日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

娘に能力試験5級を受験させる計画

2018年07月12日 21時44分48秒 | 日本語教育
 今年12月、14歳の娘に日本語能力試験5級を初めて受験させようと思っている。

 本当は去年受けさせたかったのだが、みんなの日本語の第17課程度までしか終わっておらず、漢字まで勉強する時間もなかった。

 従って、合格する確率は低く、ただの記念受験で終わりそうだったので断念した。

 実際問題、点数があまりにも悪いと、来年以降娘が受けたくないとか言いだしかねず、そうなると困るので、今年に延期したという経緯があった。

 今年も現段階でみんなの日本語は第23課を終わったところである。5級に受かろうとしたら、最低でもみんなの日本語の1冊目、第25課までは終わらなければならない。

 また、漢字もやっと先週始めたばかりで、これから試験までの4ヶ月半あまりの間にしなけらばならない事は山ほどある。

 僕は焦っているが、本人はいたってマイペースである。彼女は基本的に勉強したり、努力したりすることが大の苦手なので、今年5級に合格できるかどうかも定かではない。

 現時点では30%、今後試験まで頑張って勉強すれば、合格率は50%位まで高まるかもしれない。

 日本語の勉強自体は4、5年前から始めたのだが、あまり強制的にやらせるのもよくないと思って、最初の3年くらいはゆっくりと教えた。ここ2年くらい、やっと他の生徒と似たようなペースで教え始めた。

 20年ブラジル人に日本語を教えてきた立場から客観的に娘の日本語習得能力を評価すれば、彼女の語学センスは決して悪くないと思う。意外とすんなり文法項目も理解し、問題を解くことができる。

 論理的思考が苦手で、どちらかと言うと感覚的に語学を覚えている。それはある意味語学に才能があるタイプなのかなとも思う。

 ただし、さっきも書いたが、彼女は基本的に勉強が嫌いで、長期間努力し続ける忍耐力に欠けている。これは彼女が何かで成功するためには致命的な欠点である。
 
 しかし、娘は将来は日本に住みたいから、日本語は必ず堪能になりたいと言っている。

 言うは易し、行うは難し。

 大志があること自体はいいが、行動が伴っていないと全く意味が無い。

 娘は今週末から2週間冬休みである。この期間中、1週間は僕の家に滞在し、その間に毎日日本語の集中授業をする予定である。

 親としては、何とか今年5級に受からせ、娘が少しでも勉強する事に自信がつき、学校の勉強にも好影響が出ればいいなあと期待している。

 


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