カンブリア宮殿

　カンブリア宮殿という番組を見ている。

 様々な業界で業績をあげている旬の日本企業の社長を番組に招き、番組進行役の作家の村上龍とタレントの小池栄子が直接インタビューする。

 番組では各企業を現地取材し、その独特な働き方・経営方針・起業姿勢などを丁寧に紹介している番組である。

 本当に勉強になる番組なのだが、この番組をずっと見てくると、社長の言葉や発言などから、社会で成功するために必要な共通する条件が浮かび上がってくる。

 行動力。ある事業がいけると思ったら、すぐにそれを実行できる能力。

 創造力。人がやらない、人とは違った事、差別化された事をする能力。

 情熱。　この事業は必ず成功すると信じ続けられる強い想い。

 どれも言われてみれば当たり前なことだが、凡人にはなかなかできない。

 なぜなら、凡人はあるアイディアが思いついても、うまく行かないだろうと自分の頭で勝手にシュミレートし、そのアイディアを実際の形にしない。失敗を恐れているからである。

 また、凡人は自分自身が凡人であると自分に自信がないから、いいアイディアを思いついた自分の才能すら信じられない。要は自分自身に対しても、その事業に対しても熱い思い入れがないのである。

 実はユダヤ人大富豪の教えにも同様な条件が記述されていた。

 それはつまり、成功の方程式というのは既に決まっていることを意味する。

 要は、その成功の方程式にそって、一定条件を満たした誰がその事業においていち早く事を成し遂げるかどうかだけなのである。

 しかし、実際には世の中にそんなに成功者はいない。成功の方程式は決まっていても、それを実行できる人物が少ないからだと思う。

 世の中は難しい。でも、だからこそ、生きがいもあるのかも。

 僕も流されているだけでなく、そろそろ行動しなくちゃならないのかなと思う。

　

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