日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ブラジルで餃子を皮から作る

2012年02月03日 19時29分06秒 | ブラジル事情

 餃子を作った。しかも、皮から。

 結論から言わせてもらうと、味自体は悪くなかった。食べた瞬間に、餃子の持つ独特の味が口内に広がった。

 ただ、幾つか改善すべき点があった。

 まず、餃子の皮である。パンを作った時と同じく、小麦粉に砂糖、塩、ドライイーストを混ぜ合わせ、それにネット上に書いてあった鶏がらスープを加えてこねた。 

 それから40,50分ほど寝かした後、スーパーで買ってきた麺棒を使って、生地を円状に引き延ばして、餃子の皮を作った。

 生まれて初めて麺棒を使ったのだが、なかなかどうして難しい。お腹が空いていたのと、餃子の具の準備などで時間がかかっていたために、皮作りにおいてあまり丁寧に作業ができなかった。

 その結果として、形も悪ければ、厚さも通常よりも厚い餃子の皮が出来上がってしまった。とにかく何もかもが初めてだったこともあって、全く勝手が分かっていなかったのである。

 次に、餃子の具であるが、本当は豚の挽肉を使いたかったのだが、牛の挽肉を使わざるを得なかった。なぜなら、ブラジルでは挽肉は牛しかスーパーで売っていないからである。一応お肉屋さんに豚を挽いてもらえるかと頼んだのだが、速攻で断られてしまった。

 うーん。僕が可愛い日本人女性だったら、やってくれていたのかもしれないけど、日本人のおっさんじゃ駄目だよね。

 ともかく、挽肉が豚を使ったこと以外は、白菜や生姜、ニンニク、醤油、コショウを使うなど、レシピに書いてあった通りの具材を使用した。 

 そして、餃子の具を餃子の皮に包む作業である。昔、父親が自宅で餃子パーティーをする時に、その作業を手伝おうと試みたことが何回かあったが、父親のように上手には包めず、いつも諦めていた。

 ただ、今回は僕が諦めたら、他に誰か作ってくれる人もいないので、仕方なく作ったすべての皮を使って餃子の具を包んだ。 

 ここで僕は気づいた。 

 出来上がった餃子は、市販で売られている通常のものの3、4倍はある巨大餃子だったのである。

 す、すごい。これ、火通るかな。

 レシピに書いてあった通り、油をひいて熱くなったフライパンで1分ほど焼き、表面におこげをつけた後、水をさっと入れて蒸す。 

 うーん。何か職人っぽいなあ。 

 そして、終に人生初めての手作り餃子が完成した。 

 ここまでの行程におよそ2時間かかり、お腹もペコペコであった。

 だから、食べてみると、非常に美味しかった。ただ、餃子の巨大さ、皮がちょっと厚いところが気になった。

 4個焼いたが、2個で十分であった。

 翌日、スーパーに行ったら、パステル用の皮が売っていた。色は違ったが、その形状は日本で市販されている餃子の皮にそっくり。

 もしかして、これは餃子の皮として使えるかもしれないと思った。

 皮から作ると楽しいが、時間がかかりすぎる。このパステル用の皮はそれほど高くなく、これが餃子の皮として使えれば、作業時間を大幅に短縮できる。

 次回は、これを使って、餃子に再び挑戦しようかなと思っている。

 

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1 コメント

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Unknown (ファビ)
2012-02-04 12:23:55
パステウ餃子はけっこうイケます。
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