真の動物福祉牧場を目指して

真の芸術とは?

 昨日、父と一緒に上野に行き、動物園と美術館を見て周りました。
 
 上野動物園は平日でもけっこう混んでおり、パンダは行列で1時間待ちだったのでパスしました。
 特に中国人の親子連れが多く、キリンや大ガメ、大ワニや白熊なんかよりも私の目と耳を引きました。(中国語は騒々しい)

 こうした動物たちは「ワイルドライフ」で観るほど生き生きとしておらず、狭い檻の中でヒマをもて余しているダケであまり「美しさ」を感じませんでした。
 やはり動物園の「芸術性」はどれだけ野生に近づけられるかだと思い、それが「動物福祉」につながって美しい動物園を生むと思います。

 あと、もっと動物と触れ合えると良く、特に子ザルなんかはとても人なつっこくて可愛く、子馬や子牛なんかとも遊べれば子供たちはもっと喜ぶだろうと思えました。
 
 次にアメ横の立ち飲み屋で飲んでから東京美術館へ行き、そこでは書道展と東京芸術大学の卒業制作展がタダで観れました。

 書道展はとても出品数が多かったのですが、さして感銘を受ける詩は見つからず、そもそも大半が何を書いているのかすら解りませんでした。
 私は一応書道マンガ「とめはねっ」を愛読しており、「若い感性」の書道作品からは感銘を受けるのですが、残念ながら東京美術館にはそうした作品はありませんでした。

 一方、東京芸大の卒業制作展は「若い感性」の作品ばかりでした。
 しかしそうなると些か食傷気味になってしまい、74才の父などは「とても付いていけん」と足早に出て行ってしまいました。

 若者たちが「前衛芸術」に走る気持ちは解りますが、それは古い芸術を足場にしていないとタダの「子供の遊び」になってしまう感があります。
 真の芸術とはやはり「永遠性」を持つモノかと思い、それには古典芸術を大事にして、社会に訴えるテーマを持つ必要性もあると思えました。

 昨日の経験から得た「真の芸術とは?」の答えをまとめますと、生き物は自然でワイルドじゃなきゃ美しくなく、創作物はそんなボールドさ(赤裸々さ)に加えて、伝統と社会性を持たせるコトで「永遠」に近づけると思いました。

 
 

 

 

 
 

 
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