Uターン主婦北沢のお気楽日記

東京から長野へUターンした元飲食店店長の主婦日記。東京に未練はあるけれど、子供との田舎暮らしをお気楽にエンジョイ!

産まれました。

2011年06月10日 | あかちゃん

6月3日午前5時12分

37週と1日目で産まれてしまいました。



2402gと小さく産まれて来て、体重増減や検査の結果によって、一緒に退院できるかどうかが当日までわからずひやひやしていましたが、
昨日無事一緒に退院することができました



深夜1時頃から腹痛を感じて、まさか陣痛だと思わずに単なる腹痛だとトイレとベットを往復して1時間が経過・・・

「これはそうなのか?いや違うだろ」の自己問答を繰り返し、10分間隔から縮まって来る痛みと2時過ぎに血が出たのが決定的となり「あ、これやばい陣痛だわ・・・」とようやく旦那を起こしました。

その時すでにお腹の痛みが5分間隔になっており、急いで病院へ。

その前に踏ん切りつかずに母に電話したりして、経産婦なのに陣痛がわからないのかって旦那にも言われましたが、、、
だってこんなに早く産まれるだなんて思ってもみなかったもんで
保育園でお腹の風邪流行ってたしーーー

病院へ着くと痛みは3分間隔くらいに縮まっていてもう素晴らしく急激な痛みが、、、これぞ陣痛って感じ。

そして定期的な感覚の痛みがなくなってきてどんどん腰が砕けんばかりの痛みに変わってきたと思って、それでも痛みを逃すように息を吐けって言うから吐いてたのに、

いきめたらいきんでえー

え?何我慢してたのにいきんでいいってことは、
「え?もう出るんですか!?」
「頭すぐそこよ!!!!」

だったらもっと早く言ってくれよ!と一瞬冷静につっこみを入れて、いきんだはいいけど、とにかく腰が砕けんばかりに痛くて痛くて、もう死ぬかと思いました

そして病院へ着いてから約2時間で、出産。

旦那は、自分にしがみついて本気いきみ3回くらいで産まれたって言ってました。(自分ではどれくらい力入れたかは覚えてないんですが…)


1人目の光樹の時に、産まれてからすぐに鳴き声が聞こえないって言うのはわかっていたので、痛みに解放された安堵感でそのまま放心状態だったんですが、

明らかに股の下で冷静に慌ただしく動く助産婦さんの姿が見えて血の気が引きました。


「赤ちゃんは?大丈夫ですか?」と何度も聞いても「ちょっと待って!」と怖い返答。

鳴き声がないままに、すぐに赤ちゃんは別の部屋へ連れていかれてしまいました。


身動きが取れない私に、もう一人の助産婦さんが状況を説明してくれました。

普通は赤ちゃんが出てきて、へその緒とお腹の中の胎盤とで繋がっていて呼吸に慣れる時間が持てるはずだったんだけど、今回の私の場合は、赤ちゃんと一緒に胎盤もすべて出てきてしまって、赤ちゃんが一気に自分で呼吸をしなければいけなくなったので、酸素不足に陥ってしまったと。そしてさらにへその緒も2重に巻きついたりしていてそれを解ったり、とにかく急いで赤ちゃんに十分な酸素を与えてあげないといけなかったので別の部屋で酸素を与えて体を温める処置をしているとのことでした。】

しばらくして一瞬泣き声は聞こえたけど、本当に小さな声。

今までの人生の中で、一番不安な時を過ごしました。

赤ちゃんに会えたのはどれくらい後だったのか正確にはわからないんですが、たぶん実際は30分後とかだったのかな?
私にとってはものすごく長い時間。

ちゃんと息をしている赤ちゃんに会えた時は、もう嬉しいのと安心したのとで、涙が止まりませんでした。



そして2500gという正常体重に少し満たなかったこともあり、低体重児は低体温などになりやすいということから入院扱いとなり、保育器の中で経過をみることとなりました。

入院中の回復は順調で、1日で保育器は出ることができ、夜以外は母子同室で過ごすことができました。

それでも一緒に退院するには産まれた時の体重を越すなどの条件があり、毎日必死で母乳をあげました。

それが赤ちゃんにもつたわったのか、持った生命力だけのことなのか、小さい体でごくごくと母乳を飲んでくれて、一時2200gまで減った体重も、退院する時には2432gまで増加(なかなか産まれた体重以上で退院する赤ちゃんはいないそうです

本当によく飲んで、よく出して、黄疸もぎりぎり大丈夫だったし、赤ちゃんも頑張ってくれました

小さいと色々なことが大きく影響してしまうので、まだまだ心配なこともあり、病院へもちょくちょく行かなくてはいけないのですが、

とにかく無事に産まれて来てくれて、今一緒にいることができて、本当に本当に幸せです



名前は、『結人』(ゆうと)と名付けました。


ちなみにへその緒が完全に一つこぶができて結ばれていました。
羊水の中で赤ちゃんが自分でくるくる回って結んだらしいですよー(助産婦さんも長い経験の中見たのは2例目で珍しいそうです。)

それを聞いた私の父親は、「産まれる前に手始めにへその緒結んできたのかー」なんてうまいこと言ったみたいに笑って帰って行きましたが、

妙に納得しちゃいました