エクソソームの革新性については、たまたま最近BSスペシャル「シリーズ 人体」を観て知り、それはまるで「天啓」のように物語と結びつきました。
このとても良くまとまっている解説ページでは、大まかに3つの革新性を挙げています。
それはまず人類が初めてメッセージ物質の存在と役割に気付いたコトで、その「メッセンジャーRNA」が飛び回る新しい人体観は、それまでの生物学と医学をひっくり返す程のインパクトを持ちます。
2つ目は病気の根本治療に於ける革新性で、1例を挙げると、悪いエクソソームを出す悪い細胞(ガンなど)を楽に見つけ出すコトができ、それを殺すのではなく宥(なだ)めて癒せるように成って来ました。
これによって絶望的だった人類とガンとの戦いにも平和への道が開け、いつかガンで亡くなる人は居なくなるという希望が懐けます。
3つ目はエクソソームの解析技術が進んだコトで、牛乳の価値が一気に高まりそうなコトです。
牛乳一杯には食品では最多の数100億ものエクソソームが含まれ、そのメッセージ物質に特別な機能を持たせる製薬的な取り組みは既に行われています。
もしこの流れに乗る酪農家さんが現れたならば、そこは最先端医療の研究所と提携して、最高のミルク-エクソソームを生産する牧場として世界に名を馳せられるかも知れません。
「天啓」と言えばわたしにとって、カンナビノイド(CBD)も外す訳には行きません。
これについては既に様々な角度から論じて来ましたが、締めとしてCBDは人体でも作られているコトを紹介します。
このコラムによると人体のCBDシステムは全ての臓器に備わっており、ここまでカンナビノイドの代謝システムを構築している生物は人類くらいだとしています。
これは人類が長い歴史の中でカンナビスを食し続けて来た証拠と思え、あまりにCBDが気持ち良いモノだから、それを体内でも作れる様に進化したモノと思われます。
見方を変えればこれは人類とカンナビス(大麻)との共生で、人類は他の植物とも食べるコトで共生して来たと言えます。
私達の体が食べた物によって出来ているコトは確かで、それはまず共生する腸内微生物群を養い、それらの菌が発っするエクソソームが人体の遺伝子に作用して、カンナビノイドを作る様に進化させたと考えられます。
この人体が欲するCBDは畑で安価に大量生産でき、大麻は屈強なので農薬も必要ありません。
日本では違法のTHCは、その遺伝子発現をブロックするコトで基準値以下にするコトは可能で、これもエクソソームを操るコトで達成されます。
きっと近未来の日本では、CBDに特化した大麻が産業として蘇り、それはハーブやオイルや薬の他にも、服や紙や建築資材、バイオマス(発電)やバイオエタノール(燃料)、そして飼料として牛に食べさせるコトで、カンナビノイドが豊富でエクソソームにも優れたミルクが搾れる様に成るかも知れません。