真の動物福祉牧場を目指して

勝利の女神 光臨

このタイトルは以前の「徳流河(ドゥルーガ)光臨」を引き継ぐモノで、その回も「#計算」としました。

「光臨」は中国ではよく使われる言葉で、日本語の「降臨」と同じ意味合いですが、こちらの方がリアリティーがあると思うので使いました。

「勝利の女神ドゥルーガ」が北京に於ける革命運動の現場に光臨するのは「予定調和」なのですが、その現実的な方法とタイミングには一考を要します。

何故ならルーガは中国では莫大な額の賞金首となっており、それは「デッド-オア-アライブ」で、党最大の敵と目されていたからです。

そんなルーガの一声で、100万人もの「闇っ子」達は喜んで命懸けのハンガーストライキに望み、それはローラが学生運動の組織化で集めた人員を遥かに凌ぐ人数と熱意を持ちました。

この一週間の水まで絶つハンガーストライキの呼び掛けは、「女子革命突撃隊」の広告塔であるパールワティー(八路和提)のブログによって拡散し、この中国語ブログは徳流河が編集者として「剣の女王」パール-ソルジェニーツィンと一体化するコトで、多くの中国人読者の心を捕えられました。

こうした文章による「呼び掛け」は、いくらでも「コピー&ペースト」で挿入できるので、100万人もが検閲を行っているとされる中国のイントラネットに於いてすら、拡散を止めるコトは出来ませんでした。

この「美の女神パールワティー」のブログでは、「勝利の女神」が北京の革命運動に光臨するコトが予告されており、党はそれを受けて臨時体制を取ります。
それはルーガの賞金首の額を更に引き上げると共に、国内の交通網を戒厳令下のレベルにまで引き締めて、ネズミ一匹も北京には入れないとするモノでした。

しかし、そうした努力はアッサリと徒労に終わります。
上空一万メートルから滑空して降りて来るメーヴェは、レーダーによっても捉えるコトは不可能で、「戦いの女神カーリー」の操縦するメーヴェに乗ってルーガは紫禁城の屋根に降り立ちます。

流石に100万人もの群衆のカオスの中に降り立つコトは出来ませんでしたが、そうした群衆はほぼ皆がルーガの熱狂的支持者達なので、それが認められた者は紫禁城の屋根の上に登ってルーガと対面するコトが許されました。

この広大な屋根の上でルーガはライブ-コンサートを開くと声明し、その準備を着々と進めて行きます。
これには彼女のバンド「ライト-リバイバル-パーティー(光復党)」のメンバーも必要なので、香港からギタリストのブルース-チェンとサブ-ボーカルのアグネス-趙も予め北京入りさせます。

北京での学生運動はルーガの「闇っ子勢力」にジャック(乗っ取り)される形になりましたが、両者は互いに共闘の誓いを立てて、強大な党との闘いに望もうとします。

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