日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

1カ月1万円生活

2011年06月17日 23時02分29秒 | ブラジル事情

 いきなり黄金伝説1カ月1万円生活 いとうあさこVS麒麟・田村というテレビ番組を見ている。

 この2人は育ちがまったく違うため、その対決ぶりが非常に面白い。

 田村はベストセラー「ホームレス中学生」でも知られているように、少年時代に公園で暮らし、段ボールさえ食べていたと言う超貧乏生活を経験しており、今回の挑戦においても塩・油・米だけで料理を作るなど、その徹底した倹約ぶりには舌を巻く。

 一方、いとうあさこは高校まで裕福な家庭でお嬢様として育つものの、家出してからは男に貢ぎ続けた経緯を持つために、少ない食材を上手に利用して多彩な料理を作り、健康且つ経済的な方法で1か月1万円生活に挑戦している。

 彼らの取り組みは非常に参考になる。なぜなら、来月から失業するからである。

 まあ、失業して完全にフリーになってから、本格的に就職活動を始めようかなと思っているが、そう簡単に仕事が見つかるとは思っていないので、当面は切り詰めた生活をしていく必要があるなあと感じている。

 今まで昼は常に外食であったが、来月以降は節約のために、なるべく自炊せざるを得ない。まあ、失業して時間だけは余るほどあるのだから、就職活動以外の時間を有意義に利用し、この際「安くて美味しい」日本料理が作れるようになるというのも、人生を楽しむ1つの方法かなと考えている。

 それにしても、ブラジルは原油高の影響もあって、ここ1年ほどインフレ率が高まっており、スーパーの食材の価格上昇にともない、レストランでの食事は非常に高くなっている。

 職場近くのレストランは量り売りなのだが、ちょっとしか取っていないのに10レアル(約500円)もする。バイキングにすれば、15レアル(750円)。飲みものも頼めば、18レアル(900円)はくだらない。

 はっきり言って、日本より高い。

 番組では光熱費・ガス代・食費すべて込みで1か月1万円生活に挑戦しているが、ブラジルでそれを実現するのはかなり難しい。

 まあ、僕の目標としては、食費1日10レアル(500円)、1か月で300レアル(1万5千円)で過ごすことである。すべて自炊にすれば何とか達成できるとは思うが、今までずっと外食してきたので、その欲望に屈しないことが成功の鍵を握るだろう。

ただ、人が本来持つべき正しい考えは、支出を減らして倹約生活をすることではなく、収入を増やして物質的に豊かな生活を送ることだと思う。それは決して贅沢な生活をすることではない。きっちり働いて社会に貢献し、人間らしい尊厳ある生活をすることだ。

人は懐が寂しくなると、ろくなことはないし、ろくなこともしない。

「貧すれば鈍す」である。

サッサと就職を決めて、問題を解決したい。


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