帆を上げよ(上): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)感想
☆☆☆ 前作ラストの続きは予想通り。ホッとしたけど、これでまた敵の憎悪が増したわけで、危機また危機のバリントン=クリフトン家です。そこに予想外の救世主が現れるのもいつも通り^_^;。都合が良すぎると思いつつ、つい続きが読みたくなる筆力。すっかりアーチャー節の中毒患者です。
が、上巻ラスト!あれはないわぁ。可哀想すぎます(T_T)。下巻では犯人に復讐を!!
ソニーの盛田氏がゲスト出演。Mr.ハードキャッスルの「前に進んで新たな秩序を認め、もはや過去を糾弾されるべきではない新日本人が存在することを受け入れて・・・」のセリフ。どこぞの国に聞かせたい!
読了日:5月26日 著者:ジェフリーアーチャー

あくまで悪魔! ~おまえにこの腕から逃れる術はない~ (コバルト文庫)あくまで悪魔! ~おまえにこの腕から逃れる術はない~ (コバルト文庫)感想
☆☆+☆半分 冒頭部分が長閑すぎて☆半分減点。後半物語が動き出して面白くなった。
ナハトとディオナが人間界へ里帰りしいろいろ事情も分かたところで、さて、魔界に帰ってどうする?!最終巻が楽しみ。
魔界は性悪説で動いてるのでルールに厳格で、天界は性善説に基づいているので逆にルーズになったとか。思わず頷いてしまった。ギャグ設定の中にちょっと考えさせるところが良い。
「ドジっ子萌えとギャップ萌え」を「粗忽偏愛と懸隔騒擾の業」って(笑)・・・相変わらず、言葉遊びがお上手。今回のツボだった。
読了日:5月9日 著者:我鳥彩子

村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻感想
☆☆+☆半分 上巻終わりから景のキャラが変わって熱が冷めた。瀬戸内で見境なく刀を振り回していた女が、一人の死を嘆き喚き散らす狂態、その激変ぶり!そこからは、正義感と感情で見境なく突っ走るラノベのあほキャラそのもので、10代の頃ならともかく、この年になるとどうしても感情移入できない。
下巻は、海戦の場面になってやっと面白く読めた。海戦シーンの手に汗握る筆力は素晴らしい。が、そこに景や七五三兵衛らのデフォルメされすぎた人物像が入ると途端にアニメっぽくなるので、全体の印象が安っぽいのが残念。
結局、景が村上家や毛利家を戦に引きずり込んだ形になった。勝ち負けは時の運だけど、戦の理由が一人の娘の同情と正義感じゃ不味いような気がするけどなぁ・・・。
さらに、上巻の感想でも書いたがラノベ並みの底の浅い人物造形と司馬遼調の解説との違和感で興が削がれることしばしば。テンポが悪くて読むのに時間がかかった。
読了日:5月2日 著者:和田竜
読書メーター


4月の読書メーターまとめ

2015年05月02日 04時22分54秒 | 読書メーターまとめ

全然読めてない。ダメじゃん!!

★4月に読んだ本一覧はこちら→ 2015年4月の読書メーター

読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1486ページ
ナイス数:572ナイス

村上海賊の娘 上巻村上海賊の娘 上巻感想
☆☆☆ ヒロイン景のキャラに引っ張られ第2章までは一気。脳内で天海祐希(の若いころ)に変換され、ドラマかアニメを見てる気分ですらすら読めた。が、第3章目の石山合戦になってからは司馬遼口調の薀蓄と戦況描写が延々続き退屈。醜女設定の景が西洋気風の入ってる堺だと絶世の美女になるとか、七五三兵衛が銛で5人抜きするとかの漫画チックな設定と、面倒くさい史実描写のギャップに戸惑う。史実とエンターテイメントの繋ぎがうまくいってない感じがした。とはいえ、全体的には面白かったので、続きが楽しみ。表紙のイラストが素敵だ。
読了日:4月27日 著者:和田竜
悪魔の見習い修道士―修道士カドフェルシリーズ〈8〉 (光文社文庫)悪魔の見習い修道士―修道士カドフェルシリーズ〈8〉 (光文社文庫)感想
☆☆+☆半分 最後の最後に動機と真犯人が判明。政治的な拝啓には全く思い至らなかった。犯人のキャラも、何の伏線もなく急に豹変。笑顔の影の冷酷さに誰も気づかなかったの?と、言いたくなる。犯人捜しを楽しむタイプのミステリーじゃないとはいえ、“そりゃないよ~”と、言いたくなる展開だった。それよりも、見習い修道士メリエットの精神的成長とその家族の物語がメイン。アイスーダがとても魅力的でいい味出してるけど、16歳でこの精神力と頭脳。メリエットは良い伴侶を得たけど、うまく転がされそう(笑)
読了日:4月11日 著者:エリス・ピーターズ
聖域の雀―修道士カドフェルシリーズ〈7〉 (光文社文庫)聖域の雀―修道士カドフェルシリーズ〈7〉 (光文社文庫)感想
☆☆☆ 3組のカップルが出てくる。一組は貧しいけれど相思相愛。でも、危機が迫っている。一組は結婚によって、取引のように結び付けられたカップル。当時としては当たり前の関係。あと一組は最後まで出てこない。つまり隠さねばならない関係だということ。最初にオーリファーバー家の詳しい説明があったのに、最後の方までその伏線に気づず、動機も犯人も全く分からなかった。その哀しい動機が何ともやりきれない。ウォルターに怒りを覚える。彼とマージョリー夫婦の今後の関係が気になる。
読了日:4月9日 著者:エリスピーターズ
氷のなかの処女―修道士カドフェルシリーズ〈6〉 (光文社文庫)氷のなかの処女―修道士カドフェルシリーズ〈6〉 (光文社文庫)感想
☆☆☆ 戦乱に巻き込まれ行方不明になった姉弟を捜索していたカドフェルは氷に閉じ込められた乙女の死体を発見する!!なかなか想像力を掻き立てる発端だけど、ミステリーというよりは歴史活劇の印象が勝る。個人的にはそっちの方が好みなので、シリーズ中で一番楽しく読めた。修道士カドフェルはアクションには参加できないので、代わりに息子が活躍。ラストの満ち足りたカドフェルのつぶやきで、読者も幸せな気持ちになる。クリスマスの奇跡は作者のサービスかな^^。
読了日:4月5日 著者:エリス・ピーターズ

読書メーター
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イベント【花金読書会(2015年5月1日)】 http:///event/event_show.php?id=2221   

珈琲店で『村上海賊の娘』(下)を読書。

   

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読書メーターまとめ(2015年3月)

2015年04月05日 20時25分07秒 | 読書メーターまとめ
最近、読書数が格段に減ったので、月まとめでもオーケー
寂しい限り・・・てか、ヤバい!!

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1247ページ
ナイス数:365ナイス

えどさがし (新潮文庫)えどさがし (新潮文庫)感想
☆☆☆ 『しゃばけ』外伝編。禰々子や日限の親分など、キャラの立った脇役が主役となって大活躍。本編を食っているような気がする。最初が若旦那誕生前で主役が佐助。最後が時代が下って明治で主役が仁助という構成もいい。時代を超えて生きる妖したちがまた若旦那と巡り合って・・・という続編を読んでみたい。
読了日:3月24日 著者:畠中恵
あくまで悪魔! ~おまえには漆黒の花嫁衣装がよく似合う~ (コバルト文庫)あくまで悪魔! ~おまえには漆黒の花嫁衣装がよく似合う~ (コバルト文庫)感想
☆☆☆ 『贅沢な身の上』の花蓮がはまっていた作中の小説が現実でも出版。出版社もシャレが効いてます。タイトルのダジャレも好みです^^♪この作者の言葉遊びはツボです。今生を諦めて、来生のためにひたすら善行にいそしむ変なヒロインとか、お役所仕事の魔界とか、相変わらず設定がバカバカしいくらいぶっ飛んでるけど、中身がちゃんとあるので読んでて実に楽しい。今回は短く3巻で終わりのようなので、飽きずに一気読みしそう。続きが来るのが楽しみ。
読了日:3月23日 著者:我鳥彩子
おこぼれ姫と円卓の騎士 恋にまつわる四行詩 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 恋にまつわる四行詩 (ビーズログ文庫)感想
☆☆+☆半分 アイリーチェとウィラードのなれそめ編。恋バナなので、もうちょっと色気ある話を期待したが・・・かなり甘さ控えめ。それでも、本編よりは少女小説風かな。この作家さん、恋のドキドキ描写が相当苦手のようです。それより変態ウィラードのキャラが面白くて読めた。ノーザルツ公といい、男性脇役キャラがよく出来ているので、つい読んでしまうシリーズ。
読了日:3月23日 著者:石田リンネ
死を呼ぶ婚礼―修道士カドフェルシリーズ〈5〉 (光文社文庫)死を呼ぶ婚礼―修道士カドフェルシリーズ〈5〉 (光文社文庫)感想
☆☆+☆半分 年の離れた男と無理やり結婚させられる乙女を助けようとした若者が、盗みと殺人の罪で追われる、というありがち過ぎる設定。さらに、事件が起きるまでの前置きが長い上に、(いつものことだけど)犯人もほぼ予想通りで、意外性がなかったので☆半分減点。今回はカドフェルの新しい助手となったドジのオズウィンと成長したマークのキャラの対比が面白かった。今後はオズウィンの成長が楽しみ。
読了日:3月15日 著者:エリスピーターズ

読書メーター

2月の読書メーター

2015年03月01日 13時24分44秒 | 読書メーターまとめ
2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1324ページ
ナイス数:355ナイス

重版出来! 4 (ビッグコミックス)重版出来! 4 (ビッグコミックス)
読了日:2月27日 著者:松田奈緒子
大名やくざ4 飛んで火に入る悪い奴 (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ4 飛んで火に入る悪い奴 (幻冬舎時代小説文庫)感想
☆☆☆ この前は『鬼平』が渋くて良いと思ったけど、やっぱり頭を空っぽにして楽しめる痛快時代劇も捨てがたい。独眼竜の常が退場したと思ったら、今度は万五郎が立ちはだかる。女房のおしまが不気味。辰は大丈夫か!?有馬家では国許派が相変わらず暗躍し、紀伊国屋と荻生徂徠の動きも目が離せない。次々と立ちはだかる敵を思いもよらない変化球でなぎ倒すところが楽しい。が、梅香への執着が理解できない。高尾太夫の方がずっといい女に思えるのだが・・・。
読了日:2月18日 著者:風野真知雄
鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐 (文春文庫)鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐 (文春文庫)感想
☆☆☆ あぁ、とうとう最後・・・わかってはいたけど・・・(涙)。おまさがどうなったのか?お夏はどうかかわっているのか?気になるところで終わっている。構成ノートとか残ってないのかなぁ?けど、池波正太郎の筆じゃないと気分半減。代わりは誰にもできない。ずっと読み継がれていく作品。尾崎秀樹の池波作品紹介文がよくまとまっていて良い。ほかの作品が読みたくなってきた。
読了日:2月8日 著者:池波正太郎
鬼平犯科帳〈23〉特別長篇 炎の色 (文春文庫)鬼平犯科帳〈23〉特別長篇 炎の色 (文春文庫)感想
☆☆☆ 『隠し子』って!?最初っから意外な話に引き込まれる。次の『炎の色』でなかなかいい展開に。小柳とお園が良い感じになったところで、平蔵も一安心。自分とのつながりを打ち明けなくて正解だった。探索はおまさが中心になって頑張ったが、お夏との間が未解決。また出てくるのだろうか?お次は最終巻。寂しいなぁ。
読了日:2月2日 著者:池波正太郎
聖ペテロ祭殺人事件―修道士カドフェルシリーズ〈4〉 (光文社文庫)聖ペテロ祭殺人事件―修道士カドフェルシリーズ〈4〉 (光文社文庫)感想
☆☆☆ ペテロ祭の最中、ブリストルからやってきた商人が殺される。容疑は地元の青年に・・・?読み始めてすぐ、というより犯罪が起きる前に犯人の想像がついてしまった(カドフェルのコメントが伏線)。が、ミステリーとしての面白さは十分にあった。新院長ラドルファスはカドフェルに理解があるよう。院長お墨付きで謎解きに挑め、前にもまして生き生きしていた。ラドルファスの町への計らいは粋だった。ただ、フィリップにエンマは勿体ないよな~・・・。余計なお世話だけど、結婚したら、トマスの残した商売はどうなるのだろう?
読了日:2月2日 著者:エリス・ピーターズ

読書メーター

読書メーターまとめ(2015年1月19日~1月25日)

2015年01月26日 15時09分23秒 | 読書メーターまとめ
2015年1月19日 - 2015年1月25日の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:964ページ

富士山さんは思春期(5) (アクションコミックス)富士山さんは思春期(5) (アクションコミックス)
☆☆☆ 徐々にカップルらしくなってきた二人。安定の5巻です。その分、甘酸っぱいドキドキ感が薄い。『思春期』っていうタイトルですから、『よつばと!』みたいなほのぼの感はほどほどに。もうちょっと事件があっても良いと思う。
読了日:01月24日 著者:オジロ マコト

MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)
☆☆☆☆ あれから、十年?(実時間はもっとだけど)キートンとまた会えて嬉しい限り。と言っても、彼は相変わらずうだつが上がらないようだが^^。今、何歳設定なのだろうか?顔はちょっと老けた感じになってる(浦沢さん、上手いなぁ)が、行動は若い!背表紙に巻数が書いてないのでこれ1巻だけのオプションかな?続きものじゃないので、また描いて欲しいです。
読了日:01月23日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志

俺物語!! 7 (マーガレットコミックス)俺物語!! 7 (マーガレットコミックス)
☆☆ スナの恋バナ!を期待したが、その辺はちょっと期待外れかな。天海の気持ちだけはよく伝わった。でも、やっぱり、スナとははまらないかな~~・・・てか、彼はやっぱりあっちの方ではないだろうか?と。今回は笑いどころが少ないので、☆2つ。
読了日:01月23日 著者:アルコ

鬼平犯科帳〈22〉特別長篇 迷路 (文春文庫)鬼平犯科帳〈22〉特別長篇 迷路 (文春文庫)
☆☆☆ 平蔵の所縁の者たちが次々と闇討ちに!卑劣な兇賊に徐々に追い込まれる平蔵。敵の正体がわからないだけに、じわじわとくる。細川の女好き、玉村の弥吉に声を掛けた盗人、2つの一見無関係な出来事がより合わさる糸のように一つになっていく見事さ。長編の中で一番面白かった。それにしても、辰蔵はいつの間にか随分強くなって・・・さすが平蔵の息子。ちょっと見直した。
読了日:01月23日 著者:池波 正太郎


読書メーター

読書メーターまとめ(2015年1月12日~1月18日)

2015年01月23日 23時36分47秒 | 読書メーターまとめ
2015年1月12日 - 2015年1月18日の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1092ページ

英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
☆☆☆ “外国人から見た日本”というテーマでつい読まされてしまう(日本人、御多分に漏れず私も、この手の話は大好物^^)。ただ、前回漏れたエピソードを羅列してるだけの感があるので、イマイチまとまりに欠けるのが難点。キッコーマンより手作り醤油の方が美味しいのは当たり前。味の素の本だしより鰹節を削った出汁の方が旨いのは当たり前。世界中どこに行っても、手間暇とお金を掛けられば、美味しいものが食べられるのは当然と思われ。ということで、面白さと目新しさは前作ほどではないが、相変わらずの羨ましいグルメ旅行記。
読了日:01月15日 著者:マイケル・ブース

大名やくざ3 征夷大将軍を脅す (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ3 征夷大将軍を脅す (幻冬舎時代小説文庫)
☆☆☆ 丑蔵一家と対立する独眼竜の常。寺社方にも食い込んで中々しぶとい奴、と思っていたら意外にあっけなく退場。寺社奉行も医者も虎之助の悪知恵で撃退。頭の回転は速くて気風の良い男前。が、「やくざ」と言いつつ都合の良い時だけ大名風ふかすところが、節操がなくてどうもね・・・そんなだから、二升太夫に振られるのだと思われ。
読了日:01月14日 著者:風野 真知雄


贅沢な身の上 ときめきの数だけ抱きしめて! (コバルト文庫)贅沢な身の上 ときめきの数だけ抱きしめて! (コバルト文庫)
☆☆☆ 完全無欠の大団円!のに、前巻以上のラブモードを期待したけど、そこは肩透かし。主人公周辺のカップルが次々まとまっていく、半ば番外編的内容。宙ぶらりんだったカップルがまとまるのを見て安心したが、いかんせんこのシリーズは色気が足りない!特に珪夏。ずっと耐え忍んできたのだから、もうちょっといい思いさせてあげても・・・というか、その部分が見たかったわ。
読了日:01月14日 著者:我鳥 彩子

贅沢な身の上 そう、吐息がときめきを教えるの! (コバルト文庫)贅沢な身の上 そう、吐息がときめきを教えるの! (コバルト文庫)
☆☆☆☆ 一巻丸ごと花蓮のラブモード全開。「押してもだめなら引いてみな」のセオリー通りに、陛下と離れて初めて自覚する恋心。13巻目にしてやっと!恋愛小説っぽくなってきた。だけど、長々引っ張った割には花蓮らしく自分の気持ちにストレートで、恋の成就は意外とあっけない感じだった。まぁ、そこがまたさっぱりしててこのシリーズの良いところではあるのだが。長い努力が報われた陛下に祝福の拍手を!!
読了日:01月14日 著者:我鳥 彩子

読書メーター

読書メーターまとめ(2014年12月29日~2015年1月4日)

2015年01月05日 09時28分36秒 | 読書メーターまとめ
2014年12月29日 - 2015年1月4日の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:284ページ

鬼平犯科帳〈21〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈21〉 (文春文庫)
☆☆☆ 『泣き男』細川峯太郎リベンジ?(笑)常に信賞必罰を忘れない、だからこそみんな平蔵に敬服する。怖いけど理想の上司。『麻布一本松』久々の忠吾の失敗。色で失敗する男。彼はやっぱりこうでなくては(笑)この巻はことのほか密偵になる盗人が多かった。それだけほのぼの系の話が多かったって事。読みやすかった。『男の隠れ家』でも密偵get。密偵になんかなるもんか!と突っ張っていた弥吉が落ちる瞬間が面白かった。
読了日:12月29日 著者:池波 正太郎

読書メーター

1月1日(木)去年の読書

2015年01月02日 04時47分52秒 | 読書メーターまとめ
明けましておめでとうございます

2014年の読書メーター 読了数:284冊
読んだページ:63367ページ
ナイス:7432件
感想・レビュー:284件
月間平均冊数:23.7冊
月間平均ページ:5281ページ

▼月は“夜”の女王さんの2014年に読んだ本一覧 →bookmeter.com/post/13/116763… #bookmeter