Porto Alegre é Demais! 238 anos ;]
今日は僕が住む町ポルトアレグレ市を紹介したい。
ブラジル最南端にあるリオグランデドスル州の州都であり、人口は約140万人いる。緯度的には鹿児島県よりちょっと南にあるということで、年間を通して気候は温暖である。つまり、夏は日本と同様に暑いが、冬は日本ほど寒くない。
イタリア系・ドイツ系移民が多いため、ブラジルのヨーロッパと言われており、白人が多い。国勢調査(2000年)では、白人が82.4%、黒人が8.7%、混血が7.8%、その他が0.7%という結果が出ている。しかし、これらは自己申告であり、実際にはもっと混血が多いのではないかと思う。
建物もセントロ(中心地区)に行くと、古い建物が多いので、ヨーロッパ調のものが比較的多く、確かにブラジル国内的にはヨーロッパ的ではある。しかし、ブエノスアイレスのそれと比べると、建物自体の大きさも格調の高さに関してもかなり見劣りすることは否めない。
ポルトアレグレにはブラジルサッカー一部リーグに所属する2大チームのインテルとグレミオがある。インテルのホームスタジアムは、2014年のワールドカップ開催時に使用されるスタジアムとして現在改修工事が進められ、スタジアム前の大通りも整備されるようである。
また、昨今の好景気により中産階級が自動車を購入しているために、交通渋滞が年々深刻化している。その渋滞を緩和させるために、市内に電車を走らせようという計画もある。土地の買収問題などから、バス路線として現在使われている所を線路に使用するようだが、莫大なコストと時間がかかることから、プロジェクト自体が前に進んでいない。
年末に日本に帰国した時に富山県の富山市に友達を訪ねに行った。富山市には日本でも珍しい路面電車が走っている。僕はその路面電車に乗ったが、内装はお洒落だし、電車自体も近未来的な乗り物で、非常に格好良かった。
渋滞緩和、環境対策、観光対策の面でも、この路面電車の導入は役立つ事は間違いない。サンパウロのような渋滞問題が起きる前に、ポルトアレグレに路面電車を導入して、より安全・快適・清潔なブラジルを代表する街に発展してほしいと思う。
今から工事を着工しても2014年には間に合わない。しかし、ワールドカップでポルトアレグレに来てくれた日本人観光客がもう1度遊びに来てくれるような魅力的な街になってくれたらいいなと思う。
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