今回は物語から一歩離れて、日曜討論でやっていた「グローバルサウスの未来」について語りたいと思います。
グローバルサウスの未来をリードする国として「BRICs」が挙げられ、これまで物語では近未来のロシア、インド、チャイナの「台風の目」を描いて来ました。
あとはブラジルも描くべきなのですが、私はまだ行ったコトがないので奥手になっています。
もし描くとすれば、農業大国ブラジルの未来型農法を描きたいと思い、そこでようやくまた微生物と心を通わせるトゥルク(転生女神)の登場となります。
この未来型農法こそが「持続可能な農業」を約束し、土と植物の間を取り持つ微生物を活発化させるコトがその「答え」です。
ブラジルにこの「EM農法」を広めたのは沖縄の移民達で、彼等は昔から土壌微生物と心を通わせて来ました。
それは、微生物が喜ぶ「超微量ミネラル」を、薄めた海水として土壌にあげていたコトから伺えます。
もう1つ肝腎なのは「光合成細菌」の声を聞くコトで、彼等が土壌でちゃんと働いていれば、農地はどんどん豊かに成って行きます。
それは単に作物の生産性をアップさせるだけでなく、作物が健康になって農薬の量を減らせ、残留農薬も微生物達が分解してくれます。
作物の健康さはファイトケミカル(ポリフェノール等)の量で測れ、これは超微量ミネラルの量とも比例します。
詳しくは「有機農業の核心的な価値」(当初の回)で語っていますが、これらは近未来では人の健康に一番直結する栄養素だと認知されるコトでしょう。
先の展望が開けた所で、また次回から「チベット解放」の物語へ入ろうと思います。
この地球のてっぺんに位置する高原は「党」によって闇に閉ざされていますが、そこに「光」をもたらすのが物語の目標です。