和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:学而第一 〔3〕 巧言令色、鮮なし仁


論語を現代語訳してみました。



学而 第一

《原文》
子曰、巧言令色。鮮矣仁。

《翻訳》
子 曰〔のたま〕わく、巧言令色〔こうげんれいしょく〕 鮮〔すく〕なし仁。




《現代語訳》


孔先生が、有若(ゆうじゃく)先生のお尋ねに対して、次のようにお答えになられました。


お父さんやお母さんを大切にし、目上の人を大切にする、という心がけの気持ちはとっても大切なことだね。

けれども、ことばを上手に飾りながら、胡麻〔ごま〕を擂〔す〕ってみたり、「うわぁ、その〇〇、とても似合ってるね」など、心にもないことをいって、相手を褒めてみたりすることは、決して、真心があるとはいえないよ、と。



※ 胡麻を擂る


〈つづく〉



※ 関連ブログ 巧言令色、鮮なし仁 
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳については、同出典本と伊與田學氏の『論語 一日一言』から参考としている
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ イラストは『かわいいフリー素材集 いらすとや』さんより


↓↓モチベーション維持にご協力お願い致します。m(_ _)m

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「現代語訳:学而」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2023年
人気記事