デジタル大辞泉の解説
きとら ‐ こふん 【 キトラ古墳 】
《「キトラ」は地名「 北浦 」からという 》
奈良県明日香村阿部山にある二段築成の円墳。
特別史跡。直径約14メートル、高さ約3.3メートル。
7世紀後半から8世紀にかけて築造されたものと考えられる。
昭和58年(1983)以来の調査で、石槨(せっかく)の四方に青竜(せいりょう)、
白虎(びゃっこ)、玄武(げんぶ)、朱雀(すざく)の四神図と十二支像、
天井に天文図のあることが判明した。
平成16年(2004)から、修復・保存のため壁画全図のはぎ取りが行われた。
今回の「特別展 キトラ古墳壁画」では、
四神のうち「朱雀」「白虎」「玄武」が展示されている。
キトラ古墳石室内部