



福島第一原発事故で分かったのは、差し迫った現場の状況で危険をいとわずに
作業する人々の犠牲が見過ごされ、それと対照的に、東京で議論している政府関係者や
東京電力幹部やテレビの 『 専門家 』 など、偉そうな人間はまったく信用ならない、
ということです。

『 冷やしているのではない。原子炉の放射性物質を洗って、どんどん外に流しているのだ。
建屋内の多数の流路からジャジャ漏れになっている 』
と私は言ってきましたが、実際に、その通りだったわけです。

食物連鎖によって、どんどん濃縮されていきます。実際にこうしたことが日本で
起こったのが、世界最大の公害、水俣病です。
そして今、再び福島第一原発を中心としたところから食物連鎖による放射能の
濃縮が進行しているのです。

電力会社は、地盤が安全な場所を選ぶのではなく、用地が確保しやすく地元が協力的な
場所を選びます。そして地質調査をおこなう地質学者・地震学者に対しては、彼らが
所属する学会に巨額の支援をおこなってきたのです。
学者の多くは、実質的に電力会社の顧問として雇われる形となり、ここで学者としての
魂を売ります。これでは、調査結果が危険性を示しても
『 中止 』 と言えるわけがありません。


http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf











