以前、このブログ上でブラジルのお勧めのテレビ番組をいくつか紹介したが、あれから4年近く経過し、ネット環境は随分と様変わりした。
ブラジル最大の放送局のグローボは、日本の民放やNHKと違って「太っ腹」であり、一部の番組をネット上に公開し、誰でも視聴できるようにしている。
以前は日本で同局の番組を視聴するには、視聴料を毎月支払う必要があったが、恐らく今は日本でもネット上において無料で見られるのではないかと推測する。
さて、同局のお勧めの番組の1つに「ジョーのプログラム(O proglama do Jo)」がある。番組の概要は以下の通りである。
放送時間帯:月曜日から金曜日まで、夜12時半から1時半くらいまで。
英語も話せる多才なコメディアンのジョーが各界からのゲストを迎えて話すトーク番組。俳優や歌手などの芸能人だけでなく、政治家や宗教家、大学の先生など今話題の 人を招いて興味深い話が聞けるので、ゲストによって見る価値あり。
また、政治家などにはジョーが結構突っ込んだ厳しい質問をしており、庶民感覚 のジョーに共感が出来る。元々はコメディアンからキャリアを始めたようだが、トランペットが吹けたり、VEJAにかつてエッセイを連載していたりとその活 動範囲は広い。ブラジル版「タモリ」か!?。
2011年現在、この番組に過去に出演した450人以上のゲストの放送分を視聴する事ができる。
好きなブラジル人アーティストなどがいる方は、是非検索して視聴していただきたい。僕は崇拝しているF1パイロットのアイルトン・セナのインタビューがあったら、何回でも繰り返し見たいと思うが、残念ながら彼のインタビューはない。
因みに、上記でご紹介したインタビューは、ブラジル人コメディアンが出演している回で、彼が日本公演に行った際に、たまたま東日本大震災に遭遇し、その体験談を司会者であるジョーに語っている。
ジョーは得意のユーモアセンスで、地震や津波を面白おかしく語っている部分が何カ所かある。彼はもちろん悪気はないが、これを見た被災地の方にはちょっと笑えないのかなとも思った。
語学の勉強は楽しくなければならない。好きなブラジル人アーティストのインタビューを聞いて、ポルトガル語の勉強をするのはどうだろう?
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