論語を現代語訳してみました。
学而 第一
《原文》
子曰、不患人之不己知。患不知人也。
《翻訳》
子 曰〔のたま〕わく、人の己〔おのれ〕を知らざるを患〔うれ〕えず。人を知らざるを患う。
子 曰〔のたま〕わく、人の己〔おのれ〕を知らざるを患〔うれ〕えず。人を知らざるを患う。
《現代語訳》
〈子貢さんはさらに、次のように述べられました。〉
先師(=孔子)は、最後に次のように仰られました。
賜〔し〕よ、よいか。人が、自分のことを認めてくれないからといって、決して、嘆〔なげ〕くでないぞ。それよりも、自分が、人を知らないことを嘆くことじゃ、と。
学而 第一 おわり
※ 関連ブログ 人の己を知らざるを患えず
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳については、同出典本と伊與田學氏の『論語 一日一言』から参考としている
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 賜とは、子貢の呼び名。
※ イラストは『かわいいフリー素材集 いらすとや』さんより