ブラジルの週刊誌にVEJAという一般人向け大衆情報誌がある。
その雑誌の巻頭には、いつも有名人に対する3ページに渡るインタビュー記事が掲載されている。僕はここに興味がありそうな人が載っていると読むのだが、先日僕が手にしたVEJAには元鹿島アントラーズで活躍し、アメリカワールドカップにブラジル代表の優勝メンバとして出場したレオナルドが出ていた。
彼はジーコが連れてきた当時バリバリの現役ブラジル代表で、そのルックスの良さも手伝って、日本ではレオ様と絶大な人気を誇った。日本で2,3年プレーしたあと、フランスのパリ・サンジェルマン、イタリアのACミランなどヨーロッパの強豪クラブチームで活躍して引退した。
インタビュー記事を読んで知ったが、彼は引退後にACミランの経営陣に入閣し、イタリア最高の教育機関でクラブ経営を数年かけて勉強したと言う。そして、本来は選手の指導ではなく、経営サイドで仕事をしていきたかったが、周囲からのバックアップもあり、いきなりACミランの監督に抜擢されたそうである。
ブラジル人監督で、ヨーロッパの強豪チームを今まで指揮したことがあるのは、ルッシェンブルゴ監督やスコラリ監督などほんの一握りの人達であり、彼らは監督としてのキャリアで栄光を築いた上で就任している。その点、レオナルドの場合いきなりの就任であり、プレッシャーが大きいことは想像に難くない。
彼のインタビューの中で印象的だったのは、世間的に見てあまりにも贅沢な暮らしをしている自分が嫌になり、当時持っていた不動産の中のほとんどの物を処分し、コンピューターですら人から借りないといけない状態にまでしたという話しだ。彼自身人生において、ものすごく落ち込み、頭が混乱していた時期であり、ああいう時期があったから今があると振り返っている。
人間と言うのは、どんなに社会的に成功して名声を得て、財産を築いたとしても、必ず幸せになれるわけではない。レオナルドなど、イケメンで女性からももてるだろうし、サッカーで活躍して、みんなからちやほやされ、お金も余るほどあっても、それでも幸せを感じられない。
幸せと言うのは本人が感じなければならないものである。だから、他人から見て、どんなに羨ましくて、恵まれた環境で暮らしていても、幸せになれない。生きるのは本当に難しいと思う。
このインタビュー記事を読んだ時、レオナルドにより親近感がわいた。やっぱり、彼は本当に心の優しい善人なんだって。アイルトン・セナに日本人が感じたものと同じなんじゃないかなって思う。
世の中の多くの人は、拝金主義で、人よりなるべくいい物を持って、いい服を着て、いい家に住もうとする。でも、それってそんなに重要なのって問いたくなる。そのどれ1つ持っていなくても、人は幸せになれるのではないだろうか。
自分自身の仕事により人に喜んでもらえる幸せ。自分が社会に役立っている幸せ。誰かを愛している幸せ。誰かに愛されている幸せ。誰かに必要とされている幸せの方が、もっともっと重要なんじゃないかと思う。
レオナルドは彼のチームを勝利に導くことにより、サポーター達に幸せになってもらいたいんだと思う。残念ながら、レオナルドが指揮するACミランは現在プレシーズンでまだ1勝もできていない。何とかここからチームを立て直してもらって、名監督への一歩を踏み出してほしいなと思っている。
その雑誌の巻頭には、いつも有名人に対する3ページに渡るインタビュー記事が掲載されている。僕はここに興味がありそうな人が載っていると読むのだが、先日僕が手にしたVEJAには元鹿島アントラーズで活躍し、アメリカワールドカップにブラジル代表の優勝メンバとして出場したレオナルドが出ていた。
彼はジーコが連れてきた当時バリバリの現役ブラジル代表で、そのルックスの良さも手伝って、日本ではレオ様と絶大な人気を誇った。日本で2,3年プレーしたあと、フランスのパリ・サンジェルマン、イタリアのACミランなどヨーロッパの強豪クラブチームで活躍して引退した。
インタビュー記事を読んで知ったが、彼は引退後にACミランの経営陣に入閣し、イタリア最高の教育機関でクラブ経営を数年かけて勉強したと言う。そして、本来は選手の指導ではなく、経営サイドで仕事をしていきたかったが、周囲からのバックアップもあり、いきなりACミランの監督に抜擢されたそうである。
ブラジル人監督で、ヨーロッパの強豪チームを今まで指揮したことがあるのは、ルッシェンブルゴ監督やスコラリ監督などほんの一握りの人達であり、彼らは監督としてのキャリアで栄光を築いた上で就任している。その点、レオナルドの場合いきなりの就任であり、プレッシャーが大きいことは想像に難くない。
彼のインタビューの中で印象的だったのは、世間的に見てあまりにも贅沢な暮らしをしている自分が嫌になり、当時持っていた不動産の中のほとんどの物を処分し、コンピューターですら人から借りないといけない状態にまでしたという話しだ。彼自身人生において、ものすごく落ち込み、頭が混乱していた時期であり、ああいう時期があったから今があると振り返っている。
人間と言うのは、どんなに社会的に成功して名声を得て、財産を築いたとしても、必ず幸せになれるわけではない。レオナルドなど、イケメンで女性からももてるだろうし、サッカーで活躍して、みんなからちやほやされ、お金も余るほどあっても、それでも幸せを感じられない。
幸せと言うのは本人が感じなければならないものである。だから、他人から見て、どんなに羨ましくて、恵まれた環境で暮らしていても、幸せになれない。生きるのは本当に難しいと思う。
このインタビュー記事を読んだ時、レオナルドにより親近感がわいた。やっぱり、彼は本当に心の優しい善人なんだって。アイルトン・セナに日本人が感じたものと同じなんじゃないかなって思う。
世の中の多くの人は、拝金主義で、人よりなるべくいい物を持って、いい服を着て、いい家に住もうとする。でも、それってそんなに重要なのって問いたくなる。そのどれ1つ持っていなくても、人は幸せになれるのではないだろうか。
自分自身の仕事により人に喜んでもらえる幸せ。自分が社会に役立っている幸せ。誰かを愛している幸せ。誰かに愛されている幸せ。誰かに必要とされている幸せの方が、もっともっと重要なんじゃないかと思う。
レオナルドは彼のチームを勝利に導くことにより、サポーター達に幸せになってもらいたいんだと思う。残念ながら、レオナルドが指揮するACミランは現在プレシーズンでまだ1勝もできていない。何とかここからチームを立て直してもらって、名監督への一歩を踏み出してほしいなと思っている。
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