日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

日本でポルトガル語の辞書・参考書購入

2014年03月29日 22時00分35秒 | ポルトガル語

 今年1月に日本に帰国した際、生まれて初めて新宿の紀伊国屋に行った。

 1番の目的は日本語教材の購入であったが、残念ながらあまりいい教材が見つからなかったので、数冊しか買わなかった。

 その代わり、ポルトガル語関連の本を3冊買ってきた。

 久しぶりにポルトガル語関連の書棚を見たのだが、入門書から中級者向けの文法書まで結構いろいろな参考書が刊行されていて驚いた。

 僕がブラジルに初めて来た16年前は2、3冊しかなかったのだから、今のポルトガル語学習者は本当に恵まれているなと羨ましく思った。

 今回僕が購入したのは辞書2冊と参考書1冊。

 ブラジルに来る前に買った白水社の現代ポルトガル語辞典は16年間使用してボロボロ。何年か前に改訂版が出版されていたのは知っていたのだが、7000円以上もするので、今まで購入を躊躇していた。

 でも、現在持っている辞書の状態がもう酷いので、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで購入した。使ってみて分かったが、中身も改良されていれば、語彙の数・説明なども変更されており、随分使いやすくなっている。

 価格は高いことは確かであるが、やはりこの辞書はポルトガル語・日本語の辞書としては断トツにいい。買って損はしないだろう。今は古い辞書は職場で、改訂版は自宅で使用している。

 日本語・ポルトガル語の辞書も購入した。三省堂の『日本語・ブラジル・ポルトガル語辞典』(2800円)

 僕は日葡の辞書は既に何冊も持っているが、どれもイマイチであった。しかし、紀伊国屋書店でこの辞書を初めて手にした時はビビッと来た。値段もリーズナブルで、語彙や文法の説明もまともで、何しろ日本人が使いやすい作りになっていたのだ。

 ポルトガル語で文章を書く際、語彙が浮かんでこない時に、この辞書を使って使用する語彙を選択する際の参考にしている。

 はっきり言って、ポルトガル語学習者はこの2冊を買ってしまえば、辞書に関しては他に何も要らないと思う。

 そして、もう1冊購入したのが三修社の『ポルトガル語定型表現365』というお決まりの定型表現を例文とともに紹介した参考書である。

 文章を書く際の表現力というのは、結局どれだけ文型の数を知っているかに依ると思う。同じ事を言うのでも、いつも同じ書き方だと読者に飽きられる。

 表現力を磨くという意味でもこの参考書は非常にいい。

 時間がある時に、この本にある定型表現の日本語訳からポルトガル語訳にする練習をしている。訳が完全に一致することはほとんどないが、基本的な使い方が間違っていなければそれでよしとしている。

 ポルトガル語でブログを書く時も、正直いつも同じ定型表現ばかりで書いていると、自分自身飽きてくるし、読んでいる読者も辛いであろう。一番大事なのは記事の内容であることに疑いはないが、それでもやはり表現力は磨きたい。

 

 


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