ブラジル在住14年目にして通訳デビューした。
5、6年前から通訳のお仕事のお話は幾つか頂いていたが、最終的に仕事の受注に至らないケースが多かった。一体いつになったら通訳のお仕事ができるのかなと思っていたが、この度晴れて仕事させてもらった。
あまり詳しい内容は言えないが、ブラジル・日本それぞれの一流企業の方々に1日同行して通訳する仕事であった。
ただ、日本・ブラジルのどちらの国の会社の方々も英語がかなり話せたので、会議のほとんどは英語で進行し、時折、日本語からポルトガル語、ポルトガル語から日本語の通訳を求められた際に僕が通訳をした程度であった。
僕が通訳として「使えない」と即決で見切られたのか、それとも出席者の方々が優秀で英語が達者であるから最初から基本的に英語で進行することが前提であったのか。
どちらにしても、サッカー選手で言えば、後半30分位から試合に出場したような感覚であった。たとえ僕の実力が不十分だったとしても、もっとたくさん使って欲しかったというのが正直な気持ちである。
プロとしてお金を頂く以上、それに見合った分の仕事をするのは当然の事だし、何より顧客のお役に立てた実感が持てなかった。
また、サッカー選手と同じで試合に出てプレーしないと、本当の実力というのはついていかないと思う。どれだけ練習を一生懸命やっても、本番でその成果を試さないと選手は成長しない。だからこそ、移籍後に試合に出られなくなった多くの選手が出場機会を求めて少しレベルの低いクラブチームに移籍するんだと思う。
まあ、今回の経験をいい機会にまた仕事のチャンスをもらったら是非とも挑戦していきたいと思っている。人生における出来事はすべて1つの経験であり、経験したからこそ自分が駄目な部分、修正すべき箇所、強化すべき部分が見えてくるものだ。また、慣れるに従い、自分自身の実力も向上するだろうし、仕事をすることで自信もついていくのかなと思う。
2014年はワールドカップ、2016年はオリンピックと、この先ブラジルはビックイベントを控えており、多くの日本企業も進出してきているため、ブラジルの僻地であるここポルトアレグレでも通訳・翻訳の仕事も増えていくんじゃないかなと予想している。
今後も前向きに仕事をこなしていけたらなと思う。
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