今回は政治的な理由から、台湾光復党の党首である楽須弥(ラクシュミー、ドラムとピアノ担当)は参加できませんが、日本の音楽に造詣が深い彼女は選曲に大きく貢献したとします。
それは「ライト-リバイバル-パーティー」の5thアルバムをこのライブ盤として、タイトルは予告通り「ジャパン-ライト」にするからです。
その構成と内容については次回に詳しく語るとして、今回は「伝説のライブ」の演出について物語ります。
参加メンバーはギタリストのブルース-チェンと、サブ-ボーカルのアグネス-趙の他に、「女子鉄道突撃隊」の頃のメンバー達(闇っ子女子)が参加して、「女子十二楽坊」の様な中国伝統楽器をフィーチャーした演奏にします。
こうした楽器ならば屋根の上でも楽に扱え、楽器にはマイクを取り付けてスピーカーで音量を調節します。
スピーカーは100万人もの観客に音が届くよう大量に設置されて、天安門広場と紫禁城内部に溢れ反った観衆が音でサラウンド(取り囲む)される様にします。
この「伝説のライブ」は、天安門広場と紫禁城を占拠した100万人もの闇っ子達がハンガーストライキを始めてから3日目に行われるとし、そろそろ太鼓のリズムに合わせて唱題するのに飽きて来た頃なので、ハンガーストライキを盛り上げようと流河は精根を込めて歌います。
そんな彼女自身も当然ハンガーストライキをしていて、水も絶っているので3日目はかなりキツイのですが、そんな素振りは全く見せずに歌うルーガの姿とその歌声は、伝説となって語り継がれて行きます。