シャンタル・ゴヤはかなり前に取り上げましたね、日本での最初のヒット曲だった『乙女の涙』でした。フランスでは1965年のヒット曲ですが日本での発売年がよく分かりません。でもこの当時はフランスでヒット・・・即日本でも発売される・・・くらいにフレンチポップスが盛んでした。本当に現在のポップスシーンを考えると信じられません。
ところで、このレコードのライナーノートは当時のDJの高崎一郎さんが書いています。今の若い人は高崎一郎って誰?ってちょっと前に「レデイス4」に出ていた人?感じでしょうけれど、70歳代60歳代で洋物を中心にラジオを聴いていた人たちには忘れられない名前です。大滝詠一さんも『少年時代のアイドル』と言っていたそうですよ(出典はウィキです)。
日本のディスクジョッキーの草分け的存在。ロンドンで外交官の子供として生まれた方で英語はネイティヴ級。日本初の深夜番組「オールナイトニッポン」の企画から関わりパーソナリティを務めるなど伝説的な方ですね。余りフランスもののライナーノートを書いていた記憶がありませんでしたが・・・(フレンチポップスは永田文夫さんが書くことが多かったと思います。)
シャンタル・ゴヤは1946年生まれ、ライナーノートによるとリセを卒業した後ケンブリッジに一年間行っていたと書かれています。大学なのか語学学校かは分かりませんが・・・でも容姿も他の「フレンチロリータ」に比べたらはるかに知的な印象でしたね。かなりの年齢になるまで(現在でも?)『歌のおばさん』としてテレビ出演しています。1990年頃まで子供の歌を歌ったCDが出されていますし、オフィシャルサイトもあって、ふつうアイドルの現在形なんて見たくないのですが、なんと昔と変わらぬ素敵な姿が見られます。
今日は、日本版『乙女の涙』のB面にカップリングされた「La Pluie du Ciel」(邦題:めぐみの雨)をお聞きください。