ここでまた農聖テルヒガのブログから、テラプレータ(宝土)の定義と作り方を紹介させて貰います。
ここでは「一次産業(農)の本質」を
ーー安全で快適、低コストで高品質、善循環的で持続可能な技術によって、人々の健康と環境を守り、自然生態系を多様化し、豊かにすることである。ーー
と定義しています。
因みに(1)と(2)では、現在主流の一次産業はこうした定義に真っ向から反するモノであると論じていますが、そうした敵を作るような議論をするからEMは日本では反対勢力を生んでしまっています。
一方で、海外では概ね比嘉先生の主張は好意的に受け入れられており、これは日本で化学農業を信奉する考えが未だに強いコトを示しています。
それは兎も角として、比嘉先生の農業理論はEM研究機構で働いていたわたしから見ても突飛なのですが、技術面では着実なレベルアップを果たしているので、流石は子供の頃から農業で才覚を発揮し「農聖サイオン」の生まれ変わりと讃えられただけのコトはあると言えます。
また因みに、「EM農法(大星信載)」というアマゾンで格安の本では、昔の農村を愛する文学部教授が微生物農法に未来への希望を見い出しており、こうした第三者による文学的な著述の方が日本では受け入れられ易いかと思います。
技術面で「EM農法」が特異的なのは海水やニガリ、塩などを用いる点で、この農法を比嘉少年は祖父から伝授され、塩害対策をEMによって確立したコトにより完成させました。
塩害は世界の農地の1/5を劣化させていますが、その塩をEMによって有効利用するという大逆転は、エジプトやパキスタン、中国などで大いに評価されているので、興味のある方はGoogleScalarで調べてみて下さい。
これによってナトリウム過剰の害は抑えられ、天然塩に含まれる80種もの海のミネラルが作物の健康を守ります。
これは「鶏と卵」の関係にある「遺伝子と酵素」を目覚めさせる農法で、これによって育った作物を食べる動物も全ての必須ミネラルを補え、酵素と遺伝子が完全に発現して健康が守られます。(「超ミネラルがあなたの健康を守る」参照)
これこそが「テラプレータ」の本質だとわたしは思い、「炭と塩と微生物」の三位一体農法を「宝土改革を進める」道筋として描けます。