ブラジリア・サンパウロ旅行では、3人の日本語の生徒及び元生徒に会った。その生徒3人に共通するのは、みんな結婚を前提に永年つきあっている恋人がいることである。
まず、ゴイアス州に住んでいる生徒Aさんは25歳。先日のブログでも取り上げた彼は鉱業会社に勤めて9ヶ月ほどで、27歳の心理カウンセラーと付き合って3年になる。
僕がゴイアス州を訪れたちょうどその日の夜、Aさんは彼女の自宅で婚約指輪を交わす儀式を行い、僕はその記念すべき日に立会い、デジカメで撮影させてもらった。
2人は本当に仲が良さそうで、お似合いのカップルであったが、Aさんとしては結婚に対する不安から、あまり乗り気ではないようなのだ。確かに、25歳は少し早いのかなと思う。
次は、僕の14年前の生徒であるBさん28歳。彼はサンパウロの奥地の大学で生物学を学んだ後、公務員試験に合格し、現在サンパウロ州のカンピーナス市の刑務所に勤務している。
8年付き合っている同じ年齢の恋人がおり、恋愛10周年を記念する2013年11月に結婚する予定だと言う。恋人も刑務所の公務員試験に合格し、刑務所から勤務命令が下るまで、Bさんの町から150キロメートルほど離れた、親戚が住む町の会社で働いている。
2人ともサンパウロ近郊での研修が終了した後、彼らの地元であるサンパウロ奥地の刑務所に勤務し、地元に家を建てて暮らすことを目標に頑張っていると言う。だから、Bさんは昼は刑務所で働きつつ、夜は高級住宅街の民間のセキュリティー会社でアルバイトし、せっせとマイホーム資金を貯めているそうだ。
人生設計をしっかり立てており、すごいなあと見直してしまう。
また、同じく僕の14年前の生徒である日系3世のCさん28歳。彼はサンパウロ近郊の州立大学でコンピューターを学んだ後、ソフトウェア会社を2社渡り歩き、つい最近外資系の有名なソフトウェア会社に転職した。
彼も3年付き合っている22歳の物理療法学部4年生の恋人がいて、今回サンパウロで彼に会った際に彼女にも直接会った。可愛らしいのは写真で知っていたが、実際に会ってみると、多少雰囲気が違う気がした。
Cさんも1年前に会った際は一生結婚しないと言っていたが、今回会ったら、最近ものすごく結婚を意識するようになったと言う。ただ、やはり結婚に対する不安は大きいそうだ。
結婚に対する不安があるのは、ある意味当然かなと思う。
そして、今回の旅行とは関係ないが、ここポルトアレグレで11年前に最初の生徒であったDさんも28歳で、彼にも旅行から帰ってきて会った。Dさんはポルトアレグレの連邦大学でコンピューターを学び、現在は研修生として入った会社に勤めている。
Dさんには7年ほど付き合っている同じ年齢の恋人がおり、彼女とは大学の学部が同じで、1年半前に一緒に卒業し、半年前から同棲している。従兄弟がスウェーデンのソフトウェアの会社で働いており、二人とも修士課程が終わったら、その従兄弟の会社に働きに行きたいと夢を語ってくれた。
僕の嘗ての生徒はみんな20代後半を迎え、着々とキャリアを築き、永年付き合っている彼女と結婚するために、自動車を買ったり、マイホームの購入資金を貯金したりと頑張っている。
みんなすごいなあと思う。
僕自身も通ってきた道ではあるけど、彼らの人生設計は本当にしっかりしている。
まあ、入念に計画を立てたとしても、うまくいくとは限らない。でも、そういう準備をあらかじめしておけば、うまくいく可能性は確実に高まるはずだ。
日本では結婚に消極的な傾向があるとも聞いているが、何もしないで後悔するより、精一杯して後悔したほうがいいのかなとも思う。
少なくとも、僕の生徒達はしっかりした信念を持って前に進んでいるように思える。
彼らを見習って、僕自身の人生設計もしっかりしないと。
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いよいよ、あさってなんもわからないまま出発します!楽しみですが、ほんとドキドキです!!
そうそう、彼が餃子好きなので、わたしも皮から挑戦したいと思ってました!おいしくできたら教えてくださいね♪
羨ましいなあ。