論語を現代語訳してみました。
八佾 第三
《原文》
子曰、關雎樂而不淫、哀而不傷。
《翻訳》
子 曰〔のたま〕わく、関雎〔かんしょ〕は楽〔たの〕しみて淫〔いん〕せず、哀〔かな〕しみて傷〔やぶ〕らず。
子 曰〔のたま〕わく、関雎〔かんしょ〕は楽〔たの〕しみて淫〔いん〕せず、哀〔かな〕しみて傷〔やぶ〕らず。
《現代語訳》
孔先生は、詩を一句、読まれたのち、次のように仰られました。
この関雎の句は、楽しいが止め処〔ど〕もない、というわけではなく、哀しいが行き過ぎ、ということもない、と。
08 詩經.關雎
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考にしているが、決して両先生を否定するものではない