今回は久しぶりにNHK(日本放送協会)関連のお話です。
先日わたしは、地元の知人らと話をした内容のなかで、NHKの受信料の話題で盛り上がりました。そのなかで、高額な請求書が届いているという(70代女性)知人がいました。彼女は70歳をこえてなお、介護職に就いており、現在は一戸建て住宅にて一人住まい、亡き旦那さんの遺族年金なども得ながら、ささやかに暮らしているそうです。そしてその知人女性はいいます。
「ゆぅすけちゃん、おばちゃんな、こんな高いお金、よう払わんねん」と。
わたしは、つづけて言いました。
「たしかに高額やね。そやけどたしか、現在の法律では過去遡って5年前の未払い分は免除(時効)されるみたいやから、それやったら払えるんちゃうかな。それにNHKの番組を観ながら(受信料を)払わないというのも筋違いやからね」と。
すると知人女性は、「そんな法律あんのん。それやったらだいぶ支払いもラクになるけど」といい、わたしが、「ちょっとまってな、実際NHKに確認(の電話を)して調べてみて、それから後日、またこっちからおばちゃんに連絡するわえ」といい、その日はとりあえず大阪へ帰りました。
そして、いざNHK奈良放送局へと連絡してみました。担当の方はツゴウさんという女性の方でした。
「NHKの受信料の支払いの件でお電話させていただきました」から始まり、そこから遡って5年前の未払い分は免除(時効)になる法律は有効かどうなのかをお尋ねしてみました。するとツゴウさんは、「契約者様本人の状況などによって変わってきます」との返答をいただきました。
そして私は、「有難う御座います。けれどもそれは、NHKさん独自の都合ですよね。法律上ではその状況の違いに対して、なにかしら具体的な内容とかは示されているのでしょうか。それに法律というのは基本、公平なものですからね、裕福な人には免除しないけど、貧しい人には免除するというのであれば公平とはいえませんからね」というと、ツゴウさんも「その通りですね」という感じで受け取っていただき、つづけて私は「それでは、『法律上、免除(時効)とされない場合』という具体的な内容を教えていただけますでしょうか」と問うと、ツゴウさんは、「一度ご確認させていただきますので、こちらから折り返しご連絡させていただきます」といっていただけました。
その後、15分ほどが経ってツゴウさんからは、やはりといってその具体的な内容などは話されることはありませんでした。それもそのはずで、法律上にはそのような内容は示されていませんからね。けれどもツゴウさんからは、契約者本人(知人女性)から直接連絡いただけたのなら、わたしの意向なども考慮しながら、きちんとした対応をお約束していただけたのでした。
NHK受信料:5年前を遡って支払い免除(時効)について電話してみました
そして後日、その話を知人に告げて、そのまた後日に地元に帰り、その知人を共にしてNHK(ツゴウさん宛て)に連絡(電話)することを約束したのでしたが、その前日になって肝心要の知人から連絡があり、「ゆぅすけちゃん、ごめんやで。折角なんやけどもおばちゃんな、このまま支払うの放っとくことにするわな。職場の人とか、周りの人らに話したら、「そんなん払うほうがおかしいで」とか言う人が多かったよってに。ほんま堪忍やで。ほんでもし、それでも払わなあかんようになったときは、そのときまた頼むわ」と。
さすがにさすがですな…。ツゴウさん、ごめんな…。
ちなみにわたしの職業は、受信料回収者ではありません!
ただの一般人(凡人)ですよ。