ここまでずっと最先端の生命科学について語って来ましたので、今回はそれらの「まとめ」をさせて貰います。
この「セラヴィ」というサイトはとても良く最先端の生命科学を解説しており、エクソソームについての解説もとても分り易かったので、ぜひ参考にしてみて下さい。
今回は「3」を意識して、この「セラヴィ」という優れたサイトをもう1つ載せます。
それは如何にミトコンドリアを活性化させるかというコラムで、以前に紹介した光合成細菌の代謝物質「5-ALA」がそのカギを握るようです。
さて、この3つの「命の流れ」を1本にスッキリとまとめたいのですが、それにはちょっとアルティトゥード(高度)を取る必要があり、些かブッ飛んだ論じ方になるので予め「御無礼」しておきます。
まずは最初のコラムについてで、「遺伝子、腸内細菌、ミトコンドリア」の三位一体から「セラヴィ」を追究しているこの論は、日本を代表する名医 Dr.シンヤの健康理論「遺伝子、腸内細菌、酵素」の三位一体による「セラヴィ」と良く似ております。
因みにセラヴィはフランス語で「これが命さ」といった意味で、まずは「命」の根元的なところから論じます。
両者の健康理論の違いは見たところ「ミトコンドリア」と「酵素」だけですが、それぞれが「遺伝子」と「腸内細菌」との三位一体で語られるのでかなりややこしくなります。
それをスッキリと照らし出す光がエクソソームと言え、3者の間を取り持つメッセージ物質の姿が明かされたコトで、人体を完全に理解する上での大きな手掛かりとなりました。
わたしがこの3つのコラムを並べたのは「ミトコンドリア」への理解も深める必要を感じたためで、このATPを作ってくれる光合成細菌由来の共生体は、我々の想像を絶する巧妙さで全ての動植物の細胞内に住み着き、今でも進化を続けております。
わたしは以前に「ミトコンドリアの進化とハイドロジェノソームの可能性」といったタイトルで書いたコトがありますが、それはSFとして提起したまでで、そこから先へ進むには「エクソソームの光」が必要でした。
因みにエクソソームとは Dr.シンヤが「ミラクル・エンザイム」と呼んだ、遺伝子を発現させると同時に改編も行う「メッセンジャーRNA」のコトです。
ここでミトコンドリアに話を戻しますと、この原始の微生物(アーキアの末裔)は永年に渡り我々と共生しており、ATPという「無くてはならないモノ」を与えてくれています。
このATPが私達に「命」を与えてくれ、その量を高めるコトが若さと健康につながります。
ATPは「食べるコト」だけでも増やせますが、共生するミトコンドリアの「持続可能な発展」を目指す上では「働くコト」も必要で、それは即ち運動によって筋肉を鍛えるコトを意味します。
筋肉細胞が出すエクソソームは様々な健康効果をもたらして私達を若返らせてくれるので、せっかく働くならばある程度の肉体労働が良く、牧場の仕事なんかは理想的かと思っています。
もう1つミトコンドリアを活性化させる方法として、光合成細菌が代謝する「5-ALA」を摂取するのが有効とされていますが、これにはオートファジー(消化)も関わって来る話で長くなるので、その追究は次回にさせて頂きます。