日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ブラジルブロードバンド100メガ時代突入

2009年08月26日 06時01分14秒 | ブラジル事情
 ブラジルにもついにブロードバンド100メガ時代がやって来た。あと3年くらいは最低かかると思っていたが、思っていた以上にブラジルの発展速度は速い。

 100メガのブロードバンドサービスを開始したのはGVTという電話・通信会社。月額499へアイス、日本円で時価2万5千円強。日本の100メガの光通信が4、5千円ほどであるのと比較すれば、約5、6倍の値段。国民の平均所得の違いを考えれば、日本人感覚の価格に修正すれば、5、6万円というところだろう。

 インターネットが家庭における娯楽の中心的役割を果たしつつある現代、ブロードバンドのスピードが快適なネットサーフィンを楽しむための必要条件であることは確かだ。しかし、現段階で100メガまで必要ないし、コストパフォーマンスを考えれば、それだけのお金を払う価値はない。

 このGVTはブロードバンドサービスの会社としては後発組なのだが、ここ1,2年でそのサービス内容を一気にレベルアップし、今回ブラジルの他のどの会社も提供していない100メガというブロードバンドを開始した。100メガだけでなく、3、10、15、35,50メガのサービスも開始している。

 しかも、3メガは新規の入会者は49へアイス、時価2千5百円。プロモーション終了後も3千5百円。日本と比較すればまだ高いが、かなりリーズナブルな値段になってきている。

 僕が契約しているのはNETVirtua。ブラジルにブロードバンドを普及した会社だ。2年連続で優良企業に表彰され、高見の見物でサービス改善の努力をしてこなかったのか、GVTに一気に抜かれた感がある。また、BrasilTelecomといった電話会社にもNETVirtuaと同レベルのサービスを提供され、ここにきてブラジルのブロードバンド業界も競争が激化してきており、消費者としてはありがたい。

 僕が契約しているのは2メガのブロードバンドなのだが、今年4月に99へアイスから105へアイスに値上げ。他企業がよりいいサービスをより安い価格で提供しているのに、この時代に逆らった経営戦略には正直驚いた。これでは顧客から見放される。

 ブラジルの電話会社、ブロードバンド会社、ケーブルテレビ会社の大きな欠点は、契約をキャンセルする時である。キャンセルする際の電話は有料で、しかも20分以上電話口で待たされ、なかなかキャンセルさせようとしない。さらに、1度キャンセルしても、何度も電話がかかってきてその意思を変えさせようとしたり、下手したらキャンセルしても請求書を送ってきたりする。僕は一度BrasilTelecomをキャンセルする時、払わなくてもいいキャンセル料5千円ほどをあまりにもしつこいので払った。もう本当にしつこいのだ。

 GVTを申し込みたいと思うのだが、NETVirtuaをキャンセルするのも一苦労だし、家に誰かがいないとGVTを設置することもできない。だから、しばらくは様子見。まあ、NETVirtuaも近いうちに対抗策をとってくるとは思うが、どのくらい待っていればいいのだろうか。

 いやー、それにしてもブラジルも日本に近づきつつある。嬉しい限りだ。

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