日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ストレスとうまくつきあう生活目指して

2008年10月22日 04時55分11秒 | ブラジル事情
 ここ最近ストレスが溜まっている。仕事が忙しく、自分がやりたい事ができないのが原因だと思う。実は、このブログが更新できていないこともストレスの1つとなっている。
 
 仕事が忙しいことはとてもいいことだ。しかし、仕事に追われて毎日を過ごしたくはないというのが本音である。何でも中庸が大事で、忙しすぎるのも暇すぎるのも精神的によくない。
 
 理想としては自分の好きな仕事をマイペースでし、その合間合間に自分の趣味や好きな事ができればいいのだが、世間はそんな甘くはない。極端に暇になるか、極端に忙しくなるかのどちらかが多く、その中間の状態ということは少ない。
 
 ここ2ヶ月ほど、翻訳の仕事が続いている。それがストレスの原因の1つだ。
 
 翻訳の仕事に取り組む際に2つの場合がある。締め切りまで期間が長い場合と短い場合である。
 
 締め切りまで期間が長い場合、日常生活まで犠牲にしたくないため、どうしてもゆっくりやる。でも、その結果何度も推敲するために、必要以上に時間をかけるし、最終的に翻訳を提出するまで気が抜けないから、ストレスも塵のように積もっていく。
 
 一方、締め切りまで期間が短い場合、短期間で一気に仕上げる必要があるため、短期集中で終わらせようとする。従って、その期間中は自分の日常生活をかなり犠牲にするが、終わった後は開放感で一気に気が抜けて楽である。
 
 締め切りまで期間が長いのが大学入試、短いのは中間試験と喩えられそうだ。
 
 学生時代も宿題なるものがあったが、翻訳の仕事というのは学生時代の宿題みたいな感じがする。大人になっても宿題をしなければならないというのは笑える。学生時代の宿題と違うのは報酬があるということだ。そして、宿題をきちっとこなさないと、次の宿題がもらえない。つまり、生活できないということになる。逆に、宿題を高いレベルでこなしていけば、さらに宿題がもらえ、報酬も増え、生活レベルが豊かになる。
 
 学生時代に宿題をきちんとやるよう、勉強をするように先生や親から指導されたのはこの理由からなのである。テストの点数が単純にいいだけではなく、与えられた仕事を決められた提出日までに終わらせる習慣作りであったわけだ。だから、学生時代、こういう習慣を身につけなかった人は社会に出て苦労する。
 
 でも、人間というのは習慣の動物であり、そう簡単にそれを変えることができない。特に子供や学生時代に勉強する習慣が身につかなければ、大人になっていきなりそれを身につけようとしても無理な話なのである。
 
 それにしても、日本人は小さな点数の差にこだわり過ぎる。80点と90点。もちろん、90点を取った人の努力の方が評価されてしかるべきだが、それはあくまでもその時点での話である。80点しか取れなかった人でも、その業界で何年も勤めていれば、やがて90点を取っていた人の実力に追いつき、追い越せるのである。だから、評価というのは一時的評価であり、変えていけるものである。
 
 確かに、仕事を打診されると物凄く嬉しい。自分の能力・仕事がお金を払ってもいいレベルだと認められているからだ。でも、それと引き換えに体調を壊したり、機嫌を著しく悪くして周囲に迷惑をかけていたら元も子もない。生活の中で、人生の中で何が一番大切かの優先順位を決めながら、仕事も選択して行く必要がある。
 
 取り敢えず、今は自分が関心がある本をたくさん読みたい。最近は映像よりも活字の方が想像力を掻き立て、頭をフルに使うため、より楽しさを感じる。結構僕は古い人間なのかなと思う。 

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