TUYUKOさんちの食いしん坊日記

私の家族の織りなす日常と毎日の晩ごはん日記

深い・・・。

2020-04-23 10:19:00 | 2020臨時休校

てっぺーの国語のワークの中の1ページで

わからん・・・

と頭を抱えていた問題。

この詩を読む。

読み解く!

わたしが一番きれいだったとき   茨木のり子
                  (1926~大阪生まれ)


   わたしが一番きれいだったとき
   街々はがらがらと崩れていって
   とんでもないところから
   青空なんかが見えたりした

   わたしが一番きれいだったとき
   まわりの人達が沢山死んだ
   工場で 海で 名もない島で
   わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった
   
   わたしが一番きれいだったとき
   だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
   男たちは挙手の礼しか知らなくて
   きれいな眼差だけを残して皆去っていった

   わたしが一番きれいだったとき
   わたしの頭はからっぽで
   わたしの心はかたくなで
   手足ばかりが栗色に光った

   わたしが一番きれいだったとき
   わたしの国は戦争で負けた
   そんな馬鹿なことってあるものか
   ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた
   
   わたしが一番きれいだったとき
   ラジオからはジャズが溢れた
   禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
   わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

   わたしが一番きれいだったとき
   わたしはとてもふしあわせ
   わたしはとてもとんちんかん
   わたしはめっぽうさびしかった

   だから決めた できれば長生きすることに
   年とってから凄く美しい絵を描いた
   フランスのルオー爺さんのように
                 ね

中3の時、私はどんな事を勉強していたかなんて

全く記憶がないけど

まず、詩を読んで自分の感受性のなさを痛感・・・。

戦時中を知っているからこそ紡げることばたち。

時はいつのまにか過ぎ去り

肉体は老いていくけれど、

何かを見つめる力、

何かを感じる力だけは持ち続けていたいとしみじみ感じた瞬間になりました。

 


今日の晩御飯vol.4811 2020年4月22日

2020-04-23 07:05:44 | 今日の晩御飯

今日の晩ごはんは・・・

なっちゃんがサポートしてくれました。

長期休みでキッチンに立つ機会が格段に増えたなっちゃん。

冷蔵庫の中の使わないといけない食材や作り置き食材も把握できていて

それを活用するrecipeのアイディアも提供してくれまして

まず一品目は拍子切りにしたズッキーニと茄子と鶏もも肉をオリーブオイルで炒めて

作り置きしていたミートソースで軽く煮込んで。

そこへ残り物のカルボナーラを合わせました。

2品目は半分残っていた厚揚げと白ネギとベーコンをオリーブオイルで炒めて

ブイヨンで味付けました。

今日も美味しくいただきました!