真の動物福祉牧場を目指して

「くじら12号」と「ドキドキ」

 「Judy & Mary」は中国ではそんなに有名ではありませんが、日本では若手アーティスト達の憧れの的で、素晴らしいトリビュート-アルバムも出ています。 

 そのパワフルなライブはオリジナルよりも良いとの定評があり、これは日本のアーティストでは非常に珍しいので、チェックしてみる価値があります。

 ここでは「雪解けを泳ぐ 鯨みたいに」という歌詞が一番印象的とコメントされ、「まだ誰も知らない あの空の果ては...」と続いて行きます。

 徳流河(ドゥルーガ)もまた、「雪解けを泳ぐ鯨みたいに まだ誰も知らないあの空の果て」へと旅立つので、「物語へ急ごう(歌詞)」かと思います。

 かつての自由都市香港は、すでに大半が「党」の支配下に置かれており、追われる身の流河はせいぜい3ヵ月しか逗留できませんでした。  
 そこでどうしても出港せざるを得ず、流河にとっては初の大陸脱出となり、孫文や梁啓趙(浅田次郎「蒼天の昴」で描かれている)と同じくそれは革命指導者の宿命でした。

 この船出を継起にチャプターを「桟」に改めようと思い、流河は世界を回って中国革命への支援を集める「橋」と成ります。  
 因みに「桟橋」は港の船着き場を指し、中国語で「桟」は小さな橋の意味もあります。

 流河のパーティーには恋人の胡(フー)はもちろん、「香港時代革命」を戦った「少年」や民主活動家の「女子」も加わり、パーティーは賑やかな方が良いので広州大学城からも同士たちを呼び寄せるとします。

 かなりの大所帯になりますが、お金はクルーザーに1億使ってもまだ20億円あるので、いくら大盤振る舞いをしても10年は持ちます。
 
 このパーティーに加わるには相当な覚悟が要りますが、「党」が支配する国ならば捨てても構わないとする若者達は、「消えないで胸のドキドキ(歌詞)」と願って出港します。
 
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