仔猫って不思議ですよね。お家で飼われた事のない子でも、
教えた訳でもないのに人間と寝ようとしません?
保護して猫風邪が治り、隔離部屋から出た夜には一緒に寝ていたちぃちゃん。
外で生まれ育ったのに、リラックスしまくり。
耳が大きいなぁ~。
ちぃちゃんはお好み焼き屋さんの前で保護した子です。
ある春の夜、仕事に行っていた相方から着信。
「なんか弱っている仔猫がいてる。病気っぽい」
それは一大事とキャリーを持ち、家を飛び出て相方と合流し
見に行くと、相方の通勤途中にある、お好み焼屋さんの前で、
黒猫の母親と3匹の仔猫がいました。
どうやらお店の人にご飯を貰っているようで、母猫も仔猫達も
全く警戒心なし。
仔猫は黒猫が一匹にハチワレが二匹で、暫く様子を見ていると、
母猫がおっぱいを飲ませ始めました。
黒とハチワレが元気に飲んでいるのに、兄弟に比べて一回り
小さいハチワレの一匹が、少し離れた所でうずくまったまま動きません。
これはヤバいやつだ。
すぐさまキャリーに入れて、動物病院へ直行しました。
猫風邪にかかっており、涙と鼻水で顔面がぐしゃぐしゃ。
病院で顔を綺麗にして貰い、ネブライザーをしたら嗅覚が戻ったのか、
出されたフードを食べ始めたので、自宅に連れ帰り、通院と介護を
していた数日後、哀しい事にいきなり虹の橋に渡ってしまいました。
理由は解りません。仔猫の突然死はままある事だと言いますが、
自力で飲食し、手足の力も強くなって来ていたのに…。
仔猫は女の子で、名前を『チー』といいました。
アニメの『チーズスイートホーム』から取ったんです。
小さすぎる身体を火葬し、呆然とした日々を送っていると、
また相方から「チーの兄弟猫も弱ってる」と着信。
急いで見に行くと、母猫はおらず、黒の子は誰か保護したようで、
お好み焼き屋の脇にある路地裏で、ハチワレが一匹丸まっているじゃないですか。
「あなたはご飯を食べられているの?」と声をかけると、めっちゃ大声で
「みゃあ!」と鳴きながら走って来ました。
しゃがんでいる私に擦り寄り、盛大にゴロゴロ。
顔を見るとチーちゃん同様ぐしゃぐしゃ。
キャリーに入れてまたしても病院へ。
チーちゃんの死が哀しかったので、『ちぃ』と名付け、顔が綺麗になったら
里子に出そうと思っていたんです。
ところがビジュアルが回復せず、うちの子になりました。
れんれんとあちゃさんがいたので、この子も隔離したんですが、
もう元気、元気で、ドアの下にある隙間から手を出し、「遊んで~」と
アピールし、あちゃさんが相手をしていました。
あの時からあちゃさんが好きだったのかも知れません。
世話をする為に部屋に入ると待ち構えていて、膝でくつろいだり
チューをせがんだり。あれも誰かに教わったわけじゃないよねぇ。
そんな過去を持つちぃちゃんですが、昨夜エアロバイクを漕ぐ時、
またカエルのスリッパをベッドに持ち込まれたら敵わないので、
おもちゃ箱を逆さにしたんですよ。
それで漕いでいたら、ガサゴソという音と共に「おおおぉぉーーーんっ!」と
雄叫びが聞こえました。
ちょっ近所迷惑だって!
中断して見に行くと、横に倒したおもちゃ箱の隣で「おおぉぉーーっ」。
めっちゃ大きく目を見開いて、めっちゃでっかい声。
どうやらちぃちゃんにとって、カエルはライナスの毛布なようです。
……もういいよ、諦めたよ。掃除機をかけてコロコロすればいいだけだもん。
明日はあちゃさんの通院日なんですよね。
ずっと調子が良かったんですが、また少し不安要素が出てきています。
安定しないもんだなぁ…。
ではでは。
きっと保護猫活動をしている人なら、
餌やりさんに母猫の避妊手術をするように
説得するのだと思いますが、それが出来なかったのは
心残りです。あの母猫はまた仔猫を産むんだろうと…。
今、思えば母猫も保護すべきだったのかなと
思います↓
仔猫の死は途方もなくキツいですよね。
おかっぱさんはたくさん経験されているんですね。
そう言って貰えると救われます
ありがとうございます。
ベタ慣れの野良っ子にゃん、
逞しさを感じます(笑)。
仔猫との別れはつらいですね。
私も、仔猫や仔犬との別れを
経験しました。
きつかった〜。
でもだから、
ちぃちゃんが元気に育ってくれて、
良かったですよね。
チーちゃんも、変な表現かもですが、
ひいなさんのところで旅立って、
それは、本当に幸いな最期だったと思います。