ドアを開く、閉める

楽しいお部屋
悲しいお部屋
ムカついたお部屋
前向きなお部屋
ネガティブなお部屋
生きていると
いくつもいくつもお部屋ができる。
開けたい衝動を抑えてしまい込む。
開けちゃいけないと、気づかなかったことにする。
次はいつ開けるんだろう。やらなきゃいけないことにまみれて
開けないままほったらかしじゃないだろうか。
ふとした瞬間涙が出てくるのは
誰かの、何かの優しさに触れた瞬間涙が出てくるのは閉めたままのドアが、忘れられたままでまだそこに在る。からだろうか。
開放するには
一人ぼーっとするしかなさそうだ。
クリアになりたい。
最近流行りのメタリッククリアに。
開くのはいつも一つのドアでいい。
お部屋をたくさん創りすぎて
どの部屋に行けばいいのかわからなくなりました。
どこを開いて解体したらいいかわからなくなりました。
一つ一つってわかってるのに、どれから開けたらいいのか、わからなくなりました。

はらちゃん最終回

『人はさあ自分の世界を疑わなくなっちゃうんだよ。
自分のいる世界だけが世界だと思ってしまう。
だから世界の常識と違うことを言ったりしたりしている人のことを変な人だと決めつけてしまうんだ。
おかしいよねえそんなの。だって、今いるこの世界だって、誰かが描いている漫画の中かもしれないでしょ。
わかんないよお？
漫画って、
すごいんだから。

どうしてはらちゃんは帰ってしまうの？

離れていても
私と越前さんは両想いだからです。
私は幸せです。神様と両想いですから。
こんなに幸せな人はどの世界にもいないと思います。
でも越前さんに好きな人ができたら？はらちゃんよりもっと。

それで越前さんが幸せでしたら私も幸せです。

はらちゃん、その気持ちをこの世界ではそれを愛と呼ぶんだよ。
その気持ちを誰かに持てることは
とっても幸せなんだよ。



越前さんが笑えば
この世界は輝くのに。
きっとどの世界にも嫌なことはあるんです。でも私は自分のいる世界が好きです。世界と両想いになりたいです。
両想いは幸せです。
越前さんも世界と両想いになってください。
それが私の一番の幸せです。
愛です。

越前さんがまたこの世界でどうしても辛くなったらその時は私はいつでもやって来ます。愛ですから。』


越前さんも描かれているのにノート開いても戻らないとことか、少々矛盾はあるが目をつむろぅ。（笑）

『はらちゃん、ちゃんと私は生きてますこの世界で。
前に言っていたよね、片想いは美しいんだって。だから世界に片想いです。』

辛いとき、いつでも出てきてくれる理想の相手なんて、この世界の誰もが望んでいて誰もが実現できていないことだよ。
そこらへんが、、チッチッチッ、甘いな（笑）

まぁ依存するのもまたありかと。それでその人が本当に幸せならばね。

私がこのはらちゃん、端から見たら、なんてありえないおもしろくないくだらないと言われたドラマにいつも心打たれていたのは、
愛を語っているからだと思う。
愛を求めているからだと思う。愛とはなんぞやと思っているからだと思う。
究極な理想、究極に幸せな生き方を、私達は望んでる。
無邪気ででもそれはドラマの中で漫画の中で。落胆にも似た気持ちを持って終わった。
現実を生きることは、やわじゃない。
でも私達は信じている。
愛を信じている。
損も得もなく、満たされるものがあると知りたいのだ。

ST

『なんでもかんでもメモをとる
自宅もメモであふれてる
完璧主義なんだよね、一種の潔癖症。
だから納得できないことがあるとそれを言わなきゃ気が済まない。
不器用すぎるよ。
最大の被害者は自分自身。
あなたは自分自身に対しても完璧を求める。
でも現実は完璧とは程遠い。
だから自信が持てない。
自信のなさからメモ魔になる。
自信がないから他人との交流も本当は苦手。
こういう時に言葉がでてこない。(なんて声かけたらいいかわからない。)
変な着メロがまさにそれを表してる。

最後にあえて音程を外しているのは完璧主義を直したいっていう願望。
それをなんでやねんって突っ込むのはユーモアじゃなくてコミュニケーションの練習。
苦手なことを克服したい


完璧な人間なんていない。
大人のルールが守れないどうしてもできない。
よかれと思ったことがうまくいかなかったら、、とどうしても思うとできない。そうか、秩序恐怖症のこのこも完璧主義。』

あー私メモ魔だなぁ。
整理できずにメモばかりたまっていってる秩序恐怖症。
そう、誰も完璧じゃない。完璧な人なんて。
完璧主義って自分を苦しめるだけか。
できない。できない。と、責めてダメな奴だと自ら自信をなくさせる。
あれがだめ
これがだめ

できないものはできない。どうしてもできない越えられない

わかってるんだよもっと気楽に構えなさいってね。

樹木希林サン

『がんで死ぬのが一番いい。準備ができるから。』



私も同感。十数年前からずっと思っている。
しかし私の場合それは人生に対する逃げであるのだからとんでもない。


何かと闘っていたのかもしれないその人は、とても穏やかだ。
受け入れる余裕
潔さ
問題と向き合うことのできる器。
受け止められるだろう器。

闘うことをやめた時、病気も問題も、受け入れるに変わる。
諦めと似て非なるもの。
妥協ともまた似て非なるもの。

治せる方法がわからない場合、どうすればこのことうまくやっていけるのか、それでいいのかもしれない。
お互い必要なくなったら、どちらかが去る。
必要だからここにいる。

大切な何かに気づかせたくて、不幸と呼ばれることは身に起こるような気がする。
そして知っている。
それが必ず晴れて解決するということを、身を持って知っている。
逃げれば同じ問題が形を変えてまたやってくるとも知っている。

だから逃げたくない。
もう逃げない逃げたくない。

ありがたい心から

惜しまれて別れを告げて去ること。
幸せだと思う。
振り返って幸せだったと気づく。
それもまた幸せ。

嫌なことも
嫌な人も
最後は自分の成長に変わった。

ありがたい。
ありがとう。

そんなだから
お世話になった、助け合った仲間達には、いくら感謝しても足りない。

とても淋しい。
明日からは時間と出来事を共有することもなくなる。
しかし人は
取り巻く状況は変化していく。
それは止められない。

卒業と、達成。一つの物語が幕をとじる。
さらなる高みにいくスタートを切る。

ここから去ったこと、悔やまないように生きるよ。
決心した。

生きてる場所とそこで何かしらをして生きてる自分に誇りを持つと、覚悟した。
今はとにかく周りに合わせて与えてくれたものをこなそう。

ありがたい、ありがとう。
終わりよければすべてよし。
最後がいい環境だと、今までのことがすべて許せる。単純な自分もありがたい。