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福島のニュース

2012年04月05日 | 東日本大震災 ・ 災害 ・感染症
震災がれきを本格焼却へ いわき市 「 線量、問題なし 」 と判断


 いわき市は平成24年度、東日本大震災のがれきの本格焼却を開始する方針を
固めた。2月に実施した試験焼却の結果、放射線の値に問題がないと判断した。
地区住民の代表らへの説明などをした上で、早ければ4月中に市の北部、
南部両清掃センターで焼却を始める。
 市によると、焼却処理が必要な災害がれきは約4万トンで、
本格焼却が始まれば25年度内にも処理が完了するという。
 試験焼却は2月16~22日まで南部清掃センターで実施。
通常の生活ごみに8・8%の割合で災害がれきを混ぜ、
計約860トンを焼いた。排ガス、飛灰、主灰の放射線量、
敷地内や周辺の空間線量を計測した結果、生活ごみだけを燃やした場合と
比較して高い値は出なかったという。
測定結果は市のホームページで公表している。
 これまでは、反対する住民の声があったことなどから、
本格焼却には至っていなかった。市の担当者は
「 焼却しなければ市民生活に支障が出る。(住民から)100%の同意を
得ることは難しいかもしれないが、最終的には行政責任で実施したい 」としている。

                       (2012/03/22 09:29)


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