人の世の窓打ちにけり冬の雨 西嶋あさ子
毎月第2水曜日に行われている句会が終わり、添削や批評をいただいた句のさらなる推敲も一度終わりました。次は別の句会というか10ページほどの句紙への投句と選句を編集者に届けます。
何となく、毎月感じるままに20句近くを書きつけられるようになりましたので、句会に提出するために少しづつ推敲を重ねています。一日置けば全く違う発想が出てきたりしますので、なかなか「これ!」という決定に至らないことが多いですね。
私は、立派な大歳時記や電子辞書などを持っていないので、小さな「合本 俳句歳時記」一冊だけを使っています。病院で順番待ちの時など適当に開いたページを読んだりしています。
そんな時、歳時記にある例句の中に見つけたのが掲句です。
活きることを窓から眺めているような思いなのでしょうか?あるいはまったく逆に、この窓の中に居るのはまさに作者の人生そのものなのでしょうか?西嶋先生ならば、多分後者かな?「人の世の窓」という表現が素晴らしいというか哀しく切ない思いにさせられます。
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