いよいよ、強度行動障害についての基礎編の
勉強もそろそろ終わりです。
今回は、強度行動障害判定基準というものを書きます。
本当は表になっていて
それぞれの項目に頻度によって点数がつけられています。
どんな行動をする人が
強度行動障害と認定されるのか?
由紀子はいくつ当てはまるのでしょうか?!(笑)
(・∀・;)ドキ!ドキ!
・・・・(1989年、行動障害児(者)研究会からの資料です。)・・・
1.ひどく自分の体を叩いたり、傷つけたりする等の行為
例)肉が見えたり、頭部が変形に至るような叩きをしたり
爪をはぐなど
2.ひどく叩いたり、けったりする行為
例)噛みつき、蹴り、なぐり、髪ひき、頭突きなど
相手が怪我をしかねないような行動など
3.激しいこだわり
例)強く指示しても、どうしても服をぬぐとか、
どうしても外出を拒みとおす。
何百メートル離れた場所に戻り取りに行く、などの行為で
止めても止めきれないもの。
4.激しい器物破損
例)ガラス、家具、ドア、茶碗、椅子、眼鏡などをこわし、
その結果危害が本人にも周りにも大きいもの。
服をなんとしてでも破ってしまうなど。
5.睡眠障害
例)昼夜が逆転してしまっている。
ベットについていられず人や物に危害を加えるなど。
6.食べられないものを口に入れたり、過食、反すう等の
食事に関する行動
例)テーブルをひっくり返す、食器ごと投げるとか、
椅子に座って入れず、皆と一緒に食事ができない。
便や釘・石などを食べる。
体に異状をきたしたことのある拒食。
特定のものしか食べず体に異状をきたした偏食
7.排せつに関する強度の障害
例)便を手でこねたり、便を投げたり、便を壁になすりつける。
脅迫的に排尿排便行動を繰り返すなど。
8.著しい多動
例)身体・生命の危険につながる飛び出しをする。
目を離すと一時も座れず走り回る。
ベランダの上など高く危険な所に上がる。
9.通常と違う声を上げたり、大声を出す等の行動
例)耐えられないような大声を出す。
一度泣き始めると大泣きが何時間も続く
10.パニックの対応が困難
例)一度パニックが出ると、体力的にもとてもおさめられず
つきあっていかれない状態を呈す
11.他人に恐怖感を与える態度の粗暴な行為があり
対応が困難。
例)日常生活のちょっとしたことを注意しても、爆発的な行動を呈し、
関わっている側が恐怖を感じさせられるような状況にある。
・・・・・ここまで・・・・・
この基準は、福祉等の制度上の判定を目的として
使われているものです。
この項目で何点以上で、何なのかは
テキストにはないので解りませんが・・・
このほかにも知的障害や自閉症の人たちを
さまざまな角度から評価するツールがあると
書かれてありました。
でも・・・
実生活の中では、このほかにも
いろいろ困った行動もある訳で・・・
それに、項目の例には当てはまらないけれど
似たような症状ですごく困っていることもあります。
むずかし~い!!
福祉のサービスで
「行動援護」というサービスを受けるために
これに似た項目で質問されたことがあります。
その時も、頻度などで
点数を計算して
何点以上ならサービスを受けられると
決まっているのですが
質問されることと
実生活で感じることに差があって
答えに困ったことがいくつもありました。
たとえば・・・
異食(食べ物ではないものを口に入れること)
についての質問でも
由紀子は異食があって、
キーホルダーのチェーンとか
輪ゴム・クリップ・などなど
いろんなものを口に入れて飲み込んでしまいます。
行動援護の審査の時の
その項目の質問は・・・
異食は、
毎日ありますが?
週に何回ありますか?
(―‘`―;) エェ~~~~!?
でも、よく考えてください。
食べてしまうと分かっている物を
由紀子の目の前には置きませんよね!?
だから、家庭の中では
よほど不注意でなければ異食行為は起きません。
でも、だからと言って
異食行為が無くなっているわけではありません。
由紀子の事を知らない人たちの中で
それらが目の前にあったら
口に入れてしまうかもしれません。
だから、なんて答えればいいのか
分からなくなってしまうんです。
何も知らなかった昔の私なら
「今は家ではありません!」
とか、答えていたと思いますが
最近の私は、
「目の前に置けば、毎日食べると思います。」と、
答えます!!(笑)
由紀子は他にも
いっぱい問題行動があるので
しっかり、行動援護でヘルパーさんに
お世話になっています。
v(。・ω・。)ィェィ♪
このように、強度行動障害の当事者や家族の
つらさは、なかなか分かってもらえません。
福祉の手続きの時などは
困っていることを、うまく伝える手段も
身に付けておいた方がいいと思います。
以上で、基礎編は終了です。
テキストにはまとめが書いてありますが
今まで書いたことの繰り返しになるので
省略します。(笑)
他にも具体的な支援の研修のテキストなどもあるので
また勉強をしたいと思いますが、
とりあえずは、一応終了とします。
私の勉強に付き合ってくださって
ありがとうございました。
m(_ _)m アリガトォ~★
これからは、また由紀子の毎日を
お伝えしていこうと思います。
そして時々、強度行動障害のカテゴリーも
由紀子の行動で思いついたことなどを
更新していこうと思います。
また、よろしくお願いします。
=END=
勉強もそろそろ終わりです。
今回は、強度行動障害判定基準というものを書きます。
本当は表になっていて
それぞれの項目に頻度によって点数がつけられています。
どんな行動をする人が
強度行動障害と認定されるのか?
由紀子はいくつ当てはまるのでしょうか?!(笑)
(・∀・;)ドキ!ドキ!
・・・・(1989年、行動障害児(者)研究会からの資料です。)・・・
1.ひどく自分の体を叩いたり、傷つけたりする等の行為
例)肉が見えたり、頭部が変形に至るような叩きをしたり
爪をはぐなど
2.ひどく叩いたり、けったりする行為
例)噛みつき、蹴り、なぐり、髪ひき、頭突きなど
相手が怪我をしかねないような行動など
3.激しいこだわり
例)強く指示しても、どうしても服をぬぐとか、
どうしても外出を拒みとおす。
何百メートル離れた場所に戻り取りに行く、などの行為で
止めても止めきれないもの。
4.激しい器物破損
例)ガラス、家具、ドア、茶碗、椅子、眼鏡などをこわし、
その結果危害が本人にも周りにも大きいもの。
服をなんとしてでも破ってしまうなど。
5.睡眠障害
例)昼夜が逆転してしまっている。
ベットについていられず人や物に危害を加えるなど。
6.食べられないものを口に入れたり、過食、反すう等の
食事に関する行動
例)テーブルをひっくり返す、食器ごと投げるとか、
椅子に座って入れず、皆と一緒に食事ができない。
便や釘・石などを食べる。
体に異状をきたしたことのある拒食。
特定のものしか食べず体に異状をきたした偏食
7.排せつに関する強度の障害
例)便を手でこねたり、便を投げたり、便を壁になすりつける。
脅迫的に排尿排便行動を繰り返すなど。
8.著しい多動
例)身体・生命の危険につながる飛び出しをする。
目を離すと一時も座れず走り回る。
ベランダの上など高く危険な所に上がる。
9.通常と違う声を上げたり、大声を出す等の行動
例)耐えられないような大声を出す。
一度泣き始めると大泣きが何時間も続く
10.パニックの対応が困難
例)一度パニックが出ると、体力的にもとてもおさめられず
つきあっていかれない状態を呈す
11.他人に恐怖感を与える態度の粗暴な行為があり
対応が困難。
例)日常生活のちょっとしたことを注意しても、爆発的な行動を呈し、
関わっている側が恐怖を感じさせられるような状況にある。
・・・・・ここまで・・・・・
この基準は、福祉等の制度上の判定を目的として
使われているものです。
この項目で何点以上で、何なのかは
テキストにはないので解りませんが・・・
このほかにも知的障害や自閉症の人たちを
さまざまな角度から評価するツールがあると
書かれてありました。
でも・・・
実生活の中では、このほかにも
いろいろ困った行動もある訳で・・・
それに、項目の例には当てはまらないけれど
似たような症状ですごく困っていることもあります。
むずかし~い!!
福祉のサービスで
「行動援護」というサービスを受けるために
これに似た項目で質問されたことがあります。
その時も、頻度などで
点数を計算して
何点以上ならサービスを受けられると
決まっているのですが
質問されることと
実生活で感じることに差があって
答えに困ったことがいくつもありました。
たとえば・・・
異食(食べ物ではないものを口に入れること)
についての質問でも
由紀子は異食があって、
キーホルダーのチェーンとか
輪ゴム・クリップ・などなど
いろんなものを口に入れて飲み込んでしまいます。
行動援護の審査の時の
その項目の質問は・・・
異食は、
毎日ありますが?
週に何回ありますか?
(―‘`―;) エェ~~~~!?
でも、よく考えてください。
食べてしまうと分かっている物を
由紀子の目の前には置きませんよね!?
だから、家庭の中では
よほど不注意でなければ異食行為は起きません。
でも、だからと言って
異食行為が無くなっているわけではありません。
由紀子の事を知らない人たちの中で
それらが目の前にあったら
口に入れてしまうかもしれません。
だから、なんて答えればいいのか
分からなくなってしまうんです。
何も知らなかった昔の私なら
「今は家ではありません!」
とか、答えていたと思いますが
最近の私は、
「目の前に置けば、毎日食べると思います。」と、
答えます!!(笑)
由紀子は他にも
いっぱい問題行動があるので
しっかり、行動援護でヘルパーさんに
お世話になっています。
v(。・ω・。)ィェィ♪
このように、強度行動障害の当事者や家族の
つらさは、なかなか分かってもらえません。
福祉の手続きの時などは
困っていることを、うまく伝える手段も
身に付けておいた方がいいと思います。
以上で、基礎編は終了です。
テキストにはまとめが書いてありますが
今まで書いたことの繰り返しになるので
省略します。(笑)
他にも具体的な支援の研修のテキストなどもあるので
また勉強をしたいと思いますが、
とりあえずは、一応終了とします。
私の勉強に付き合ってくださって
ありがとうございました。
m(_ _)m アリガトォ~★
これからは、また由紀子の毎日を
お伝えしていこうと思います。
そして時々、強度行動障害のカテゴリーも
由紀子の行動で思いついたことなどを
更新していこうと思います。
また、よろしくお願いします。
=END=
コメントありがとうございます。
最近は強度行動障害者支援研修が
たくさん行われるようになって
当事者の家族としてはうれしいです。
グループホームは家庭と同じですから
ご苦労も多いですよね?!
私は由紀子一人を支援していけばいいですけど
複数の利用者さんの特性を掴んで
支援していくのは本当に大変な事だと思います。
でも、そうやって支援してくださる職員さんに
家族は助けて頂いています。
本当に感謝です!!
由紀子とのバタバタの日記ですが
良かったら時々読みに来てください。
知的障害者のグループホームで世話人をしている者です。
先日、強度行動障害者支援研修を終えて、資料をまとめていたのですが、その判定とは誰がどのようにしているのかわからず、検索したところでした。
由紀ちゃん。
ご家庭で愛情をもってお育てしていらっしゃるのが、よくわかりました。
でも・・・それ以上にご苦労も絶えないと思います。
実際ホームでも、強度ではないにしても、自閉的な方もいらっしゃるので、対応するのには苦労しています(;^_^A
大きな声や、あまりに敏感に反応してしまうと、利用者さんにもすぐ伝わってしまいます。
ずっと繊細で、壊れやすい心・・・私はそう思っています。
通りすがりではありますが、由紀ちゃんの成長とお母さまやご家族が穏やかに過ごせますようにお祈りしています。
ごめんね、堅苦しい文章で(^^;
またのぞきに来ますね。