雪姫鳥の独り語

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松本清張 一年半待て

2019-04-08 08:07:01 | 映画、ドラマ、役者
1957年に短編小説で発表された、一年半待てを昨日BSで観ました。
12回もテレビドラマ化されていて、最新の2016年作で、
菊川怜さん主演、弁護士目線で、描かれていました。

1984年の小柳ルミ子さん主演の、犯人役が印象に残っています。
保険外交員の彼女が、建設現場に出向く様子が描かれ、
弁護士役は、樹木希林さんでした。

2002年、浅野ゆう子さん主演の犯人役では、
夫を殺害する様子が、詳細に描かれていた記憶があります。

今はDVでの事件が多い時代ですが、その奥に隠された真実は、
弁護士さんも騙されてしまう内容で、松本清張さんの深さを感じます。

女性は結婚という形で幸せを比べられる、今でもまだありますが、
この60年間で、極まっているように感じます。
生活の糧を男性に頼る人は、昔より減っていると思いますが、
我慢しながら子育てした子供達が親になり、核家族が増え、
その子供達が親になり、子供への虐待が増えました。

今は離婚も珍しくないし、結婚しない人も増え、
社会の価値観も、ズレが生じ、良い悪いの物差しも、変化しています。
それでも狭い世界から抜け出れず、事件になる事は少なくありません。

私の母も、夫に死なれても、異父母、私の養父母と暮らし、
親権を手放してから10年後に、再婚で家を出て、
DVを受け2年で離婚し、その後、家政婦をしながら自立しました。
事件に発展しなくても、スレスレの事が多く、
長年、私のトラウマになっていたけれど、今では良い学びだったと思います。

一年半待てがドラマ化されやすいのは、今も昔も身近な事で、
誰にでも起こり得る、社会現象のような事件かなと思います。
視点が変わり、次にドラマ化するなら、どのように描かれるのか?
令和の時代にも、ドラマ化がある事を望みます。

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