一方で、太地町の追い込み漁で捕獲したイルカが世界各地に輸出されており、新聞記事によれば、財務省の貿易統計では2009年9月~2014年8月の鯨類などの生体輸出は計354頭。この間、太地町以外に漁による生体販売の実績はなく「ほぼ全てが同町で捕獲された小型鯨類とみられる」(水産庁関係者)のだそうで、輸出先は中国216頭、ウクライナ36頭、韓国35頭、ロシア12頭など十二カ国に及び、この中には米国1頭も含まれるとのこと。
実際に関わっていないので、この新聞記事を信用するほかないのですが、この記事の通りだとするとこれらイルカを購入した各国は世界動物園・水族館協会(WAZA)から日本と同じように改善・除名勧告を受けたのでしょうか?日本でイルカの保護を訴えている自然保護団体はこうした各国のことは言及されていないようですがどのような見解なのでしょうか?
この問題に限らず、世の中の事柄に対しては賛否両論があることは当然ですし、どちらかの立場に立つこともまた当然のことです。でも、どのような立場を取るにせよ、自分自身に対しても他者に対しても「公正」であるべきだと思います。「公平」は多分現実的に不可能だろうと思いますが、都合の悪い事柄もきちんと見つめる姿勢を持つことが必要だろうと思います。
さて、少し間が空いてしまいました。
今日はカンツォーネを取り上げます。
他にも多くの方々がそうであるように、私も昔のサン・レモ音楽祭が入り口になりました。
それまでにも、ミーナの「砂に消えた涙」なんて曲も大ヒットしており聴いたことがありましたが、60年代サン・レモ音楽祭の楽曲を聴くと日本の当時のヒット曲にはない明るくてメロディアスな歌の数々に魅了されたものでした。
1965年のサン・レモ音楽祭に出された曲は、以前にも触れたとおり佳曲が多くてどれも捨てがたい味があります。
そのなかで、「アイドル」として若いが故の人気ではなく本当に素晴らしい歌唱力で長く活躍してきた歌手にオルネラ・ヴァノーニ(Ornella Vanoni)がおりますね。
彼女の曲で最初に聴いたのが1965年のサン・レモ参加曲「Abbracciami forte」(邦題:強く抱きしめて)でした。彼女の歌にこもる雰囲気には他の歌手との違いを感じます、女優のようにドラマティックな歌がふさわしい方です。(裕福な家庭で生まれ、フランスやイギリスの大学を出ていることはずっと後で知りました。)
1970年のヒット「L'Appuntamento」(邦題: 逢いびき)は、BS日本の番組「小さな村の物語イタリア」のオープン・エンドテーマになっていますからご存じの方が多いはずです。
この「L'Appuntamento」は本当にしっとりした良い曲ですが、今回は、彼女が30歳の時にサン・レモで歌った「Abbracciami forte」を取り上げたいと思います。
画像で見るかぎり・・・ですが、彼女はさらに年齢を重ねた頃の方が素敵になっていったように思います。
男も女も、若ければ良いものではありません!それぞれの年齢の美しさがありますよね!!
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